【2024年5月2日 改訂】できる在宅ワーク(内職)
【重要】
当記事は18歳以上を対象としております。
もくじ
はじめに
【おことわり】2024年5月2日
以前投稿した当記事に、改訂などの加筆をいたしました。
また、筆者が7ヶ月間の内職を通じて色々と感じたことと、今後の取り組みを綴りました。
久しぶりのnote更新です。
10月から在宅ワーク(おもに学術研究への協力、アンケート回答、リスト作成、各種案内メール送信)(内職)の請け負いをスタートさせましたが、おかげさまで10月だけで本格的なプロジェクト(固定報酬制)案件を3件も担当させていただけました。しかも、幸運にも、きちんとしたクライアント様とお仕事させていただけたので、非常に感謝いたしております。
さて、今回は記事タイトルの字面だけを見ると怪しさムンムンですが(笑)、極めて健全な記事ですので、最後までごゆっくりお楽しみくださいませ。
この記事を読むだけで、皆様のスキルや経験に応じた在宅ワーク(内職)の案件が必ずや見つかりますよ。
今回の記事は、過去記事「ポイ活など活用術」を細部に渡って発展させたものです。
「ポイ活など活用術」
在宅ワーク(内職)に必要なもの
安全な在宅ワークは、おもに後述の在宅ワークプラットフォーム経由で仕事をするのが主流ですが、次のものが必須になります。
※後述するサブスクリプションサービスやアプリがなくても、基本的な文字入力やスマートフォンやパソコンの操作ができれば、アンケート系など比較的簡単な案件に参加できますよ。
・インターネット環境
・スマートフォン
・パソコン
・タブレット(デザイン系の案件におすすめ)
・Googleアカウント(無料)
・Google系のオフィスアプリ(無料)
・最新版のMicrosoft Office(タブレットやスマートフォンでも利用可能。無料や月額課金制のサブスクリプションサービスもあり)
・Adobeサブスクリプションサービス(PDF編集や画像・動画系作業に必要。月額課金制)
主なプラットフォーム
複数の在宅ワークプラットフォームを試して見ましたが、最終的に次の二つのプラットフォームが非常に使い勝手が良く、安全安心です。
クラウドワークス
【メリット】
・在宅ワークプラットフォームの老舗。
・比較的低い額から報酬の早振り出しが可能。
・案件掲載数が豊富。
・本人認証済みアカウントや認定アカウントによる案件に絞っての検索が可能。
・本人認証済みアカウントや認定アカウントの大半が、クラウドワークスの利用規約とルールをしっかり熟知している。
・怪しげな案件やアカウントへの取り締まりがかなり行き届いている。
【デメリット】
・怪しげなアカウントによるスカウトメッセージが頻繁に来る。このようなメッセージには絶対に返信せず、通報ボタンでの通報と、相手アカウントのブロックをしましょう。
・カテゴリ「事務・カンタン作業」内の「その他(カンタン作業)」には、赤ちゃんが見ても一目瞭然な詐欺案件が多いので要注意!
