子ども・若者の声を反映した課題解決を目指すプロジェクトを立ち上げます。
2024年8月1日 15:50
こんにちは、いつも応援ありがとうございます。ティンカーベルです。
2024年は、日本が子どもの権利条約に批准してから30周年、そして国際社会で初めて子どもの権利擁護が定められたジュネーブ宣言から100周年を迎えます。この2つの節目を大切なターニングポイントとして、活動6周年を迎えた私たちの団体では、「子どもの意見表明権」を大切にした課題解決への取り組みをより一層、そして多面的に進めていきたいと考えており、
これまでも多くの子どもたち・若い世代からの賛同を受けてきたことに誇りを抱き、これまでの経験を活かし、活動の継続に加えて、子ども・若者の声を反映した課題解決を目指すプロジェクト【子どもの権利チャレンジ2024】を立ち上げ、次の2つの活動を、それぞれの地域ごとに実現します。
①各地域で、様々な課題について議論を交わし、解決策を模索するためのディスカッション・コミュニティの立ち上げ・実現
②子ども・若者の課題解決がもっと身近になる情報誌の発行(隔月)
この2つの活動は、行政や各財団の助成金制度を活用して行います。しかし、その交付は今年度の活動終了後の報告を以て、来年度初頭に交付されるものであり、若年層で構成される当会では、その交付前の資金調達に限界がある状況です。
これまでは、運営メンバーが工面してきましたが、特に物価高の影響もあり、以前よりもその調達が厳しい環境にあります。”先には交付されるものの、いま必要である”という状況をどう乗り越えればいいか考え、
そこで、生活協同組合(生協)の仕組みを参考にした新たな試みとして、1年後に出資金が戻ってくる”「いちねん出資」を1口1万円で募りたいと考えております(口数制限なし・100口募集)。助成金交付後に、出資金と同額を返還いたします、一時的な立替えの支援募集となります。
●活動を応援したい、子どもたち・若い世代のために何か貢献したい!
●実質的に自己負担なく応援・支援できたら嬉しい!
と私たちの活動に、想いを託してくださる方がおりましたら、活動の灯を灯し続けるために、ぜひお力添えくださいますとありがたく存じます。
■ティンカーベルとは?
私たちティンカーベルは、子ども・若者が直面する社会的課題の解決を目指すグループとして2018年2月に立ち上がった団体です。10代・20代が中心となって活動し、「子どもたち・若い世代がキラキラ輝いて日々過ごせるように」そのための課題解決を軸として展開してきました。
毎回好評の「子ども・若者の声を反映するための課題解決ディスカッションイベント」や、実際に社会課題を解決するイメージを抱くための「ジュニアリーダー育成企画」などを行ってまいりました。子どもたちのアクティブラーニングに繋がる活動ともなり、満足度が高いイベントも数多くございます。
また、行政や社会福祉協議会の事業である、公立小学校での子どもの居場所づくりにも参画し、多角的に活動展開をしてまいりました。この度、活動6周年にあたり、新しい企画を実現していきたいと考えており、春から準備を進めてきており、ディスカッションコミュニティの立ち上げと、新たな情報媒体の発行が、いよいよ形に近づいています。
■子ども・若者の課題解決をデザインして
冒頭の通り、課題解決の具体的な方法を考えたり、実践したり、子ども・若者が自分の声を実際の課題に反映できるような取り組みを試みてまいりました。活動6年目となる今年は、コロナ禍の影響を少しずつ克服しながら、新たに「子ども・若者の課題解決を実現するためのディスカッション・コミュニティ」を立ち上げる準備をしています。
このコミュニティでは、次の活動を予定しています。
①課題を考えるディスカッション
