【祝ヤクルト優勝】広島戦のセーフティーバントは高津采配の真価か?
皆さまおはようございますこんにちはこんばんは。そしておそらく大多数の方に対して初めまして。
普段は越谷ブレイブハーツという草野球チームの一員として背番号19でプレーしている者です。
私自身はチームの運営側としてツイッター管理といった宣伝活動も行っており、今回はその一環(という体の自分のアウトプットの場)として野球について語っていこうと思います。よろしければお付き合いください。
さて、私は2001年に当時の若松監督が、ファンの皆様本当におめでとうございますして以来のヤクルトファンなので、今年のペナントレースは非常に楽しませてもらいました。
既に各所で言われているのが高津監督の的確な投手管理だと思いますが、指揮2年目の2021年は攻撃の采配についても積極的に動くなーという場面がチラホラ見られます。ダブルスチールなんて場面もありましたし、タイトルに書いたセーフティーバントも印象に残っている場面の一つです。
ということで本題に入るのですが、対象の場面は6/22の広島戦6回表の攻撃になります。・・・なお、今さらそんな昔の話をしても覚えていないという意見は宗教上の理由につき受け付けておりませんので悪しからず。ほ、本当はもっと早く記事にする予定だったんだから!というツンデレ(?)を発揮しつつ、該当のプレーを深堀していきます。
ちなみに、本当はこれより前にもう一つ記事にしたい試合があったのですが、ヤクルト優勝で高津監督がクローズアップされているタイミングで出した方がいいだろうということで順番を入れ替えました。便乗商法って思ったそこの君、後で職員室に来なさい。
※以下、敬称略かつ常体にて記述。悪しからず。
まずは場面について整理していく。
・6回表、ヤクルト5-0でリードしている場面で1死2,3塁、打席はこの日先発投手の田口。
・サインプレーがあるとすればスクイズが最も濃厚な場面であり、それは両軍頭に入っているはず。
・攻撃側からすれば点差が離れていてある程度余裕があるため、下手に動いてダブルプレーになるよりは2死2,3塁で塩見に託すという選択も十分アリ。そのため、守備側としても警戒しすぎてカウントを悪くすることは避けたい(四球が最悪)。
そして下の画像が田口の打席での配球になる(スポーツナビ様1球速報画面より引用)。
この勝負で印象的なのは、田口がバントの構えをしたのが実際に成功させた5球目のみという所だった。真意は定かではないが、高津監督は前述のように塩見で勝負という腹積もりだったのではと考えられる。
広島の大瀬良-石原バッテリーの配球も的確で、初球に出方を窺うためか高めのボール球で様子を見てからは、フォークを連投してカウント1-2と追い込むことに成功した。
そして4球目、田口はこれまで空振りしていた低めのフォークにしっかりバットを止めている。この試合を1球速報で見守っていた私は、追い込まれたことで相当フォークを意識意識していたが故の見逃しだと感じた。広島側としてもここは三振を取りたい場面なので低めの変化球で空振りを狙ったが、これまでに連投して軌道が読めたのもあったのか見逃された。
ターニングポイントの5球目だが、私が提言したいのは、この打席、高津監督は配球を読んだうえでセーフティーバントのサインを出したのではないか?ということだ。仮に私が広島のキャッチャーなら、田口が低めのフォークに目付けをしているだろうこと、カウントを悪くして四球のリスクを負いたくないことから、速球系かつある程度ストライクゾーンで勝負したいため、内角高めのストレートを選択していただろう。空振り三振なら万々歳、バットに当てられても詰まらせて内野フライかボテボテの内野ゴロで点を取られずアウトをもらえるという算段だ。
実際の試合でも広島バッテリーはストレートを選択したが、田口が見事にバントを決めたことでヤクルトにダメ押しの1点が追加された。
このタイミングでのバント指示が上述のような配球の読みを基にしているのであれば、天晴れとしか言う他ない。バッテリー側としても、打者を打ち取るという点で効果的なリードだっただけに、このバントには1点以上の価値があっただろう。
※以上、常体終わり。
いかがでしたでしょうか?当たり前ですが、私はヤクルトに関係者などいないので(笑)、基本的には起きた事象に対する推論になってしまいますが、まあNEVERまとめ(死語)よりは説得力があるのではと思います。
セーフティーバントに関しても、2-2とカウントが整ったので出すか程度のものかもしれませんしね。ただ、今年の高津ヤクルトは采配のところで何かやってくれそう感をファンに抱かせてくれる場面が増えているように思います。先述のダブルスチールしかり、代打の川端を守備に就かせて2打席目も機能するなんてシーンもありました。
プロ野球はいよいよポストシーズンに入ります。ヤクルトファンの一人としてヤクルトが久々に日本一になることを夢見つつ、高津監督の動向も注視したいと思います!
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