(怪しげな案件の例)「あなたの近所の喫茶店の画像送付」
・プロジェクト(固定報酬制)形式の案件の報酬が全体的に安い。
・報酬額から手数料が差し引かれる
・ユーザープロフィールへの入力可能文字数が限られている。
・スマホアプリの画面レイアウトが全般的に古くさい。
・本人認証書類にマイナンバーカードが利用できない。→2024年4月より利用できるようになりました。
Lancers(ランサーズ)
【メリット】
・後発の在宅ワークプラットフォーム。
・大手企業や大学などの学術・教育機関による安全な案件が豊富。
・プロジェクト(固定報酬制)案件の報酬が全般的に高い。
・スマホアプリ、公式サイトともに、画面レイアウトが見やすく斬新。
・本人認証済みアカウントや認定アカウントによる案件に絞っての検索が可能。
・入力可能文字数の範囲内で、プロフィール欄に多数の情報を入力できる。
・パッケージとして、自分のスキルと仕事へのオファーを広く宣伝することが可能(自分のブログやSNSに広告として掲載することもできますよ)。
・怪しげなスカウトメッセージが来ない。
【デメリット】
・クラウドワークスと比較すると、案件掲載数が少ない。
・報酬の早振り出しは、かなりの額になってからでないと出来ない
・報酬額から手数料が差し引かれる
・本人認証済みアカウントや認定アカウントであっても、あらゆる局面において利用規約やルールを遵守していないケースが多い。
逆に言えば、本人認証済みでないアカウントのほうが、利用規約やルールを遵守している率が高い。
・怪しげな案件やアカウントへの取り締まりが後手後手。案件そのものは削除されても、アカウントが凍結されないケースが多い。
・クラウドワークスと比較すると、案件の募集要項に仕事内容を明確に記さないアカウントが多い。
・きちんとした企業などによる、プロジェクト案件への提案者(応募者)がいつも殺到しやすい。
【必読!】非推奨のプラットフォーム
皆様の中には、先述の大手在宅ワーク専門プラットフォームを存じ上げないかたのほうが圧倒的に多いと思われます。
しかし、ブログ、X(Twitter)、Instagram、TikTokなどのブログ・SNS系のプラットフォームに掲載されている案件の投稿・PR投稿は下記に該当する疑いが極めて高いので、
これらは副業や在宅ワークや内職とは言えません。
※先述の副業プラットフォームや大手求人サイトや人材サービス会社や行政などの企業・機関によるPR投稿(地方自治体による、Uターン・Iターンの案内など)は、全く問題ありません。
投稿の特徴
・【シニア層要注意⚠️】
実在する著名人(おもに文化人や実業家や投資家やYouTuber)やテレビ番組の画像や動画を無断使用・加工した、オンラインセミナーや投資の偽著名人投資詐欺広告。
れっきとした本人や番組監修案件かと見紛うほどに、巧妙な手口で投稿を作成している模様。
【参考動画】
※この話題は、2023年11月10日の羽鳥慎一モーニングショー(テレ朝)でも取り上げられたほどです。
【2024年5月2日追記】
しかしながら、その後も被害は拡大し、各テレビ局で注意喚起を含んだ特集を度々放送するようになりました。
勝手に名前と顔写真を使われた著名人の皆様と、偽広告による被害に遭われた方たちが、当該SNSプラットフォーム本社に抗議を出すようになりました。
こちらの記事も是非お読み願います。
「【緊急】注意喚起ならびにMeta社に物申したいこと」
・【女性、若者要注意⚠️】
個人ユーザーによる、かわいめのテンプレートや札束やブランド品や高級ディナーの画像付きの投稿や、射幸心を煽った本文など、「楽して稼げる」などと強調した投稿。
これらの投稿に用いられた画像の大半は、ネット検索で拾ったアジア人女性の画像や、フリー画像サイトやよそのサイト(動画サイト含む)に掲載されているもので、架空の女性になりすました業者によるスパム投稿の疑いが顕著。
実際、これらの中には、恋愛感情を巧みに利用した国際ロマンス詐欺が多く見られます。
なかには、認証マーク(カネさえ払えれば誰でも取得できるSNSもあり)を獲得している輩もいますが、認証マーク付きだからといって、油断は禁物!
・投稿者のLINEへの友だち追加を促している(追加をしたが最後!あなたの個人情報が盗まれてしまいます!)
・DMで勧誘が来るケースもあり(DMはなるべく、相互フォローからの受信に限定しましょう)
上記の投稿の狙い
・いわゆる闇バイト
・投資詐欺への誘導
・ネットワークビジネス(ねずみ講、MLM)への勧誘
・法外な値段の情報商材代金やセミナー費用搾取
・フィッシング詐欺
・国際ロマンス詐欺
・個人情報収集のみを目的
・アダルトサイトへの誘導
・違法性の強い非合法ギャンブルサイトへの誘導
皆様におかれましては、これらの投稿には、絶対にアクセスやいいねなどしないようにしましょう!これらの投稿を見つけたら、ただちにプラットフォームの運営に違反報告してブロックを!