イベントや、ゼミナール、アンケート調査などを通して、子ども・若者を取り巻く課題について考え、その解決策を考えます。また、満足度がとても高い「子ども・若者の声を反映するためのディスカッションイベント」や「課題発掘ワークショップ」は内容をより充実させて、定期的に行っていきたいと考えています。教育的側面での効果も期待され、保護者の方からも高い評価をいただいております。
②企画実現・プロジェクトの運営
実際に、子ども・若者の声を反映した課題解決に結びつくような解決策を立案したのちに、企画として実現したり、政策として提言するなどを中心とした活動です。これまで前身団体(学生団体)が進めてきた教育振興プログラムなどの企画も、継承予定です。ジュニアリーダー育成講座や国際交流など、子どもたちの可能性を高め、視野を広げることにも重きを置いています。
③人、アイディア、知見が集まるネットワーク
実際の課題解決は、一人の声からそのきっかけが生まれます。私たちは、家庭や学校以外の第三の居場所を目指して、「課題解決を望む」人々、その実現に向けた「アイディアや知見」が集まる場、ネットワークを目指したいと思っています。これは、属性や所属に関係なく、同じ目的を持った者同士のコミュニティとなるため、既存の団体を超えた地域でのつながりを図っていきたいと思っています。
子どもたちがその声を反映しようとしても、「社会経験が足りないから」「子どもの声は流されやすい」と言った理由から、なかなか向き合ってもらえる環境がないことが一つの課題であり、世代が近い、10代・20代がサポートをしながら、共に課題解決を実現したく、コミュニティの形は一つの意義をもたらすと考えております。
そして、これらの活動は「自分の意見を持ち、他者の意見を受け止めて、共に解決策を模索する」という人間力の向上、社会的課題の改善・解決への挑戦意欲、様々な課題の見える化など、多くの意義があると考えており、この活動を通じた社会貢献を目指しています。
加えて、もう1つの新たな取り組みとして、今年度は、情報媒体の発行に取り組みます。
④子ども・若者への情報発信と、課題提起を兼ねた情報誌の発行
「知れる」「学べる」「ヒントが見つかる」の3つの観点から、複雑化する子ども・若者を取り巻く課題にスポットライトを当てた情報誌(定期刊行誌)を初めて発行したいと思います。考察記事や、制度の解説、国内外の様々な事例や当事者の声などを紹介し、広く子どもの権利の理解・浸透を図ります。課題解決を目指すために、様々な情報を集約化することも基本方針です。情報が溢れる現代社会において、子ども・若者に特化した情報媒体として、有意義なものにしていきたいと考えています。
ただ、根本的な課題解決を実現するためには、多くの方の理解や協力が不可欠であります。そのためには課題意識・関心を地域・社会全体で高めることが重要であり、情報誌がその方法の一つになると捉え、既存の枠組みを超えて築く本紙がより本質的な課題解決に近づくきっかけとなるよう組み立ててまいります。そのほか、構想としてラジオ出演やYouTubeライブを活用した対話型配信なども検討しています。コミュニティの活動が必ずしも全員に届くとは限らないことから、その補完的な意味合いも兼ねており、今まさに解決・改善が急務な課題に直面する子どもたち・若い世代に何かヒントとなるようなことを届けられたらという願いがあります。
(※全国の図書館などに寄贈を目指しています)
■現在の、取り組みにおける進捗状況
これまでの活動ノウハウを生かし、より多角的、かつ身近な場に活動展開ができるように、現在、実際にコミュニティの立ち上げを目指して、新しいメンバーを迎えて着々と準備をしています。この活動が次世代のスタンダードになればいいなと願っています。
例えばコミュニティにおいては、定期的にミーティングを重ねてそのビジョンや構想を話し合い、そして磨きをかけています。そして、情報媒体においては、子ども・若者世代を主な読書対象としているため、その編集・発行にも、10代・20代が参画できるよう、ボランティアさんのお力添えの元、取材・構成と動きを見せています。
■活動を進めていくための課題とは?
