44.軽やかにリズミカルに(2023/10/11)
かなりメジャーな方法ではあると思うけれど、最近ポモドーロ法を使い始めた。勉強でも仕事でも、何か作業をする時に、25分間集中して作業をして、5分間休憩するというサイクルを繰り返すという方法。ポイントは25分経ったら切りが悪かろうが何だろうが作業を中断すること。私は一度波に乗ってしまえば集中力を比較的長く保てる方なので、25分だともう少し続けたくなってしまうことが多い。それでも切りが悪いところで強制的に中断することによって、5分の休憩の後、意欲的に続きに取り組める気がする。
デンマーク人は効率的に仕事をこなすと言われているらしい。短時間で仕事を終わらせてフリーな時間を確保することに価値を見出すのだと思う。確かに早く店じまいをするお店が多い。
大学の授業はひとコマあたり2~3時間で、45分+休憩15分を2~3セット繰り返すという構成になっている。日本の私の大学ではひとコマ90分だったので、授業時間としてはこちらの大学の2時間の授業と同じなのだけれど、15分の休憩があるおかげかとても早く時間が過ぎる。
ちなみに15分つながりで、私が今通っている大学にはAcademic quarterというルールがある。正式な授業開始時刻としてシラバスなどに書かれているのが9時だったとしても、実際に先生が来て授業が始まるのは9時15分。15分の猶予がある。時計がなく鐘の音が時刻を知る方法だった時代に、1時間ごとに鳴る鐘の音を聞いてから移動を開始していた名残なのだそう。ヨーロッパでは一般的なのかなと思っていたらフランスやドイツの子が変なルールだと言っていたので一部の地域だけなのかもしれない。
こまめに休憩を挟みながら短時間集中して作業をするサイクルを作ることで、トータルの作業時間が同じだったとしても、作業終了後の疲れ度合が軽い気がする。どうしてもずっと座って作業する時間が長くなってしまうので、この国の文化を見習って軽やかにリズミカルに大学生活を送りたい。