違反報告したことは相手にはバレないので安心を。
特に、スマートフォンデビュー(=インターネットデビュー)したての中高年以上のシニア層の皆様、バイトを探し中の学生さんは、充分に注意しましょう!
※もしも、この記事を読む前にこのような案件と連絡をやり取りしてしまったり、契約を結んでしまった場合は、ただちに相手のブロックとあなたのアカウントを削除し、お近くの警察や消費者センターに相談しましょう。
在宅ワークの種類
クラウドワークスやランサーズとも、掲載案件の形式は、大きく三種類に分類されます。
時間報酬制や求人と称した案件もありますが、本記事では割愛させていただきます。
【タスク形式】
・大学の研究室などの学術機関による、研究目的のアンケート調査。
・少数のデータ入力
・企業による、商品開発に向けたアンケート(デザイン案やパッケージ案を問うアンケートなど)。
・システム開発・メンテナンスへの参考材料目的での、インターネット検索の結果を入力。
・個人のWEBライターさんによる、様々なテーマのアンケート(まれに、ライター募集や動画スクールの案内など勧誘的なアンケートも見受けられるので、要注意!)。
【コンペ形式】
・お店や企業やアイドルグループなどのネーミングやキャッチコピーの募集。
・ポスターやパッケージデザインの募集。
【プロジェクト(固定報酬制)形式】
・ExcelやGoogleスプレッドシートを用いてのデータ入力、リスト作成案件。
・大学の研究室など学術機関による、研究への協力案件(専門知識不要)。
・問い合わせフォームへの、各種案内メールの送信。
・記事の執筆
・グラフィックデザイン
・テープ起こし
・翻訳
・その他、専門性の高い仕事
仕事の流れ
請け負いたい仕事の形式により、仕事開始までの流れが異なります。
【タスク形式】
1.先着順で作業可能。事前応募の必要なし。
2.在宅ワークサイト・アプリで案件を見つけ、案件の概要と注意事項と作業手順を熟読し、作業開始ボタンを押し、作業手順に従って作業を進める。
3.作業完了。後日クライアントより報酬が支払われる。
【コンペ方式】
1.在宅ワークサイト・アプリで案件を見つけ、案件の概要と注意事項を熟読し、案件の概要に沿った成果物(名称やデザイン画)を作成して納品。
2.結果は後日応募者に、在宅ワークサイトのメッセージ機能にて届く。
【プロジェクト(固定報酬制)形式】
1.在宅ワークサイト・アプリで案件を見つけ、案件の概要と注意事項を熟読し、応募(提案)ボタンを押してエントリー。
エントリー用のメッセージ本文には、必ず次の点を記載すること。
【注意】案件の概要や注意事項を熟読しても不明な点があれば、応募前に必ずクライアント側に問い合わせましょう。
・「仮払い(契約)前のサービス外連絡(電話・郵送・LINE・メール・zoomなど)ならびに入力テストは固くお断り(各プラットフォームで全面禁止されているため)。
仮払い(契約)後の連絡のやり取りについても、内職プラットフォームのメッセージ機能経由でのみお願いしたい。
それができない場合は、当選者候補から当方を除外していただきたい」
※内職プラットフォームのメッセージ機能は、運営側がすべてのアカウント同士のやり取りの記録を監視しているので、安心安全です。
クライアント側がプラットフォーム外での連絡のやり取りを多用する背景には、なにか後ろめたい事情があると思われます。
現に筆者自身、内職プラットフォーム外での連絡のやり取りなどで嫌な思いを受けたことが何度かありました。
ここに、一例を示します。
内職での、つらかった経験
【内職プラットフォーム外での連絡のやり取り】
・クライアント側からの指示や作業マニュアルに従って作業しただけで、こちらは何もいじっていないのに、「勝手に数値を修正したでしょ?」と疑いの目をかけられた。
その後、そのクライアントから具体的な根拠や理由を示さずにいきなり契約を途中で打ち切られ、報酬額が当初提示された額の半額以下に。