複雑さを増す社会、子どもたちや若い世代の課題解決は急務であり、深刻さが高まる前に、課題解決の光を届けたいとの思いがあります。今まさに「課題を解決したい」と望んでいる子ども・若者の皆さんには、時間的・精神的猶予が残されていないこともあります。今夏、新しい取り組みとして志す「コミュニティ」はより多くの子ども・若者に課題解決への機会を生み出し、当事者の声を活かしながら具体的な解決・改善への取り組みを進めたり、また「情報誌」は広く情報を届け、ヒントに結びつくことを願っています。
幸いながら私たちの活動や方針に共感を抱いてくださる子ども・若者がとても多くいらっしゃり、この夏も運営メンバーやボランティアさんの力をお借りしながら、それぞれの活動を動かしています。これは大変光栄なことで自信と誇りを抱いています。
しかし、実際の活動を形にして、より多くの地域に展開していくためには、活動資金が必要です。例えば、情報誌の印刷費や発行、発送費用はもとより、運営においても通信費や会場費、ボランティアさんの保険や交通費など、必要経費が一定かかってしまいます。これまでは、メンバーの持ち出しや、無料ツールの活用で持ち堪えてきましたが、活動への期待値がコロナ禍を経て増し、これから新しい試みの展開はもとより、物価高等の影響もあり、運営体制の維持・継続に向けて活動資金の獲得が大きな課題となっています。
■子ども・若者へ「期待と希望を紡ぐ」活動を灯し続けるために
冒頭の通り、多くの子どもたちや若い世代からは賛同と共感が得られており、それは通算3,000名を超えるボランティア志望にも表れています。しかし、他方、大人の方からの応援や支援は限られていることが現状で、これは活動の意義や必要性が伝わっていないことや、私どもの団体や活動の認知度が低いことも背景にあると考えています。
その改善としまして、今回発行する情報誌では、子ども・若者への情報発信という側面のみならず、地域・社会への課題提起、そして関係人口の増加を目的とする背景がございます。活動がより定着・発展していくことができれば、実践・実績によってその重要性を伝えていきたいと考えています。
■実質のご負担なく、活動を応援できる「いちねん出資」を募っています。
上記の通り、若年層のみで運営している団体では、切実な要望に沿って、活動展開したいと願いつつも、そのための資金調達に苦戦しております、大きなネックとなっていることが現状です。そのため、助成金申請を行い、交付見込みが立っておりますが、その多くは年度末での事業終了後に報告書を提出、そのあとに助成交付となり、「後先に資金が交付される」ものの、その前の段階で、活動資金を集める必要があります。
これまでは無料ツールや工夫で乗り切っていましたが、例えば事務所費や情報誌の発行費用、イベント実施のチラシ作成や配布、会場手配など、運営費がかかり、物価高の影響も受け、厳しい状況であります。
この場合取ることができる選択肢は、
・引き続き、自分たちで自己完結できるよう持ち出しを高める
→活動に充てられる時間が減ってしまったり、時間がかかってしまう
・活動資金が集まるまで、活動を休止する
→多くの声に答えられない状況が長く続いてしまう
・イベントを積極的に有料にし、子ども・若者から調達する
→イベントなども一部有料にすることもありますが、経済的に困窮している家庭のお子さんの参加が遠のいてしまうなど、ジレンマを抱えています。
いずれも避けることができる方法のひとつが助成金交付でありますが、見込まれている支給は今年度末以降(早くても来年の5月頃)となるため、その間に中継ぎ・一時的な立替えとして、活動に共感し、ご支援いただける方にお呼びかけしたいと考えております。
■助成金交付後に、全額を返還する独自の仕組み
いちねん出資は、「既存の枠を超えてみんなが集まると、もっと大きなことができる!」そのための制度です。
ボランティア・NPO活動団体であるため、利益・利息は付きませんが、その代わりに交流会や勉強会などのご招待を含めた特典をご用意し、助成金交付完了後に、出資金額を返還する制度です。一時的な中継ぎ(立替え・補填)の趣旨として、実質的なご負担はありません(振込手数料は、別途お知らせください。団体側で負担いたします)。
今回集めるいちねん出資からは主に次の使途を想定しています。
【運営費】事務所費、通信費、ボランティアさんの交通費や保険代
