対局日記#199 横歩取り

2021/12/13 練習
負け。

再戦で、もっと深いところに来た図。
△8五飛と回った局面は良しという認識があったので、少しズレた手を指してしまった。実際はまだ互角である。
▲9一角成△8九飛成▲8一馬△8六桂▲3四桂と進む。

ここですでに勝敗の分かれ道だった。
△3三玉▲2二桂成△7八桂成が正しい手順で後手良しになる。
△5二玉だと▲7二馬が詰めろになってしまうのが激痛だった。

すでに大劣勢だが、△3三銀とすればまだ粘れた。この桂を外さないとどうにもならなかった。


尺が大量に余ってしまったので、研究のおさらいでもしておこうと思う。

▲2七歩に代えて▲2六歩が以前研究していたものである。
△同飛▲2七歩△8六飛▲8八飛△同飛成▲同銀と進む。

以前は△6四角と合わせて互角という研究だったが、△8二銀があった。
▲同歩成△同金▲6二飛△5二飛と進める。

ここで▲6一飛成は△3一金で損なので▲6三飛成とするが、そこで△5一玉が好手。

全力でこの場を収めようとする手。
▲8四歩△7二金▲5二竜△同玉▲8三歩成△同金▲7二飛と進む。

まだまだ嫌味な局面が続く。
△6二歩▲7一飛成△3一飛▲7二竜△7三金▲8二竜△3三桂

この△3三桂がミソである。自陣に飛車を打っても良いのは、この手があるから。
▲9一竜△7二金▲8七香△7三桂で後手良し。

ここまで来るとはっきりする。
次に△4五桂を両桂跳ね狙っており、さらに飛車交換を迫っていく。これは陣形がまとまっている後手がかなり良さそう。

ということで△8二銀と角を外す手は大事な発見である。しっかり覚えておこう。

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