・仮払い(契約)後にいきなり納期を早められたり、作業量の200件分追加を言い渡された(その分の報酬額は、ちゃんといただけました)。
しかも、某SNSのアプリで毎日大量に検索するノルマを課せられました。
数年間も使っていない予備のアカウントを使い分けて大量に検索しましたが、SNS運営から一時的に制限をくらったり、アカウントのひとつが凍結されてしまいました。クライアントと内職プラットフォームには報告済。
この手の作業は、心身ともに健康で能力がありながら学校にも仕事にも行っていない、一日中スマホやパソコンやゲームに没頭している男性が作業するに相応しいのでは?と痛感した次第。本業をお持ちの方や、家事などで多忙な方には向いていない、タイトな作業スケジュールだと感じますね。
おそらくは、当選者の選定に難があるかと思います。
・これはクライアントレベルではなく、検索作業を行なったSNSレベルの問題ですが、
過去記事参照
見る人によっては不快に感じやすいデータを作業期間中に多数目にしてしまいました。
当該案件のクライアントの本来の目的は、このようなデータの収集だったのか?と推測。
今後は、内職プラットフォーム外での連絡のやり取りを強調する案件については、お断りさせていただくことにいたしました。
【発注ルールと発注スケジュール】
・発注ルールや発注スケジュールをお守りいただけないクライアント。
仮払い(契約)時点で当方に下さるはずの作業用データが未完成だったため、仮払いから作業開始まで7日間も待たされた。
その作業用データも一度にすべて下さらなかったり、報酬額の支払い日を当初の一ヶ月以上先に変更された。
そのため、双方合意のもとで契約終了させていただきました。
・ある日突然、作業用の共用ファイルにいきなりアクセスできなくなり、内職プラットフォームの運営を通じて何度連絡しても返信が来なかったため、こちらから途中終了させていただいた。
しかし、クライアントは、その後も正式な謝罪のひとことなど下さらなかった。
・きちんとしたクライアントによるタスク案件のアンケートに回答したが、報酬額の支払いが一ヶ月後だった。
・ライティングのタスク案件に参加したが、文章がおばさんくさいのか、承認されなかった。
【不適切な募集要項と案件キャンセル】
・「障がい者優遇」と謳った案件を出したクライアント。
てっきり、障がい者を優先的に当選させる一般案件かと思いきや、障がい者側に月額利用料金の支払いが課せられる、就労移行支援事業所の利用者募集だとわかったのですぐさま応募取り消しさせていただきました。
それに、当方は長年の社会人経験と受傷後の内職歴があるため、就労移行支援事業所利用対象者には該当しないと判定されています。
応募後に送られて来たメッセージでは、内職プラットフォームで禁止されているはずの、契約前の公的身分証明書画像の提出を求めているので、運営に通報しました。
内職プラットフォーム各社では、契約前の個人情報の提出要求とユーザー側が金銭の負担をする案件の掲載は全面禁止されています。
・内職プラットフォームで募集されている案件に公開初日に応募したのに、「知人に紹介された人間にお願いした」との理由で募集キャンセルになった。
・優良案件にせっかく当選できたが、仮払い(契約)直前になって、クライアント側のやむを得ない事情により案件自体がキャンセルになってしまった。
・予算額を応募者に提示してもらう案件だったので、こちらから報酬額と料金体系を提示した。
しかし、予算オーバーと言われ、破談。
・案件に応募したら、募集要項には記されていない、「作業は当社オフィスで行なってもらう。昼食付き」との補足が後日アップされたので辞退した。当方はまだリハビリ中なので遠出できないため。
・ランサーズでは案件募集への当選者が発表されるのですが、当選者の都道府県が募集主のそれと同じだったことに疑問。
