見出し画像

高ぶりと謙遜

画像1

聖書にこんな言葉があります。

*** 人の心の高ぶりは滅びにさきだち、謙遜は栄誉にさきだつ。箴言18章12節
***

 誰しも最初は高ぶった心をもっていません。謙遜に人から学び、人に仕え、自分を成長させようと努力をします。しかしある程度成功し、周りの人からも「ひとかどの人物」として認められてくると、高ぶりの心が芽生えてきます。高ぶった心は、人から学ぼうとせず、人に仕えられることを要求し、自分から成長しようという意欲が無くなってきます。過信です。傲慢です。確かに高ぶりは滅びの前兆だと言えます。

謙遜な心を保ちたいものです。謙遜と自己卑下は全く違います。自己卑下は、どんなに自分に優れたところがあったとしても、それを認めようとせず、自分のダメなところ、失敗したところ、自分の欠点ばかりをクローズアップして、そこばかりを数え上げている心の状態のことです。

謙遜は、自分の優れたところをしっかりと認めます。と同時に、自分のダメなところ、失敗したところ、自分の欠点に対しても、素直にそれを認めて、それを補う努力をしたり、人の力を借りることの出来る心の状態です。また謙遜な心は、自分以外は皆教師という精神を持ち、誰からでも、どんなところからでも学ぼうという意識があります。また謙遜な心は、人を性急に判断することなく、将来を期待して待ってあげることが出来ます。人の良いところを承認することができま
す。

謙遜な心は、自分だけでなく周りの人々と共に成長し、共にしあわせになろうとする心です。


***参照聖句***
謙遜と主を恐れることとの報いは、富と誉と命とである。箴言22章4節

いいなと思ったら応援しよう!