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17. Englishes(2023/9/5)

今日の午前中は、日本の大学の研究室のメンバーとのZoomミーティングに出た。毎週火曜日の夕方に1時間ほど、論文執筆会と称して有志で集まって各自もくもくと作業する場がある。論文執筆会という名前だけど、作業内容は何でも良くて、授業の課題をやったり発表資料を作ったり、ただ1時間、同じ空間で一緒に作業しましょうという会だ。デンマークにいても参加できる時間帯なので、久々にオンラインでみんなに会えて嬉しかった。いつもと変わらずゆるく楽しくおしゃべりして、作業もできた。
私は今日は、木曜日までに読まなければならない資料と格闘した。Nature, Humanity, and Global Perspectives in Modern Spirituality and Esotericismという名前の授業の予習。留学申請前から受講したいと思っていた授業だったのでついに!という期待と、なかなかにハードな内容なので不安と半々だ。資料はなじみのない単語ばかりで、読んで理解するのにとても時間がかかる。
この授業は火曜日と木曜日の週2回ある。今日が初回の授業だった。昨日のAcademic Englishとは違って、日本人というかアジア人が私ひとりで、ヨーロッパ系の学生がほとんど。宗教学を専攻している人も多く、かなりディスアドバンテージを感じる。でもずっと取りたいと思っていた授業だから頑張る。先生も良い人そうだし大丈夫と思う。言い聞かせる。君のような角度からこの授業に興味を持った人は初めてだと言われたのが今日のハイライトです。

今日一番感じたのは英語が1種類じゃないということだ。Englishesという言葉は聞いたことがあるけれど、本当にいろんな英語があるなあというのを強く感じた。デンマーク、ロシア、イタリア、フィンランドなど、いろんな国出身の学生がいて、それぞれの母国語の影響を受けている。そして同じ国出身でも、ひとりひとりの英語に個性がある。
大学内のカフェで休憩している時に声をかけられて、学内のカウンセリングシステムについて15~20分ほどインタビューを受けたのだが、その時のインタビュアーの方の英語も個性的だった。それでも何とかコミュニケーションが取れる不思議。
自分の英語が下手だとか思わなくても、個性のひとつだと思えば良いんだなということを実感できた。英語という言語の、豊かな個性を受け入れるふところの深さを感じた。

学内のカフェ。照明がおしゃれ。

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