たまたまや、リピーターさんなら問題ありませんが、募集要項では記されていない直接の面会(打ち合わせ)が含まれているのではないかと推測。
・数ヶ月前に応募した案件へのお祈りメールが忘れた頃にやって来た。
お祈りメールすら下さらなかったり、まだ締め切っていないのに応募後秒でお祈りメールをくださる企業が多いだけに、ありがたく感じました。
・本人確認済みのクライアントによるタスク案件のアンケートへの回答を開始したが、アンケートの設問がJ-POPの音源の無断転載(おそらくは無断転載の無断転載)だらけだったので、すぐに作業取り消しして、クライアントを運営に通報してブロック。
タスク案件であっても、利用規約違反が疑われる案件は回答を中断しましょう。
このように、もう二度と応募やお仕事したくないクライアント、何度応募しても当選させていただけないクライアント(しかも、れっきとした大企業に多い)については、折を見てブロックしています。
その一方で、以前に当選させていただけたクライアント様から久々の御依頼をいただけた時は、いつも非常にありがたく感じます。
良質な作業内容を提供してくださっている、発注ルールを熟知している誠実なクライアント様とは、今後も末長くお付き合いさせていただきたいですね。
2.クライアントからの当選メッセージに従い、仕事を引き受けるかどうか決める。残念ながらお祈りメッセージが届いた場合にも、「また次の機会にお世話になります」と返しましょう。
【注意⚠️】
契約前に「電話(zoom・Skype・チャットワークスなどの手段も含む)で作業手順を説明するから…」などと、プラットフォーム外での連絡を提案してきたら、多忙や体調不良を理由に辞退しましょう。
先程説明したように、仮払い(契約)前のサービス外連絡と入力テストやオンラインミーティングは、ルール違反です。
3.仕事内容や報酬などの条件に合意したら、契約ボタンを押して作業を開始しましょう。クライアントにも、「ただいまより作業に着手いたします」とメッセージしましょう。
4.作業中の不明点は、すぐにメッセージ機能で質問しましょう。
5.作業がすべて完了したら納品し、クライアントにメッセージで報告し、クライアントを評価しましょう。
6.クライアントによる検収(成果物のチェック)後、アカウントに報酬が入金されます。銀行口座への振り込みのタイミングは、各プラットフォームのユーザーガイドで確認を。
案件の探し方
契約はしたものの、「話が違う!」、「こんなはずじゃなかった!」などと悲惨な思いをしないように、次の点に充分気をつけて探しましょう。
これなら、ご自身に適した安全な案件やクライアントに出会えますよ。
注意点
・【必須!】案件を探す際は、検索条件に「本人認証済みアカウント」を設定したり、依頼主のプロフィールに詳細情報が入力されているアカウント、過去の作業者による評価が高いアカウントを主体に探しましょう。
・アンケートやクチコミや少数のデータ入力案件は、仕事形式を「タスク」のみに絞り込みましょう。
「プロジェクト(固定報酬制)」の場合、後述するような怪しい案件に出くわしてしまう危険性があります。
・リスト作成や案内メール送信やデータ入力やデザインなど専門性の高い案件は、仕事形式を「プロジェクト(固定報酬制)」と「コンペ」のみに絞り込みましょう。
・プロジェクト(固定報酬制)の案件の場合、応募締め切り日と作成量とご自身のスキルとライフスタイルと納期の兼ね合いに充分気をつけましょう。
・お仕事は、スケジュールや体調に無理のない範囲内でこなしましょう。
また、優しいクライアント様や問題無い仕事内容であっても、少しでも違和感やギャップを感じたりスケジュールや体調との兼ね合いが合わなくなった場合は、頃合いを見て途中での業務終了や今後の仕事依頼の辞退を申し出ましょう。
・クライアント様による低い評価をいただいた案件と同じタイプの案件は、以降は撤退しましょう。
