【徹底討論】初代「夢みるアドレセンス」はルックス、楽曲、衣装、振り付け、大手広告代理店とすべてが揃っていたのになぜ売れなかったのか【夢アド】
■ 夢アド、なぜ「あの程度」?
古の有識者の集う「5chライブアイドル総合スレ」で、
『なぜ、全盛期夢みるアドレセンスが売れなかったのか』
という話題になり、有識者たちがそれぞれの見解を示しました。
多々「そうだな」と思う部分もあったので、引用して紹介、自分なりに総括させていただきます。
では、まずはスレの内容から。
話の発端は「まじでどうしてあの程度だったんだろうな」というレスから始まります。
あの程度、とは
・ワンマンライブで動員1,500人前後
・オリコン最高4位
を指しています。
夢アドがワンマンをした一番大きな箱が「Zepp DiverCity Tokyo」で、キャパは2000程です。
けど、そこまでギチギチに埋まっていたという印象もなく、当時チケットを特典会券付きで売っていたりもしていたため(チケットの水増し販売)、実際の入りはキャパの割に意外と少なかったような記憶があります。(8年前のことなので多少曖昧)
オリコン4位は立派なのですが、それでも「あの程度」と言われてしまうほどには、ポテンシャルの塊だったんです。初期「夢みるアドレセンス」は。
■ 夢アドのスペック
そんなポテンシャルの塊こと初期「夢みるアドレセンス」。
一体、どうポテンシャルだったのか。
一つずつ振り返っていきたいと思います。
■ ルックスが神
見てください。
歴代アイドルの中でもトップクラスのルックス。
超正統派黒髪センター。
ややギャルみエース。
萌えキャラ最年少。
高身長バリバリギャル。
高身長黒髪クール系美女。
スタイルもよく、バランスもいい。
衣装も含めてルックス地上トップクラス級。
すごすぎる夢アド。
しかしこのルックスも、夢アドのストロングポイントの一部にしかすぎないのです。
■ 楽曲が神
出ました、楽曲。
楽曲厨。楽曲派。
まず、夢アドは質の良い「王道を踏まえた青春系サウンド」な1stフルアルバムで、一部の楽曲派や同世代の若者からの共感と支持を集めていました。
(ステルス部会25:00は今見ても神)
この王道寄りの良楽曲派から、いわるゆる当時の流行りだった「沸き系」へとスタイルを移行させていったのが2016年1月発売の『舞いジェネ!』から同年4月発売の『ファンタスティックパレード』の流れ。
そう、ここでアイドル史屈指のスーパー名曲『ファンタスティックパレード』が誕生したのです。
なんだろう、今聞いても2回目のサビに入る直前のところで胸が熱くなるんですよね。
神、まさにゴッド。
けれど、
ゴッドなれど、
アイドル史に残る屈指の名曲なれど、
このファンタスティックパレードの売上は下がってしまったのです。
一番売れた曲は『舞いジェネ!』で最高順4位。
『ファンタスティックパレード』は最高順位8位。
なので、シンプルに売上で見れば『舞いジェネ!』が夢アドのピークとも言えると思います。
実際、この曲が一番好きというファンの方も多い印象です。
ここで上記5chにあった書き込み「方向に連続性がなかった」が響いてきます。
1stフルアルバムまでは、同世代のJCJKが憧れるような「かっこいい等身大のアイドル」だったんです。
それが「沸き系」へと移行して、その層がついてきてたのがこの2016年発売の『舞いジェネ!(1月発売)』、『ファンタスティックパレード(4月発売)』、『Love for You(7月発売)』の三部作までだったとも考えられると思います。
これが、今見返すと「方向に連続性がなかった」と感じる原因なのかもしれません。
ちなみに、この『舞いジェネ!』の時に決まったキャッチコピー【カワイイだけじゃダメなんですか!?】は、現代のCUTIE STREET『かわいいだけじゃだめですか?』でワードがリバイバル。皮肉にもヒットしてます。
なぜ「きゅーすと」が売れて、「夢アド」が売れきれなかったのか……。
その答えは最後に書いてるので、答えを知りたい方は一気に下までスワイプ~。
■ とにかく神
書くの疲れてきたので省略しますが、
・MVが神
・衣装が神
・振り付けが神
・ライブパフォーマンスが神
・特典会の満足度が神
・声質が神
・キャラクターが神
・荻野可鈴のがむしゃらすぎて空回りする姿が神
・リリース間隔が神
・タイアップが神
・博報堂が神
・地上波出演っぷりが神
と、本一冊書けそうなくらいの神、神、神の神尽くし。
それが、初期「夢みるアドレセンス」なんです。
■ 【結論】なぜ売れなかったのか
答えから言います。
時代です。
5chでも言われてますが、今、当時のメンバーの当時の『ファンタスティックパレード』が出たら絶対TikTokで当たります。
わかります。
夢アドが令和に『ファンタスティックパレード』を出してTikTokでヒットして紅白に出てる世界線を見てきたから。
というのはウソなんですが、かなりの確率で流行ったんじゃないかなとは思います。
少なくとも流行るだけの理由とインパクトはあるので。
他に不祥事(「ポテリッチ100ぷくろ」事件(※1)や「YouTuberとの半同棲的写真流出」事件)などで勢いにストップがかかった部分もあります。
さらに、その謝罪をライブ中に黒スーツ着て謝罪会見をやるなどで茶化してしまって批判を受けたり、京香のあやしげな写真らしきものが流出したりしなかったり、小林れいさんが休養したり、当時の最前管理が暴れててライブが荒れてる印象がついたり、なども売れなかった理由として考えられると思います。
ちなみに当時の夢アドを手掛けてた敏腕プロデューサー(元博報堂)は、monogatariというグループを手掛けた後に逮捕(元メンバー談)されてるそうなので、もしかしたら当時からコンプライアンス的にもなにか問題があったのかもしれません。
さらにちなみに、自分がそのプロデューサーと話した時に二人とも推しメンが山田朱莉さんだったことが判明したので、やはり自分も含めて倫理観がヤバい気がします。
人生どうにでもなれ的な。そんな人種。
ということで、時代!
夢アドが「あの程度」と言われてしまうほどしか売れなかったのは、時代が悪かった!
コロナ禍明けで、みんなスマホに夢中で、TikTokが覇権を握ってる現代だったら売れた! 絶対! 断固! イエス、にしたんクリニック!
さて、その「夢みるアドレセンス」ですが、今年の9月30日で現体制終了しています。
これまで夢アドに所属したメンバーの人数はなんと総勢24人。
今後の動向はまだわかっていませんが、妹分ユニットの『YUMEAMDO CiTRON』は、今も毎週末「アイゲキ」を中心に活動中です。
彼女たちのこれから羽ばたいていく姿を、かつてのメンバーの姿と重ねて応援するのもいいかもしれませんね。
それでは、夢みるアドレセンスの個人的な総括でした。
売れなかった理由は、時代。
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