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2020年の主要な漫画海賊版サイトのユニークユーザー数の合計が、漫画村のピーク時を超えた!?

漫画村が閉鎖したのが2018年4月。あれからもうすぐ3年が経とうとしていますが、2020年は新型コロナによる電子コミックの需要増に伴い、また新たな漫画海賊版サイトが驚異的に躍進しています。

主要な漫画海賊版サイトと2020年11月のユニークユーザー数

SimilarWebの無償版で、主要な漫画海賊版サイトのデータを毎月取りためていたものを積み上げグラフにしてみました。

主要マンガ海賊版サイトのユニークユーザー数の推移

2020年11月時点でユニークユーザー数の値が大きかった下記の上位5サイトを積み上げています。コロナによる自粛期から大きく躍進しているのが分かります。

・漫画バンク(mangabank.org)| UU数 1,760,000
・Manga Raw 1001(manga1001.com)|UU数 1,940,000
・Manga Raw 1000(manga1000.com)|UU数 3,160,000
・Loveheaven(loveheaven.net)|UU数 1,490,000
・MANGA314.COM(manga314.com)|UU数 960,000

2020年漫画海賊版TOP5 vs 漫画村

漫画村のピーク時のユニークユーザー数は、Similarwebによると6,010,000(2018年1月)となっています。それとマンガ海賊版5サイトの2020年11月時点のユニークユーザー数を円グラフにすると・・。

漫画海賊版サイトの合計ユニークユーザー数が漫画村を超えた円グラフ

すでに当時の漫画村以上の規模になっているといえます。日本の漫画が読める海賊版サイトは、国内外に500以上あるといわれています。あれだけ話題となった漫画村を、たった5サイトですでに凌駕し、現在も躍進を進めています。サイトが分散しているためか、あまり実感が沸かないかもしれませんが、集英社などの出版社も危機感をもっているようです。

巣ごもりで「漫画村問題」が再燃か 「急増ペースが異常、歯止めきかず」…集英社らが危機感

皮肉におコロナによって、漫画海賊版サイトの需要が喚起されてしまいました。2021年1月からは法律が変わり、海賊版サイトでの漫画のダウンロードも違法となりますが、なかなか線引きが難しいようです。著作権が正しく守られる社会がくるのは、いったいいつになるのでしょうか。


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