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29. スピード感ある議論(2023/9/17)

今日はお昼から、Actoryというボランティア団体のミーティングに参加した。朝は昨日に引き続きやっぱりだるくて、6時間の長丁場なスケジュールだったので行くかどうか若干悩んだけど、前の初回ミーティングで参加しようと決めたので行くことにした。

Actoryは、サステナビリティに関するイベントを学生主体で企画して、コペンハーゲンを持続可能な街にすることに貢献するというのが目的の団体。どんなテーマでイベントを企画するか、前回ブレインストーミングをして出たアイディアをもとに、今日はグループ分けが行われた。私は「Urban gardening」がテーマのグループに入ることになった。メンバーは4人で、アメリカ、ドイツ、インドからの留学生。アメリカから来た女の子が心理学を専攻していて、ポッドキャストが好きという共通点があってとても楽しく会話できた。他のみんなも朗らかで、終始やわらかい雰囲気でディスカッションができた。私以外に英語喋れてるし、議論についていけてるんじゃない?と思えた。ただインド英語は難しい…。

今日のディスカッションのゴールは、具体的なイベントの内容を考えることだった。メンバーの専攻から話を広げて行って、授業で関わった農家の人たちや環境心理学が専門の教授と連携して、ワークショップと講演を行うという方向で落ち着いた。これから各所と連絡を取って形にしていく。始まる前は6時間は長いなあと思っていたけれど、過ぎてみればあっという間だった。途中のんびりと休憩をはさみながら、イベントの内容、今後のスケジュール、役割分担まで考えていったのはすごいんじゃないだろうか。Actoryの幹部の人たちが途中途中で議論の方向性を示してくれたのもあったけれど、スピード感があった。

デンマークの人は仕事の生産効率が良いとどこかで聞いたことがあったけれど、それを何となく感じられたような気がする。何時から何時まで、とはっきりとは時間を決めずにゆるやかな休憩を取りながら、飲み食いしつつ自由に思考を巡らせる。特にどう使うか指示がない真っ白な紙とペンがぱらぱら置いてあって、使いたければ自由に使って思考を整理する。あまり統制されていないこの感じは、日本では味わえなかったなと思う。「イベントの参加者、協力者、そして私たち運営が、イベントを通してどんな価値を得られるかを考える」など、キーポイントは随所で提示してくれるけれど、それに向かうアプローチは全て自分たち次第、という開かれている感じ。楽しく議論することができた。

お昼と夕方に大きすぎるサンドウィッチをもらえて、どちらもとても美味しかった。今日はサンドウィッチしか食べてないけど満足。

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