見出し画像

58.プレゼンの日(2023/10/30)

昨日、サマータイムが終わったらしい。今朝気がついた。腕時計と携帯のホーム画面の時間が1時間ずれていて、腕時計の時間を1時間巻き戻しながら不思議に思っていて、はたと気づいた。朝起きるのが嫌で1時間くらいゴロゴロしていたので、溶かした1時間がなかったことになったような気がして得をした気分になった。日本との時差は8時間になった。

今日は、昨日必死になって準備したプレゼンの日だった。内容は自分の専門で高齢期の幸福感と宗教性・スピリチュアリティの関連について。7分間しか持ち時間がなく、昨日何度リハーサルをしても8分になってしまっていたので仕方なくスライドを2枚削った。それなのに、今日本番で話してみると6分半で終わってしまった。何か言い忘れたのかと思ったけれど、特に忘れていないと思う。そんなに緊張しているつもりはなかったけれど、早口になってしまったのかもしれない。

プレゼン後に先生や他の学生からもらったフィードバック:

  • 同じ言い回しを使いすぎる (I'll talk about~)

  • 抑揚がない・声が小さめ

  • 表情が硬い

  • ジェスチャーを入れるべき

  • pauseが少ない

自分では意識していたつもりのことでも、聞いている側からしてみれば不十分に感じるのだなということがよく分かった。

授業の方針として、原稿は作らず、プレゼンの場で何も見ずに自分の口から言葉を発することが求められていた。今まで何度もプレゼンはしてきたけれど、多くは日本語だったし、修士課程に進んでからは原稿を作ることはなくなったけれど、何も見ずに発表するのはほぼ初めてだった。原稿を作らない分、何度も話す練習をしたからか思っていたよりもスムーズに話せた気がしている。イタリア人の女の子が I like your presentation と言ってくれたのがうれしかった。

さて、次はもうひとつの授業で提出するsyllabusを作らなければならない。予想のななめ上、遥か上空をいっていると思うのだけれど、これから私は古事記を読む。英語で。日本語でも読んだことないのに。まさかデンマークで、現存する日本最古の歴史書を読むことになろうとは思わなかった。
授業の最終レポートの一次資料として古事記を読まざるを得なくなった。日本語版は手に入らなかったのだけれど、1968年に出版された英訳版が手に入った。日本人が日本語で読んでも難解な歴史書をどうして翻訳しようと思ったんだろう。世の中にはいろんな人がいる。


いいなと思ったら応援しよう!