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25. 授業の雰囲気(2023/9/13)

最近、ハムとチーズときゅうりのサンドイッチがお気に入りだ。よくお昼に食べている。酪農が盛んなデンマーク、チーズは言わずもがな美味しい。日本にいるときはきゅうりはあまり好きではなかった。そのせいでこちらでもあまり買おうと思っていなかったのだけれど、ルームメイトのひとりが「きゅうり嫌いな人なんていない」と言っていて(その時私はきゅうりあまり好きじゃないと言えなかった)、ここのきゅうりはおいしいのかしらと思って買ってみた。日本のきゅうりよりも大きくて太くて、ズッキーニみたいな風貌。とげとげもない。きゅうり独特の青臭さがあまり好きではなかったのだけれど、食べてみると全然青臭さもなくて、美味しかった。塩もみするとさらに食べやすくなる。ハムチーズきゅうりサンド、おすすめ。

午後はAcademic Englishの授業だった。グループワークや授業中の生徒からの発言を積極的に促す授業で、先週は様子を伺う感じになってしまったけれどだんだんその雰囲気に慣れてきた。誰でも気軽に発言できて、それが受け入れられる雰囲気がある。これが心理的安全性か。今日は私にしてはよく発言できて満足。

日本の大学では、授業中に発言するときかなり緊張してしまう。先生と学生という対立構造になっていて、両者の発言量は著しく偏っている。でもその偏りが保たれている方が正常。学生側が何か発言することは、そのバランスを変えるということで、なかなか勇気のいることだった。心臓がどきどきするぐらいに。デンマークでは、先生と学生の関係性がとてもフラットだ。お互いにファーストネームで呼び合うし、パワーバランスの偏りがほぼない。授業内容によっては発言量の偏りはあるけれど、それでも学生側が声を発することに受容的だし、むしろ求められる。
日本でこの授業形態がそのまま適用できるとは思わない。私の大学で先生が突然積極的な発言を求めても、おそらく混乱と戸惑いを生むだけで授業が盛り上がることはない。学生側の姿勢を変える必要がある。学生側が変わることの方がずっと重要だと思う。教室の大半を占めているのは学生で、授業全体の雰囲気に大きく影響するからだ。デンマークでの授業で発言することのハードルが私の中で下がっているのは、周りの学生たちが作る受容的な雰囲気が大きい。私はこちらで受ける授業の方がずっと楽しい。

今日の予習のお供はホットココア。チャイラテのほうが好きかな
自習スペースがキャンパスの至る所にあるのがとても良い。そしておしゃれ。
謎のふくろう

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