未経験薬剤師が「企画〜デザイン」制作やってみる| Part 2/6
はじめまして、てぃむです。
この記事は、未経験UIデザイナーが目的のあるデザイン設計をできるようになるため、企画フェーズからアプリを考えていく勉強ログです。
前回の振り返りと反省
前回の記事では、薬局における課題について、友人を巻き込んでブレストしたのち、代表課題を「服薬指導」に設定しました。
▼ 前回の記事はこちら
https://note.com/timtic_1234/n/n4cded9ad6993
今回の目的は「アイディエーション」です。と思ったのですが、ここで重大な問題が発生😰
アイディエーションについて調べる中、デザインプロセスを実践形式で学べる神的インターンシップを、クックパッドさんが毎年主催していることを知りました👀(Cookpad Summer Internship)
さっそく公開中の過去レポを読み漁り、あるスライドに目が止まりました。
(以下はスライドの図から個人的に解釈したことです)
サービス開発は「ユーザーの課題をみつけ」サービスを通して「その課題を解決する(ユーザーに価値を届ける)」こと
ほうほう。
なら、課題発見の手段であるユーザーインタビューは必須工程ということですね!わかりました!
…ここで前回の発言を振り返ります。
今回は短時間でとりあえず回したいので、ユーザーインタビューなど時間のかかる工程は省きます。
はい、アホです😅
早めの段階で勘違いに気づけたのが、不幸中の幸い。ということで今回は「アイディエーション」でなくその前段階である、課題仮説の検証(ユーザーインタビュー)を行っていきます💦
今回やること
① 課題仮説の検証
方法:ユーザーインタビュー、KJ法
② 価値仮説の設定
方法:ペルソナの作成、価値仮説シートの作成
いきなり課題仮説、価値仮説という言葉が出てきたのはこの記事に影響を受けたからです📖
仮説にも色々種類があるんですね。。。
価値仮説
ユーザーはどのような人で、何に価値を感じる人なのか
課題仮説
そのユーザーが抱えている課題は何か
ソリューション仮説(機能仮説)
その課題に対して、どのようなソリューション(機能)が有効か
課題仮説の検証
ユーザーインタビューをおこない、課題仮説の検証を行いました。
本来はデータの偏りをなくすため、ターゲットユーザーを5人ほど選んでインタビューすべきなのですが、今回はスケジュール都合で、都合のつく知人数名にお願いすることにしました。
ユーザー
患者 2名(30代、60代)
薬剤師 2名(共に30代)
所要時間
1時間 / 人
インタビューで意識した点は以下です。
〈スクリプト〉
・聞く項目を、時系列に沿った利用シーンで区切る。
具合が悪くなる、病院、薬局、帰宅
・質問は最低限聞きたいことだけ用意する。
・通院の頻度
・直近で行ったときの体験(薬剤師との会話を重点的に)
〈気をつけたこと〉
・「なぜ」と聞かない。(ユーザーの思考バイアルが入ってしまうため)
・オープンクエスチョンを心がける。
・相手を不安にさせないよう、リアクションをこまめにとる。
一般的に、インタビュイーがインタビューと聞いて思い浮かべるのは、テレビのニュースで見かけるYES/NO形式の街頭インタビューだと思います。
今回のユーザーインタビューは、その形式と180度違い、ユーザー主体で自由に話してもらう形式のため、インタビュイーは質問の意図が読めず不安に感じると予想しました。
そのためインタビュイーの不安を和らげるべく、説明中はこまめにリアクションを取り、終始笑顔でいるよう気をつけました。
(同時にメモも取っていたので実際に笑えていたかは…)
インタビュー結果をKJ法でまとめた結果、どのユーザーからも「服薬指導時のコミュニケーション」に関するフラストレーションが1番多く出てきました。このことから、課題仮説は間違っていないことを検証することができました。
価値仮説を考える
価値仮説を考える前に、インタビュー結果から患者、薬剤師のペルソナを1人ずつ作りました。
インタビューした薬剤師2名は同世代のため、共通点をみつけ1つのペルソナにまとめやすかったです。一方、患者2名は30代と60代でそもそものバックグラウンドが違うため、1つのペルソナにはまとめられませんでした💦
ペルソナをもとに、価値仮説を作りました。
患者、薬剤師の価値が一致して、なんだかいい感じにまとまった気が😲!?
まとめ
ユーザーの具体的な体験が聞けたため、課題仮説を作ったときよりユーザーの解像度が上がった。インタビュー、めちゃくちゃ楽しい💡✨
(前職がCRAで、よく治験薬の効果をお医者さんにヒアリングしていた経験が活かされてそう)
インタビュー中最も印象的だったのは、「〜だったので自己判断で薬を多めに飲んだ」「〜が不安だったから自己判断で薬を飲まなかった」など、自己判断で薬の飲み方を決めている人が予想以上に多いこと!笑
薬剤師=薬について相談できる人って認識が社会にもっと広まればいいのになあ。情報誌を読んだり、日々自己研磨している友人薬剤師を知っているので、歯痒い。
次回は1番楽しいアイディエーション!頑張ります😊
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▼ 次の記事を読むには下のリンクをクリック
https://note.com/timtic_1234/n/n8c6924f47790
▼ Part 1
課題仮説の設定
https://note.com/timtic_1234/n/n4cded9ad6993
▼ Part 2
ユーザーインタビューによる検証
https://note.com/timtic_1234/n/n37722972b35e
▼ Part 3
アイディエーションによるソリューション設定
https://note.com/timtic_1234/n/n8c6924f47790
▼ Part 4
プロトタイプの作成
https://note.com/timtic_1234/n/n2f4c4f8040d9
▼ Part 5
ユーザーテストによる価値検証
https://note.com/timtic_1234/n/n07467ef41c9e
▼ Part 6
UIデザインの設計
https://note.com/timtic_1234/n/n6373bdfa8505
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