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自分自身になる
「自分自身になる」って、ある意味、永遠のテーマではないでしょうか。
家の自分、よそ行きの自分
本能の自分、理性の自分
弱音を吐く自分、前向きに取り組む自分
ありのままの自分、可能性が引き出されていく自分
気持ちに正直な自分、気持ちを打ちたたいて上を目指す自分
弱さを担っている自分、強みを生かしている自分
人の真似をしている自分。人真似からオリジナリティを創っている自分
自分の中にはいろんな自分がいます。それら全部を含めた自分が自分自身です。そして置かれた状況によって、色んな自分が引き出されます。というか、どんな自分を出すか瞬間的に選んでいます。
健全な自分自身になるために、自分の中の色んな自分も自分であることを認め、受け入れることが最初にすることです。それから置かれた状況で、どの自分を出せば、自分を成長させ、平和を創り出し、自分も周りも幸せにできるかを判断し、それに相応しい自分を選択して出すことです。これにはちょっと練習が必要ですが、失敗を繰り返しながら体で覚えていけば、確実に成功率があがってきます。
健全な自分自身になるためには、人々の中にはいることが大切です。孤立して自分自身になることはできません。孤立した自分自身は単なる妄想であり、独り善がりであって、何の実力もありません。人々の中に入ってこそ、自分にできること・できないこと、自分の強み・弱みなど自分のキャラクターが明瞭になってきます。また見習いたいこと、見習ってはいけないことも分かります。
できるなら、人生に対して意識の高い人達の中にはいることです。また人の成功や幸せにために協力したいと思っている人達の中にはいることです。そういう人達の中に留まることは、時にしんどくなることがあると思いますが、こういう人達の中に入ることによって自分自身を磨き、健全な自分自身になる速度は確実に速まります。
最後に、健全な自分自身になるために神との関係に生きることです。命の源であり、人間の原型である神との関係に生きることによって、神によってデザインされている原初の自分を回復することができるようになります。人と比較しなくても良くなってきますので、人との比較によって発生するマイナス感情の扱いに無駄なエネルギーを使わなくなります。そして健全な方向にエネルギーを注げるようになります。
自分自身になる。これは私達に一人ひとりの生涯の課題です。
***参照警句***
愛する者たちよ。わたしたちは今や神の子である。しかし、わたしたちがどうなるのか、まだ明らかではない。彼が現れる時、わたしたちは、自分たちが彼に似るものとなることを知っている。そのまことの御姿を見るからである。1ヨハネ3章2節