筆者自身、他の案件に比べて評価が低かった案件や、星ひとつすら下さらなかった案件と同タイプの案件には二度と応募しないようにしたり、プロフィールから当該スキルを削除しています。
人にはどうしても得手不得手があるので、自分自身の得意分野に絞ってお仕事することが大切ですね。
・案件を募集しているアカウントが過去に募集した案件も確認しましょう。怪しげな案件が含まれている場合は、作業やエントリーを見合わせましょう。
・本人認証済みアカウントや認定アカウントであっても、次のようなアカウントや案件は、ブロックや非表示にすること。
NGアカウント
・どう見ても架空の人物だと思われる、不審なユーザー名。
・プロフィールアイコン画像がネット拾い画(明らかに別人の顔写真)、よその動物の画像、著作権違反(アニメや漫画、芸能人)、「いらすとや」などのフリー素材サイトからの引用。
・プロフィール文なし。
・プロフィール文がやたらと短い。
・プロフィールに記されているURLが怪しい内容だったり、リンク切れ。
・当該アカウントが募集した過去案件を請け負った作業者達による評価が極めて低い。
・当該アカウントが募集した過去案件を請け負ったワーカー達によるコメントに「途中終了してすみません」や「お役に立てずにすみません」や、「高圧的だった」や「ルーズな対応だった」などネガティブな内容が多い。
・過去の作業者達による作業完了率が低い。
NG案件
すべての案件がそうとは限りませんが、ひとめでNG案件かどうか簡単に見極めやすいポイントをまとめました。
・案件概要に、特定の性別・身分からの応募大歓迎(学術研究や商品開発に際した案件は除く)との文言があったり、応募時に性別や個人情報の入力や身分証明書画像の提出を要求してくる。
例)性別に関係しない内容のデータ入力やテープ起こしなのに、特定の性別からの応募を歓迎する概要文やアイコン。
・概要文の行間が極端に広い。
・他のクライアントによる募集と似たような概要文(ネットワークビジネスやMLMなどへの勧誘目的を隠した、集団でのコピペ投稿の可能性が極めて高い)
・本文中の日本語が怪しい、応募予定者に対する敬語がなっていない。(例.「〇〇の作業をやってもらいます」、「お応募おましておます」、など)
・高度の専門知識を有する案件を除き、募集開始後数日間経過しているのに、応募者0名か少ない(ユーザー側で検索条件からの除外や先回りブロックかけているか、怪しさを感じて応募を見合わせたユーザーが多いと思われる)。
・報酬額が極端に安いか高い
・報酬額の表記が誤解を招く
たとえば、報酬額が200,000円でも、募集人数が1,000名の場合は、報酬額はひとり200円になります。
正式な報酬額は、募集人数で割って確認しましょう。
・案件タイトルに次の文字や単語を含んでいる
■ハートマークなどの記号
■副業、モニター、フリマ、zoom、どしどし、どんどん、じゃんじゃん、長期、DM、スカウト、ライバー、配信者、画像送付、通販サイト・フリマアプリ名、アプリ、スキマ時間、隙間時間、スキマ、らくらく、ラクラク、楽々、商品受け取り、スマホで完結、動画、視聴、高額、テレアポ、成果報酬型、オンライン、稼ぐ、ガッツリ、お小遣い、誰でも、どこでも、いつでも、スマホ一台、パソコン一台、スマホひとつ
→これらの大半はステルスマーケティングや、有料スクールやネットワークビジネス(ねずみ講、MLMなど)への勧誘目的が疑われる案件です。
・案件概要文に次の文言を含んでいる
■「柔軟な対応」、「臨機応変」→リスト作成やデザインや映像編集など専門性の高い案件なのに、このような文言は不要かと。おそらくは、案件概要やメッセージ機能では書けない、やましい作業内容が予想されます。
■「詳しい作業内容は追って連絡」→利用規約違反が疑われる案件の疑いが強いので、絶対に応募しないように!
