電子マネー・バーコード払い活用術
【重要】
当記事は20歳以上を対象としております。
はじめに
IT技術の進歩により、電子マネーやスマートフォンを利用した支払いが主流になりつつある昨今。
特にコロナ禍突入以降は、感染防止の観点から、スマートフォンを利用したバーコード払いやプリペイド式クレジットカードの普及が急速に進みました。
本記事では、一般的に広く知られていない電子マネー&バーコード払い活用術について説明いたします。
最後までごゆっくりお楽しみください。
もくじ
多種多様な支払い方法
電子マネーやバーコード払いの最大の魅力は、次の通りです。
・クレジットカードでの支払いやポイ活(「ポイ活など活用術」参照)
で貯めたポイントのチャージが可能。
・バーコード払いでは、一部プリペイド式クレジットカードや銀行口座の紐付けが可能。
・AndroidスマートフォンはGoogle ウォレットというアプリ、iPhoneは Apple Payというアプリにカードを発行したり、手持ちのプリペイド式クレジットカードを紐付けすることが可能(カードによってはできない場合があり)。
・Google ウォレットやApple Payにプリペイド式クレジットカードやデビットカードを紐付けた場合、支払いはID(アイディー)かQUICPay(クイックペイ)扱いになります。
IDの目印
QUICPayの目印
お使いになりたいカードがどの支払いに該当するかは、Google ウォレットやApple Payの画面上にてご確認ください。
※Google ウォレットやApple Payや楽天ペイやPayPayに対応していないリアルカード(プラスチック製カード)や、IDやQUICPayやバーコード払い支払いシステムを導入していない店舗の場合は、「クレジットカードでお願いします」と伝えましょう。その際、カードの暗証番号の入力を求められる場合がありますので、暗証番号を覚えておきましょう。
また、バーコード払いやプリペイド式クレジットカードによっては、ポイントが貯められたり、ポイント還元特典があるところや、翌月後払いでのチャージができるところもあります。
ここからは、電子マネーの種類やプリペイド式クレジットカード・デビットカード、バーコード払い、キャリア(携帯電話利用料金合算)払いについて説明いたします。
電子マネー
ガラケーのおサイフケータイ時代から長きに渡って愛されている、大御所的な存在。
交通系(Suica・PASMO・ICOCAなど)
・Suica・PASMO・ICOCAは、Google ウォレットやApple Payへのモバイルカードの発行が可能。定期券機能を載せることも可能。
・クレジットカードに加え、一部プリペイド式クレジットカードや現金でのチャージが可能(詳細は公式サイト参照)。
・鉄道会社系クレジットカードや鉄道会社系ポイントカードとの紐付けにより、ポイント二重取りが可能。
・カード1枚あたりのチャージ限度額が20,000円。
独立系(楽天Edyなど)
・楽天Edyは、Google ウォレット版あり。
・楽天ポイントのチャージが可能。
・利用できる店舗が限られている。
流通系(WAON・nanacoなど)
・イオン系のWAON、セブン&アイ・ホールディングス系のnanacoなど、流通企業グループ向けの独自電子マネー。
・ポイントのチャージに加え、系列スーパー・コンビニなどやネットスーパー利用時にポイントの代金充当が可能(店舗や商品により異なる)。
・WAONやnanacoなど、Google ウォレットやApple Payへのモバイルカードの発行が可能なカードもあり。
プリペイド式クレジットカード・デビットカード
審査がなく、保護者の監督のもとにお子さんが使用できるなど、どなたでも使用できる点が最大の魅力。
キャリア系(dカードプリペイド・au PAYプリペイドカード・ソフトバンクカード(ソフトバンク回線契約者のみ対象))
・電話料金合算払いでのチャージ(携帯電話会社により、利用可能対象者が異なる)・クレジットカードからのチャージ・一部プリペイド式クレジットカードからのチャージ・銀行振込でのチャージが可能(携帯電話会社により異なる)。
・Google ウォレットやApple Payへの紐付けが可能。
・ネットスーパー利用時に購入可能な商品が限定されたり、価格の変更などにより一時的に二重引き落としが発生してしまうケースあり(返金には1週間以上かかる)。
独立系(LINE Pay・メルペイ・ファミペイ・バンドルカード・BANKIT・Kyash・ultra pay ・B/43・MIXI Mなど)
・LINEやメルカリなど、普段利用しているアプリに内包されているケースあり。
・初回登録時に、顔認証と身分証明書(主に、運転免許証やマイナンバーカード(マイナンバー通知カードは不可))の登録が必要なケース多し。
・バーチャルカードとして、Google ウォレットやApple Payへのカードの発行が可能(バンドルカードとB/43は、Google ウォレット・Apple Payともに不可。専用アプリにクレジットカード情報が記載される形式を採用)。
