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128.日常の週報

日記を書くことに飽きてしまった。100を超えたぐらいから飽き始めた。でも1週間に1回ぐらいは書こうかなと思う。週報に路線変更。

17日日曜日
聖パトリックの日というキリスト教の祝日らしい。緑色の何かを身につけるという伝統があるというので、緑の服を着た。ルームメイトがラグーソースのパスタを作ってくれて、お昼にイタリア人に囲まれて一緒にパスタを食べた。ミートソースに似てるけど、ミートソースよりもトマト感が少ない。午前中からソースをぐつぐつ煮込んで作ってくれて、美味しかった。お返しと言っては何だが、リサイクルショップで拾ってきたパウンドケーキ型を使って紅茶のパウンドケーキを焼いた。型が大きすぎて平たいパウンドケーキになった。

翌日に余ったソースで作ってくれた。
日曜日のお昼に集まってパスタからの翌日に残り物でリメイクがイタリアでは典型的な流れらしい。

19日火曜日
人間の意識に関する授業で、ディベート的なことをした。K.P.という夢遊病者が睡眠中に殺人を犯した場合、彼は罪に問われるかについて、原告側と弁護側に分かれて議論した。意識・無意識に関する授業なので、半自動的に、犯行時にK.P.に意識があったのかどうかが議論の焦点になるわけで、意識に関する込み入った理論的な話になってくるとわけがわからなかった。でも、先週同じ授業を取っている人たちと話したときに、みんなあんまりわかっていないということを知ったので、わけがわからなくなっているのは私だけじゃないと信じている。
最後に先生が、K.P.は有罪か無罪かと聞いた時、ほとんどの人が有罪と判断して、私を含め3人ぐらいが無罪派だった。刑務所に行くより病院に行った方が良いと思うんだけど。
ルームメイトが法学部なのでどっち派か聞いてみたら、K.P.と被害者の関係性とか殺害方法とかを総合的にみないといけないから何とも言えないと言われた。合理的。

20日水曜日
高齢者の孤独感・孤立感を軽減するための介入研究のデザインをグループで考える授業で、具体的な研究デザインを話し合った。いまいち話せないせいで肩身が狭い。ちょっと話してもメンバーの一人になぜか突っぱねられることが多い。あきらめずに食い下がってみるものの後味が悪い。相手はたぶんそんなつもりはないのだろうけれど、コミュニケーション難しい。朝から夕方6時まで授業の水曜日は結構消耗する。
春分の日で、昼と夜の時間の長さが逆転したらしい。ついこの間までは授業が終わって外に出ると真っ暗だったのが、まだ全然明るくてびっくりする。今月31日にサマータイムが始まる。去年サマータイムが終わった時は1時間得をした気分になったけれど、今度は損した気分になるのか。

22日金曜日
キャンパスの中にある学生が運営しているカフェが最近のお気に入り。コーヒーと紅茶を安くで飲めて居心地が良いので入り浸っている。照明が暗めなのも良い。結構混んでいて、ざわざわしていると言えばそうだけど、なぜか気にならないざわざわ感。デンマーク語で話している人が多くて全く理解できないから、良いBGMになっているのかもしれない。

心理学部が運営しているカフェ。
名前がHippocampus(海馬)というセンス。

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