安全な引用投稿
著名人投稿の引用
この記事
で取り上げた世界的短文プラットフォームの老舗Twitter(X)
引用投稿が相手に伝わってしまい、他のユーザーにも見れてしまう欠点があり、しばし、投稿元の著名人と引用者の間でのトラブルが多発しています。なかには、自分の個人情報が容易に特定されやすい投稿を抱えている人間が、ふと軽い気持ちでいち個人としての見解付きで引用しまうケースも見受けれます。
しかし、投稿元の著名人本人や彼らのファンに見つかってしまい、著名人本人が深く傷ついたり怒りを露わにして、引用者との言い争いに発展してしまうケースも。
なかには、引用者の所属先などの個人情報が容易に特定されてしまい、いわゆる炎上系アカウントやまとめサイトに転載され、日常生活に支障をきたしてしまった事例も。
いわゆる著名人本人アカウントのなかには、本人が直接管理しているものもあり、相互フォロワー以外からの通知をオフにしていない限りは、いかなる投稿であっても本人に伝わってしまいます。
仮に、アカウントに鍵をかけて引用投稿したにせよ、件数としてカウントされるので、投稿元の著名人が不審に感じてしまうケースも見受けられます。
実際、悪質な返信などが寄せられてしまったことを苦に、スポーツ選手が自ら命を絶たれてしまった事例がありました。
著名人本人アカウントを運用されている著名人の皆様は、投稿内容のチェックやアカウント管理をマネージャーや専門スタッフに一任することが適切です。
ニュースサイト記事URL引用投稿
また、ニュースサイトの記事のURLを貼っての自分の見解付きの投稿の場合も、Twitter(X)のトレンド欄や炎上系アカウントで論議が交わされているさなかの話題ならば、キーワード検索で見つけたユーザーによる、心無い反対意見付きの不快な引用投稿が来てしまうリスクが高いです。
しかし、家族や友人との会話にとどめず、SNS上で備忘録がわりに意見を記録したいとお感じの方はかなり多いと思われます。
次の項では、安全な引用方法について説明いたします。
安全な引用方法
Twitter(X)には、引用投稿拒否・非表示機能は実装されていません。
ならば、同様の他プラットフォームへの引用投稿という形式で投稿することが最善策に他ならないです。
これなら、誰にもわからずに引用投稿することが可能です。
Threads(スレッズ)
Threadsは開始して日が浅く、まだまだ発展途上です。
しかし、X(Twitter)同様、再投稿や引用したアカウントが見れてしまいますが、個別の投稿をクリックして「再投稿」や「引用」をクリックしない限りはわかりにくいです。
mixiの「mixiチェック」「つぶやき」機能
言わずと知れた、国産SNSの長老。
ひと昔前は完全招待制でしたが、現在は、どなたでも無条件で利用できます。
mixiの「mixiチェック」・「つぶやき」機能は投稿ごとに表示範囲を設定できるので、非公開でも安心してつぶやくことが可能です。しかも、ニュースサイトやニュースアプリからも直接投稿することができます。
mixiは現在も変わらず運用されているので、昔入会できなかったかたも、この機会に入会してみてはいかがですか?
「755」(ナナゴーゴー)などの公開型短文アプリ
残念ながら非公開にできる設定はありませんが、どうしても公開で引用投稿したい方にはうってつけです。
「瞬間日記」などの非公開型短文アプリ
基本、すべての投稿がユーザー本人のみの公開になっているので、自分だけで引用投稿を楽しみたい方におすすめです。
ブログ
短文プラットフォーム・アプリには収まりきれない、ご自身の主張や見解を述べるのに最適です。ただし、インターネットのブラウザ検索で引っかかってしまう危険性があるので、細心の注意を払って投稿しましょう。
まとめ
ともすれば、ふとした引用投稿や返信が思わぬ形で炎上してしまい、元投稿主・引用投稿者双方にとってマイナスになってしまう危険性をはらんでいる、Twitter(X)。
名称を変更したことを機に日々進化を遂げてはいますが、残念ながら、利用者全体へのマナーの周知や誰もが安全かつ快適に利用できる機能の導入などが全然進んでいないのが現状。
このような事態が改善されるまでは、機能によっては、同業他社による同種のプラットフォームと併用することを強く勧めたいと感じ、今回の記事につながりました。
世界中の人々の誰もがお互いを尊重して安全安心かつ快適にSNSを利用できる。
そんな日が到来することを願ってやみません。