・バンドルカードとB/43は、PayPayや楽天ペイに紐付けての支払いのみ可能。
・ファミペイは、料金支払い用に設定したい金融機関(主に有店舗型金融機関)によっては、事前にネットバンキングへの登録が必要。
・バンドルカード・BANKIT・Kyash・ultra pay ・MIXI Mは、リアルカードの発行も可能(別途手数料が発生するケースあり)。B/43は、リアルカードの発行が必須。
・ネットスーパー利用時の二重引き落としが極めて少ない。
デビットカード(キャッシュカード払い)
・実店舗を擁する金融機関によっては、キャッシュカードとは別にデビットカードの申し込みが必要な場合あり。
・Google ウォレットやApple Payへの紐付け可能なカードが限られている(各金融機関の公式サイト参照)。
・ネット銀行のキャッシュカードの場合、券面にクレジットカード番号やクレジットカード会社のマークが記載されていれば、そのまま利用可能(各金融機関の公式サイト参照)。
・ネットスーパー利用時に、価格の変更などにより一時的に二重引き落としが発生してしまうケースあり(返金には1週間以上かかる)。
【プリペイド式クレジットカードカード・デビットカードの注意点】
・一部の通販サイトやネットスーパーでの利用が不可な場合あり。
・チャージ手数料がかかるカードや支払い方法あり。詳細はカード会社公式サイトにて確認を。
・電話料金・有料テレビ放送受信料・公共料金の毎月の継続的な支払いならびに臨時払いは不可。
※ただし、支払い前倒し分や遅延分の支払いにのみ、メルペイ・ファミペイなど後払いチャージ機能付きプリペイド式クレジットカードをクレジットカードとして、支払い先の公式サイト経由で個別にクレジットカード払いをすることは可能(カードや支払い先企業により異なる)。
・一部のカードでは、Adobeなど一部のサブスクリプションの毎月の継続的な支払いが可能。
バーコード払い(PayPay・楽天ペイ)
・銀行口座からアプリに直接チャージしたり、普段利用しているクレジットカードや一部のプリペイド式クレジットカードを紐付けしての支払いが可能。
・バーチャルカード発行機能がないため、プリペイド式クレジットカードとしての利用は不可。
・利用状況に応じて、ポイントが後日還元されるケースもあり。
・銀行口座との紐付けは、楽天ペイは楽天銀行のみ。
・店舗によって支払い方法が異なる(レジでのスタッフによるバーコードを読み取り、またはスタッフから指定されたQRコードを客自身で読み取る)。
キャリア払い
・携帯電話利用料金枠とは別に、買い物用の枠が設けられている。
・利用限度額は、契約期間・年齢・携帯電話利用料金支払い状況により異なる。
・携帯電話会社の専用アプリ経由でのバーコード払いが可能。
・利用可能な通販サイトやサービス拡大中。
・分割払いは不可(別途、クレジットカード会社公式サイト・アプリ経由の分割設定は可能)。
・気がついたら請求額が高額になりやすいので、計画的な使用を。
困った時に
給料日前や年金受給日前に手持ちの現金が足りなくなってピンチ!
「でも、カードローンやキャッシングには抵抗が…」や「高齢なので、どこも貸してくれなそう」、「ほんのちょっとだけ足りない」。
そんなお悩みをお持ちのみなさまへ。
プリペイド式クレジットカード会社が提供している、いわゆる後払いチャージサービスをおすすめいたします。
ここでは一例として、比較的審査が通りやすいサービスを紹介いたします。
※審査の通過基準は各社個別に設定されており、審査結果は申込者の詳細情報等によってそれぞれに異なります。
LINEポケットマネー
・20〜65歳まで審査申し込み可能。
・LINEに一旦チャージされる形で振り込まれ、各自で銀行口座に出金することが可能。
・返済開始日の調整が可能。
メルペイあと払い
・18歳以上。
・80代有職の年金受給者の利用実績あり。
・少しでも支払いが遅れると、後払いの利用が禁止される。
バンドルカード ポチッとチャージ
・13歳以上(親権者の同意が必要)。
・80代有職の年金受給者の利用実績あり。
ファミペイ翌月払い
・支払い方法(分割払いに変更)や支払い日(最大半年まで延長可)の調整が可能。
・80代有職の年金受給者が審査落ちしたケースあり。
まとめ
記事を最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
電子マネーやプリペイド式クレジットカードやバーコード払いやキャリア払いの種類が増え、「どれが自分に合っているのか、いまいちわかりにくい」や、「どこも同じでしょ?」とお考えの方が多いかと感じ、今回の記事化に至りました。
本記事が、みなさまの生活のプラスになることを心よりお祈り申し上げます。
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