Step by Step 7月29日 ■□幸せはどこにある?□■
だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。これが律法であり預言者である。マタイ7章12節
私たちの幸せは、他の誰かを幸せにすることの中にある。これが原則です。ですから、幸せを願うなら、まず誰かを幸せにすることを考えるところからです。
でも「誰を」幸せにしたらいいのでしょうか?基本はあなたの身近で大切な人です。あなたの身近で大切な人を悲しませる誰かでは、絶対にありません。
既婚者なら互いのパートナーがその「誰か」です。家族が増えたなら、その「誰か」とは最初にパートナー、次に子供たちです。
よく聞くことですが、家庭外の人には親切にして、家庭内の人には素っ気なくするってことがあります。もちろん家庭の外の人に親切にすることは間違いではないし、推奨すべきことです。ですが私たちがもっとも優先しなければならないのは「家族への親切」であり、「家族を幸せにする」ことです。そうです。パートナーの幸せと子供たちの幸せが、人生の大事な目的の一つです。
結婚式でスピーチをするとき、幸せいっぱいのお二人に必ず言うことがあります。それはこういうことです。
「この人に幸せにしてもらおう!と考えることは諦めてください。そう願い続けているかぎり、どんどん不幸感が募ります。やがてこの人のおかげで私は不幸になってしまう…と思い込むようになってしまうからです。ですから、相手に幸せにしてもらおう!ではなく、相手を幸せにしよう!と互いがそのように願い、相手の幸せのためにできることをしていくとき、相手も幸せになり、自分も幸せになるのです。」
幸せを「仕合わせ」と書きます。互いの幸せのために「仕え合う」ときに、本当に幸せになれるのです。あなたの幸せは、身近で大切な人の幸せの中にあります。
■祈り■
神よ、私達が幸せになる方法を教えてくれています。でもついつい自己中心的な幸せを優先して、関係がギスギスしてしまいます。神が教えてくれた「相手の幸せの中に、自分の幸せがある」ことを実践できますように。イエスの御名によって、アーメン。