【企画実施】チラシ印刷、発送、会場予約とその運営(備品含む)
【広報】情報誌の発行・ニュースレターの発行及びその配送
主に、「継続的な団体運営」「新たなコミュニティ構築」とそれに関するイベント運営、「情報発信(広報・情報誌隔月5,000部相当)」に充てたいと考えています。活動経費は年度末以降にHPや報告会・報告書を介して公開予定です。
■いちねん出資の特典とお申込み方法
上記の通り、非営利のボランティア・NPO活動となりますので、出資による利息や利益は付きません。返還は、出資金額と同じ金額(とお振込み手数料)となりますが、その代わり、いくつか特典をご用意しております。
①情報誌のご送付(2024年8月・9月・11月)
②情報誌への出資者氏名掲載(希望制・匿名やニックネームも可)
③出資者交流会へのご招待
④イベントや勉強会への優先参加権
⑤活動報告会の開催(今年度末)
そのほか、感謝の手紙と、「出資証明書」をお送り差し上げます。
【お申込み案内】
・お申込み単位は、1口1万円となりまして、お申込み口数は無制限といたしております。ご返還は、1口1万円と、お振込手数料の合計となります。
・助成金申請額と同額の100万円(100口)を募ります。
・助成金交付後の、2025年度初頭(5月~7月頃まで)に返還のご案内をお送りし、申請を受け付けます。ご返還は、口座お振り込みにて対応差し上げます。
※ご返還以外にも、「継続」「寄付」等をご選択可能です。その際は翌年度の活動に充当させていただきます。
【お申込み方法】
①下記フォームを介し、ご氏名・ご住所・ご連絡先情報等をご明記の上、メールを送信ください。
<お申し込みフォーム>https://forms.gle/sDbk77mV9PzWqtdU7
②フォームを当会で受信後、ご賛同方法(お振込み情報)をメールにてお伝えいたしますので、ご対応くださいますと幸いです。なお、口数限定のためお振込みを以て先着順とさせていただきます(※時折、迷惑メール・スパムフォルダを念のためご確認ください)。銀行は「UFJ銀行」「みずほ銀行」に対応しております。
③ご入金が確認できましたら「正式な受付」とさせていただき、その旨をメールにてお送り差し上げます。その後、順次特典等に関するご連絡を差し上げます。
【ご返還の流れ】
(暫定)
①2024年度末(2025年春)に、ご出資者の皆さまへ、詳しい手順をご案内いたします。
②ご希望に沿って、助成金交付後の2025年5月頃から順次、ご返還を開始します。
③ご連絡がない場合は、2025年7月末までをめどに、事前通知の後、お振込口座にご返還させていただきます。
私たちの力だけでは活動継続のために足りない力があります。そのため、広く皆さまのお力をいただいて活動を途絶えることなく続けていきたいと考えておりますため、ご意思を託してくださいますとありがたく存じます。
■子ども・若者の課題が解決に近づくように・・・
既存の枠を超えてみんなが集まると、もっと大きなことができる!をモットーに、少しでも子ども・若者の皆さんを支えられるような活動を末永く展開をしていきたいと思っておりますので、よろしければ、皆さまの心温まるお力添えを賜れますと大変励みになります。
活動の様子は、SNSや情報誌などを通じて皆さまにお伝えしていきたいと考えておりますので、是非ご確認いただけると嬉しく存じます。
精一杯尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年8月1日
ティンカーベル
代表者 河野優也
HP:https://tinkerbell-forchildren.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/tinkerbell_forchildren/
※個人情報保護法に基づき、いただいた個人情報は適切に管理いたします。
※運営上のお問合せ・ご意見・苦情はご遠慮なくお申し出ください。
※団体への郵送物のご送付は、東京ボランティア・市民活動センターのメールボックスあてにお願い申し上げます。
<郵送物受付>東京都新宿区神楽河岸1-1 東京ボランティア・市民活動センターメールボックスNo.40 「ティンカーベル」
※ボランティア・運営メンバーは、ボランティア募集情報サイトActivoで適時募集しております。