#15【夏ドラマ】すいか
じめっとした暑さが続く6月。
最近スイカを食べました。
夏の代名詞の割に、薄い長袖だと肌寒い時期から
ちょこんと売られてるロングラン野菜。
食べようとした日は雨が肌寒く、スイカ日和とは言えない日。
でも、素朴な味で喉を潤すスイカは、気怠さをあらい流すようで美味しかったです。
梅雨のスイカもアリカ。
スイカを食べたくなったのは、Huluで『すいか』をみたから。
2003年の7月に放送されていたドラマです。
今から20年前。信じられない…。
夏の下宿屋(その名も「ハピネス三茶」レトロなほっこりネーミング最高)の日常が描かれています。
主人公は35歳の女性銀行員。ずっと実家で家族と暮らしていました。そんな彼女の同僚で友人でもあった馬場が3億円を横領し逃走。
この大事件をきっかけに紆余曲折あって、ハピネス三茶に住むことに。
下宿屋の人々との関係を通して、自分自身の人生を見つめ直していきます。
幸せ、夢、お金、家族、友人、私。
深く考えようとすると煩わしいようなことを、下宿屋での暮らしの中で発見していく。
その自然な発見と変化に、見ながら何度もドキッとしました。
きっとこんな暮らしが、丁寧な暮らしのホンシツなのかもしれない。
さらっと暮らしているけど、向き合うこと、考えることで何かを発見するのかもしれなそうも思いました。
日常に潜む神秘(…大袈裟?)のようなものを感じられたドラマです。
気怠い6月に食べたすいかのように、スーッと洗い流された気分です。
また見返したいな…。
因みに、脚本を書いた木皿泉さんの小説、『昨日のカレー、明日のパン』も素敵な小説です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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