27.美術館巡り(2023/9/15)
今週は1週間、美術館に無料で入れる期間になっていて、授業がない今日、前から行きたいと思っていた美術館を巡ってきた。
ニューカールスベア、コペンハーゲン博物館、デンマーク建築センター、デンマーク・ユダヤ博物館、あとデンマーク王立図書館。
朝カーテンを開けると空にうろこ雲が広がっていて、秋を感じた。かなり肌寒い。秋だなあと思いながら寮を出たけど、時間が経つにつれてどんどん暑くなってきて、夏と秋が拮抗していた。
ニューカールスベアは彫刻がたくさんあって、神話を表現したものがたくさんあった。ちょうど今週の授業で少し学んだところだったので、「これがアダムとイヴか~」と楽しんで見られた。フランスとデンマークの芸術は互いに影響を与え合っていたそうで、フランス美術もたくさん展示されていた。モネやゴッホ、ルノワール、ドガなども見られてとても見ごたえのある美術館だった。おすすめ。
本当はデンマーク国立博物館にも行きたかったのだけれど、今週のキャンペーンには参加していなかったようで、またの機会に行くことにする。コペンハーゲン博物館は、pre-semesterのクラスで学んだ内容が詰め込まれた感じの博物館で、こじんまりとしていて良い雰囲気だった。
デンマーク建築センターでは、デンマークの建築の過去を振り返る展示と、これからの建築の在り方について来場者に問いかける内容の展示があった。サステナビリティや自然保全などをトピックにしたパネルが並んでいた。開発と保全のバランスをどう取っていくべきなのか、考えなければならない。
デンマーク・ユダヤ博物館は、授業でユダヤ教に興味を持ったので行ってみた。ユダヤ教に焦点を当てたというよりは、戦時期にデンマーク、そしてスウェーデンに避難したユダヤ人たちに焦点を当てた博物館だった。思っていたのとは違ったけれど、デンマークとスウェーデンのユダヤ人に対する比較的寛容な姿勢、そして何も悪いことをしていないのに生活の場を追われたユダヤ人たちの生活をかいま見ることができた。まっすぐな壁がなく、ギザギザした構造の建物が特徴的だった。ユダヤ教の星形のマークをイメージしているんだろうか。
デンマーク王立図書館は、北欧最大の図書館と言われていて、黒くて美しい外観から「ブラックダイヤモンド」とも呼ばれている。図書館好きとしてずっと行きたいと思っていて、今日やっと足を運んだ。
図書館ならではの落ち着きはあまりない。ホールやショップがあったりして、複合施設的な雰囲気。2階以上に行くと勉強できるスペースはあるけれど、私はここでは落ち着いて勉強できないかも…と感じた。何だか高潔すぎて、身の丈に合っていないと感じてしまいそう。でも建築を楽しむという意味では良い場所だなと思った。外側はモダンでかっこいいけれど、中に入ると古い部分も残っていたりしておもしろかった。
たくさんの美術館を回れて楽しい1日だった。