接種ワクチンの量、小柄の女性も大男と同じでいいの?
日本では幸い下火になっているCOVID-19ですが、ヨーロッパでは感染者が増加。それに歯止めをかけたいワクチン接種の義務化に対して激しく反発するデモもあり、たいへんな事態になっています。そのため少し影が薄くなってしまいましたが、少し前まで第6波対策として、11歳以下のこどもへのワクチン接種が話題になっていました。
それで思い出されるのが今年の5月、高齢者のワクチン接種が始まった頃のことです。96歳になる母は接種を拒みました。数十年前に、インフルエンザの予防注射をして、高熱を出してひどい目にあったのがトラウマになっているのです。そんな中、かかりつけのクリニックに伺った時のこと。もともと母は小柄でしたが、今は身長が140cmもありません。先生の前にちょこんと座って「私はこんなに小柄でございます。大男と同じ量のワクチンを接種するというのは、いかがなものでございましょうか。先生のご意見を伺いたいのですが」というので、おかしくなってなってしまいました。
先生は「いやいや、ワクチンはごく微量ですから、そんな心配はいりません」と苦笑。しかし11歳以下のこどもには、ワクチン量を少なくして接種していると報道されています。ということは、母の疑問は的を得たものだったのです。