■「当方、◯児のママです」などと、募集内容と無関係な文言→おもに女性や主婦をターゲットにした案件の募集内容によく多用されていますが、有料スクールやネットワークビジネスなどへの勧誘や、荷物発送丸投げなどの利用規約違反案件が疑われます。それに、先の文言についても、架空の設定である可能性もありえます。
■「途中で投げ出さないこと」、「秘密厳守で」→高額転売に使用する人気アイテムの立て替え購入案件に見られます。
案件タイトルでは「抽選作業」や「商品管理」と銘打っていても、案件概要にてようやく、高額転売目的での購入依頼を匂わせる文言が登場。
おそらくは、悪事に加担していることに気がついたワーカーが契約解除を申し出ることが続出しているかと。
・LINEやチャットワークス(chatworks)やzoomなど、メッセージ機能「外」での連絡のやり取りを強調(例 「専用LINEに繋がってもらいます」など)。
・作業内容に対して、応募締め切り日から納期までの期間が極端に短い。
例えば、2000件のリスト新規作成なのに、応募締め切り日から納期まで二日間しかない案件など。
要注意案件
本人認証済みアカウントや認定アカウントによる案件であっても、案件タイトルで釣り、案件概要に怪しげな内容が含まれている案件が見受けられます。
おもにプロジェクト(固定報酬制)案件に多く見られますが、近年ではタスク案件にも介在します。
このような案件は「仕事」や「作業」とは言えないので、絶対に応募や作業などせず、プラットフォームへの違反報告とアカウントのブロックをしましょう!
下記は、代表的な一例です。
ショッピング系
「抽選業務」、「買い物代行」、「商品受け取り」
→高額転売に使用するであろう、人気アイテム(おもちゃ・ゲームソフト・トレーディングカードやアパレル品など)の公式サイトやコンビニへの抽選購入予約依頼。
商品をワーカー側の立て替えで購入し、クライアントに送ってもらう作戦。
「海外在住者向け。ブランド品の受け取り、買い付け」
→同じく高額転売使用目的での、海外の支店での高級ブランド品の立て替え購入依頼。
日本では厳しいので、海外在住の日本人に立て替えで購入させて、日本のクライアントに送ってもらう作戦。
「スマホで完結。主婦さんママさんのスキマ時間におすすめのラクラク作業」
→クライアントが営む個人ネットショップ(違法スレスレの商品や品質の低い商品、転売目的で購入した商品を取り扱っているケースが多い)の在庫をワーカー宅にどかっと送りつけ、ワーカーに購入者への商品発送や梱包を丸投げする案件。
当然、宅配便代金や郵送料はワーカーが立て替え。
これらのように、一時的にでもワーカーに金額負担を強いる案件は、在宅プラットフォーム各社のガイドラインに違反します。立て替えたお金がワーカーに戻ってこないなどの被害が多いと思われます。
また、高額転売目的での集団購入のせいで、小さなお子さんやファンなど本当に必要としている方達が購入できなかった事例があります。
しかし、残念ながら、日本の法律で高額転売目的での購入で取り締まれる対象は、チケット(コンサートやスポーツなどの)しかありません。
願わくば、チケット以外の物品やサービスにも対象を拡大して欲しいですね。
データ入力・アンケート系
「誰でもできる、簡単データ入力」
→クライアントの気に入らないサイトの集団スパム通報呼びかけ。しかも、タスク形式として募集されていた。
報酬を与えての集団通報の呼びかけならびに他サイトへの誹謗中傷や営業妨害行為は、在宅プラットフォーム各社のガイドラインに違反します。
「コピペでらくらくデータ入力」
→フリマアプリへの、ワーカーの手元にない商品の大量登録作業。
フリマアプリのシステムやサーバーに負荷を与えてしまうなど運営の妨害につながる行為であり、無在庫販売案件を禁止している、在宅プラットフォーム各社のガイドラインに違反します。
※中小企業やメーカーや有店舗の個人商店による、自社製品(商品)の自社サイトや通販プラットフォームの自社ページへの登録案件は、全く問題ありません。応募に際しては、募集主のプロフィールを見て判断しましょう。
「芸能人に関するアンケート調査」
→案件概要文内にて、いわゆる炎上・毒舌系のお笑い芸人さんやタレントさんやYouTuberさんをリストアップし、彼らに関する悪口クチコミを募集。
プロジェクト(固定報酬制)形式だけではなく、タスク形式として募集されている手口も。
人の悪口を募集して、何が楽しいの?
