Step by Step 9月11日 ■□怒りのコントロール□■
怒ることがあっても、罪を犯してはならない。憤ったままで、日が暮れるようであってはならない。また、悪魔に機会を与えてはいけない。エペソ4章26-27節
怒り、憎しみが生まれたら、燃え上がる前に消してしまいましょう。まだ赦せる内に、相手を赦してしまうことですね。
上記の聖句の英語を見ると、「怒れ!しかし罪を犯すな」となっています。「怒ってもいいんだ」ということです。「怒る」という感情は罪ではありません。不当な扱いや言葉を受けた時に、「怒る」ことは感情の自然な表現です。しかし怒るとき、罪を犯しやすい状況に近づいているということも知っておきましょう。
怒ることによって…
●感情的になって余計なことを言ってしまいます。その言葉で相手の心を怒りに巻き込んでしまいます。
●怒りの感情が激すると、2倍、3倍、4倍の仕返しをしてしまいます。
●怒りを飲み込み心に溜め込むと、その怒りは憎しみへ醸成され、更には恨みにへと発酵していきます。そうなると赦せなくなり、赦さないという意志決定をしてしまいます。蓄積された怒りは自分自身の身体を攻撃し、鬱になったり、周囲全般への攻撃性を増幅させていきます。
悪魔は人間の怒りの感情につけ込み、その人だけでなく周囲も巻き込んで深刻な状況に引きずり込みます。
感情の自然な表現である怒りが、悪魔につけ込まれる機会とならないために、「怒り」を上手に処理することが重要なのです。そういう意味で先ず「怒れ!」なのです。怒りを発散させるのです。その場合、自分も人も傷つけない怒りの発散方法を考え実行しましょう。
そして腹を立てたまま寝てしまわないようにしましょう。その日のうちに仲直りする努力をしましょう。また怒りの流れを断ち切るために、カチンときたら直ぐに「ありがとう!赦します!」と宣言しましょう。時には神様に「腹立たしい気持ち」を祈りを通して聞いてもらいましょう。もう一つ、自分を怒らせた事柄を冷静に受け止めて、自分の成長に役立てるようにしましょう。
今日は最後にもう一つ聖書の言葉を紹介します。
怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は城を攻め取る者にまさる。箴言16章32節
■祈り■
神よ、怒りを健全に受け止め処理することができるように助けてください。決して怒りに振り回されて、自分や周りの人達に不利益を与えることのないようにして下さい。イエスの御名によって、アーメン。