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前章 ~QUANTA retreat in YAMAGATA 0.0~

もうそれは去年から考えていたことで。
この秋、6年と3ヶ月働いた会社を退職することにした。

9月に入り、思いのほか引き継ぎが難航して疲弊していたある日、QUANTAさん主催のリトリート告知を目にする。

QUANTAはスピリチュアル、ホリスティックな活動や発信をされているプラットフォーム。
イベントなどには参加していたが行きたいと思いつつリトリートには行けずにいた。

「あ、久々のリトリート、今回は山形かぁ」
山形はムスコが受験で訪れたくらいで、自身は訪れたこともなく正直ノーマークな土地。

「とりあえず条件チェーック!あ、今回もひとつ該当してるな」
出生時のホロスコープで参加条件があるのです。

「あれ?仕事の都合つける必要ないじゃん」
実は有給消化分のお給料を見込んで、すぐには再就職をしないと決めていた。

「あれ?ひょっとして行けちゃう?」

これまで過去に参加されたみなさんのシェアを追体験するがごとく興味津々で拝見してきた。そこで多くの方が仰っていたのと同様、参加条件に当てはまってもいろんな理由をつけて(正:言い訳をして)先送りにしてきた。

11月のリトリート期間…
 ー仕事のこと→無職だよね
 ー家族のこと→子どもたち巣立っていったよね
問題がクリアになったにも関わらず!
ここでまた理由を探す。
 ーそもそも自分は参加する資格あるのかな?
 ー再就職の見通しついてないのに資金大丈夫?

「本当は… 行きたいクセに!」

とりあえず、ダンナに話してみる。
「いや、ずっと行きたがってたのに何で迷ってるの?」
「お金のこと不安なら少しは協力するよ」
とあっさり。
※協力=貸与、できる時に返済するという意味だけど。

「あ、時がきたんだ」

それでも、2〜3日悩んだし迷った。

でも、決めた。

ぐずぐず迷ってる自分が無性にイヤで、その状態が気持ち悪くて仕方なかった。
過去、あっという間に定員になったこともあったから、なんだか焦りもあった。
仕事に集中できないほどの座りの悪さ。
体感ではわかってるんだな。

決めると闘牛となる牡牛座、
行きます!宣言をし即申し込みメールを送る。
(何故か我が事のように異常に盛り上がるダンナ)
その後はなんだかスッキリとして落ち着いた。
翌日夜、お返事が来た。
もう、あと戻りできない。
でも、あと戻りする気もなかったけど。

自分とはご縁がないと思っていた山形、
『生まれ変わり、転生』のvibesが強い土地らしい。
私の生き辛さを紐解くうえで根深い社会性とそれゆえのエゴを削ぎ落とし禊ぐ。

『Ego−off Ritual 』
あぁ、テーマも場所もタイミングも
どう考えても今回だったんだなぁ。
逃げられない感あったし。

実は8月、パワーストーンブレスのエストレーラストーン北村さんに「次に進む前に自身のゼロ地点に戻る、リセットが必要。旅はおすすめ」とアドバイスを頂いていた。
そこにも繋がってるんだよね。

それでも参加費を振り込む時は流石に震えた。

だって、念願のリトリート。
ずーーっと憧れてた星読みyujiさんと、
大好きなアーユルヴェーダ専門家でヒーラーのMOTOKOさんのプログラム!
昨年参加した井出さんのお絵描き教室は本当に楽しく稀有な体験でリトリート中のWSどうなるんだろ!

楽しみで仕方ない。この胸の高鳴り!!

それでも、やっぱり怖い。
2年前人生で初めてMOTOKOさんのセッションをうけたのだけど、その時と同じようにナーバスになったり恐れを感じてる。
自分を知り見つめることになること。
変わることを自ら望んだとはいえ、何か変化が起きるかもしれないというのはきっと誰だって怖い。

でも、いつだって好奇心が上回るし、じっと留まっていることができない自分を知っている。
2年前から変わった自分も知っている。

リトリートには事前プログラムが用意されている。オンラインでMOTOKOさんから今回のテーマと個人的課題が伝えられる。

いよいよ来週。
どんな吹き矢が飛んでくるのか。
また、その時のことは続きで。





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