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自分の奏でる音に、満たされたい
約2週間、体調を崩して寝込んだ。
38度超えの熱が下がらなくて、横になって生きているだけでしんどかった。
その間、たくさん想いが湧いきた。
身体がきついだけじゃなくて心が寂しくてたくさん泣いた。
私はずっと寂しい。その寂しさを愛するために生まれてきた。
横になって息も絶え絶え。
ある時間になると、家の外の木にスズメが止まってチュンチュン鳴き出す。
それを聴いて私は泣き出す。
スズメが、生きてるよ。知ってるよ。受け入れているよ。あなたはここにいるよ。
と言ってくれているように感じる。
音楽のことなんて考えられない2週間だった。
音楽を聴くのも体力が要ると知った。
そして今日、3週間ぶりにギターを弾いた。
びっっっくりするほど弾けなくなっていたけど、変わらず私を迎えてくれた。
僕を使って出していいよ。全部、僕が受け止めて流すよ。
と言ってくれているように感じる。
そしてまたたくさん泣いた。
何かがあったわけじゃない、何か理由があるわけじゃない。
私の中にある、言葉をつけられない想いが、寂しさが溢れ出てくる。
今日発見したのは、ずっと聴いていた音楽でも、
自分が変わると音楽が変わって聴こえるということ。
ずっと、下らない歌詞で、よくわからない歌だと思っていた。
メロディも難しいし、歌い方も好きじゃなかった。
でも今日はすごくクリアに聴こえた。
一音一音、一言一言、しっかり聴こえた。受け取れた。
想いを込めて歌っているんだって、初めて感じた。
歌詞はいまだに共感できないけど、字面じゃないところで共鳴する。
大切な人が思い浮かぶ。あなたのこと、大好きだよって感じる。
ギター、下手くそでも楽しめたらいいってどこかで諦めていた。
上手になりたいって言いながら、どこかで下手で仕方ないって思っていた。
今日、絶対上手くなりたいと思った。
満足したい。自分の奏でる音楽に満たされたい。
下らないって思っていた歌手は、すごく上手で想いがこもっていた。
伝えるには、技術も必要なんだ。
こんな風に音楽を作れて、奏でられて、想いを乗せられて、尊敬する。
練習風景です。
生活感のある背景が、大変悔やまれます。。