クライアントワークの仕事の流れと進め方。
今回は、これからイラスト販売を
やってみたいという方に向けて
お客さんからのお問い合わせが来た段階から
納品までの流れを解説したいと思います。
私も、全く別のお仕事から
この世界へ転身したので、最初は
そもそも仕事の流れが
わからないというところから。
先のことがわからないと
不安も大きくなりますよね。
これから始める方でも、
すでにお仕事されている方でも
ご自身のお仕事と照らし合わせて
見てくださったら嬉しいです。
お問い合わせから受注まで
①依頼内容の確認
お客さまからのお問い合わせ。
1通目は特にあなたの印象を
判断される大事な場面です。
依頼内容はもちろんですが、
文章の書き方や、返信時間なども
信頼関係を築くための大事なポイントです。
②お見積もり
依頼内容の確認ができたら、
費用の算出をしていきます。
・イラストの制作費用
・修正回数や修正タイミング
・使用料
・複数依頼の場合の特典
など、事前に金額を
決めておきましょう!
③ヒアリング
依頼内容の確認の際に必要事項が
確認できていれば良いですが、
もう少し詳細を知りたい内容があれば
改めて制作前に確認を行います。
私の場合は、事業主の方を
相手にすることが多いので
お店のコンセプトや、
どんな印象を与えたいのかというところも
一歩踏み込んでお聞きします。
④資料集め
お客さまから
必要事項を確認できたら、
制作に必要な資料を探します。
・カラーサンプル
・文字入れが必要な場合はフォント探し
・物や動物など描く場合は関連資料で
バランスをチェック
など、一番はお客さんに素材となる写真を
事前にご用意いただければスムーズですが
ない場合はこちらで準備して
認識合わせをしていきます。
制作工程
⑤ラフ画/下絵の制作・確認
描く内容が決まったら、
いよいよ制作の工程に入ります。
ラフ画・下絵の状態で確認を行っておけば、
大幅な方向性のズレや
修正回数を減らすことができます。
どの工程でチェックして欲しいのかを
事前にお伝えすることでやりとりが
スムーズになります。
ラフ画と下絵は
それぞれ目的が違うので
使い分けて提案しましょう!
⑥清書
お客さまが下絵を確認して
問題がなければ、完成画の作成に進みます。
実際に着色したり陰影をつけたりといった
微調整を繰り返す段階です。
完成画の作成が完了したら、
お客さんに最終確認をしてもらいます。
⑦最終確認
納期までにできる限り余裕を
持ったスケジュールで清書を終えて
確認依頼を出せるようにしましょう。
納品
納品するイラストは、データの場合は
ファイルをきちんと開いて確認し、
納品形式(PNG・JPGなど)に問題がないか、
修正がすべて反映された
最新の状態になっているかなどを
必ずチェックしましょう。
全体の流れおさらい
流れを見ると、イラストを描くこと以外にも
お客さんとのやりとりの場面も沢山出てきます。
そのため、お仕事の流れを
把握するのはもちろんですが
こちらでお客さんの
要望を汲み取り提案していける
コミュニケーション能力も
磨いていくことが大事です。
お客さん側にはふんわりとした
抽象的なイメージしかない
ということがよくあります。
そんなお客さんの持っている
漠然としたイメージを
具体的に表すことも
イラストレーターの役割の1つです。
会話の中でうまく引き出す力や、
時には資料やサンプルイラストを見せて
漠然としたイメージを具現化していく
提案力があると、
他のイラストレーターではなく
あなたに今後も頼みたいと思ってもらえる
理由にもつながります。
まずは全体像をしっかり押さえて
お客さんを導いていく意識をもって
取り組んでみてください。
初心者さんほど、
その意識がとっても大事になってきます。
『初めての依頼で不安』
『今回の案件、自分にできるかな』
そう思う時ほど成長のチャンスです!
ここで一歩踏み込んで実践してみましょう!
---
最後にちょっとだけお知らせです。
期間限定のプレゼントも配布中なので
もし、私と同じように趣味から
一歩踏み出したい方に向けて、
私のこれまでに道のりをまとめました。
活動のロードマップとして
ぜひ合わせてご活用ください。
【受け取り方法】