「SNS管理」、「公式サイト動作確認」、「クチコミチェック」、「アプリの動作確認」
→クライアントの自社新アプリの宣伝を目的としたインストール依頼、クライアントが指定する飲食店について、大手グルメサイトや地図サイトへのクチコミ投稿。
これらは主にプロジェクト(固定報酬制)形式で募集され、メッセージ機能で初めて仕事内容が説明されます。
しかし、最近は、タスク形式で添付ファイルのそのまた添付ファイルで仕事内容を説明する巧妙な手口が増加しています。
「副業初心者の皆様へ。思いや体験談を聞かせて!」アンケート
→いわゆるまとめサイトのWEBライター募集の案件に多いですが、後述するネットワークビジネス(ねずみ講、MLM)や有料スクール・セミナーへの勧誘を目的にしている案件も紛れ込んでいます。
タスク制の案件であっても、少しでも怪しいと感じたアンケートや作業には、絶対に応じないようにしましょう。
動画編集・モニター系
「機械オンチでも大丈夫♡ラクラク動画編集で稼いでリッチな生活を。セミナー、マニュアルあり」、「zoomで会話するだけ」、「研修用動画の視聴テスト」
→これらの概要文には顔文字や絵文字を多用したり、言葉遣いや文法がほぼほぼ同じなので、いわゆるネットワークビジネス(ねずみ講、MLM)への勧誘だと断定できます。
zoomや動画の内容は、これらの説明や有料説明会だと思われます。
ネットワークビジネスのたぐいは、ワーカー側に多額の金額の負担を強制し、人格破滅や一家離散などの末路を辿るようになってしまいます。
ラクして儲かる仕事なんて、この世の中にはひとつもありませんよ!
筆者は自分で楽しむ用の動画をスマホアプリで暇つぶしに作っていますが、数秒あれども動画編集はラクラクではありません(笑)細かな神経を使う作業で、全身を酷使してしまいます。
クラウドワークスではこの手の勧誘メッセージがたまに来ますが、筆者は返信せずにブロックしまくっています。
クラウドワークスでは「辞退メッセージを送りましょう」と公式に呼びかけていますが、それだと相手にアカウントが稼働していることがバレてしまうので、「ブロックと違反報告を」に変えるのがよろしいかと。
「当社製品の体験モニター。商品は差し上げます」
→おもに中高年以上の女性をターゲットにした、自社製品(健康器具やサプリメントや化粧品など、身体に負荷を与える商品が中心)のモニター案件ですが、ステルスマーケティング(いわゆる、ステマ)案件を禁止している、在宅プラットフォーム各社のガイドラインに違反します。
また、薬事法違反スレスレ案件にも該当し、摂取・使用による健康被害や怪我の責任の所在があいまいです。案件概要への禁忌の記載と、案件概要の熟読と理解が必須ですね。
もしも…
「話が違う!」、「金銭を要求された」、「仮払い(契約)前なのに、電話で業務内容を説明する、とのメッセージが来た」、「報酬が支払われない」などのトラブルに遭遇したら、当該プラットフォームに違反報告しましょう。
違反報告したことはクライアントには一切伝わらないので、泣き寝入りせずに報告しましょう。
また、かなり悪質な場合には、国民生活センターやお近くの消費者センターや警察にも連絡しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
情報機器の普及といわゆるコロナ禍以降、リモートワークが活発化していて、一般の求人サイトでも完全リモートワークの案件が掲載されています。
こんな時代だからこそ、皆様がそれぞれのスキルや経験に合致した安全な在宅ワーク案件にありつけ、安全なクライアントとの共同作業ができる願いを込めて、書き上げました。
クライアントや案件をきちんと判別するスキルと、契約させていただけたクライアントへの愛情とやる気と体調管理能力があれば大丈夫!
さあ、あなたも、レッツトライ!