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Step by Step 4月22日 ■□自由の用い方□■

 自由を得させるために、キリストはわたしたちを解放して下さったのである。ガラテヤ5章1節


 誰しも悪口を言われたくありません。だからって神経質に萎縮して生きるってどうでしょうね。逆に悪口さえ成長の糧にする、そんな逞しく柔軟な心の筋肉を養いたいものです。

 大概の企業にはカスタマーセンターのような部署があります。お客様から直接、相談、苦情、クレーム、時には、言いがかりまで受付する部署です。はっきり言って、やりたいとは思わない業務です。しかし苦情・クレームは、改善・開発のアイデアの宝庫であるとも言われています。福井商工会議所が苦情・クレーム博覧会というウェブサイトをつくり、お客様から苦情・クレームを敢えて募集し、それらをまとめて、商品の改善・開発に役立てるという実績があります。

 「悪口・批判」に対する対処法として最悪なのは、いちいちそれに反応して腹を立て、文句を言い、仕返しをすることです。良い対策は「悪口・批判」を聞き流し相手にしないことです。こうすることによって、こちらとしては振り回されることはありません。最も良い対策は「悪口・批判」を自分の成長に役立てていくことです。なぜなら「悪口・批判」には、自分に足りない真理が混じっていることがあるからです。

「選択理論心理学」というのがあります。この心理学では、自分の外からやって来る状況や言葉は、それが誰からのものであれ、また、どんなものであれ、全て「情報」に過ぎないと考えます。ですから、人からの悪口や批判も、それは単なる「情報」にしか過ぎません。情報に過ぎないので、それ自体が私に直接影響を与えることはできないのです。ここで大切なことは、その情報を受けた私が、それをどう判断し、どう反応するかです。どのように判断し、どのように反応するかは私の自由であり、私が選択できることなのです。この外からやってきた刺激(情報)に対して、私が反応を選択するまでのプロセスを理解できれば、段々冷静に「悪口・批判」を受け止められるようになります。そして自分の成長に役立つ反応を選ぶことが出来るようになってきます。

 外からやって来る情報があなたの心や生き方を支配することはできません。もし支配されているとするならば、支配されることをあなたが選んでいるからです。

 私達は内なる自由を持っています。この自由を何ものにも明け渡してはなりません。この自由を悪のために用いるのでなく、善のために用いましょう。


■祈り■
 神よ、あなたは私に内なる自由を与えて下さいました。この自由を何ものも奪うこのできません。この自由をもって神を愛し、人々を愛することが出来ますように。イエスの御名によって、アーメン。

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