Step by Step 8月11日 ■□真の平和な社会とは□■
あなたがたは、さきの事を思い出してはならない、また、いにしえのことを考えてはならない。見よ、わたしは新しい事をなす。やがてそれは起る、あなたがたはそれを知らないのか。わたしは荒野に道を設け、さばくに川を流れさせる。イザヤ43章18-19節
ひとり被害者意識に囚われ、社会全般に恨みを抱いている人が、ある日突然、酷い犯行に及ぶ。そんな事件が多くなりました。病んでいる時代です。闇は益々深くなっている時代です。ネットは善悪混合の世界ですから、ユーザーの気持ち一つで、気軽にどちらの世界にも深入りできるようになりました。ユーザー自身が問われる厳しい時代です。
忘れてはならないのは、私たちが生きている社会は、聖書が教えている天国でないということです(聖書が教えている天国とは、神が王として愛と正義と命で完全に治めている、死後に行く世界です。そこには闇、罪、汚れ、悪魔、病気、死、悲しみ、嘆きなど一つもありません。そこに入るためには、キリストというパスポートが必要です)。私たちが生きている社会は、清濁混合の世界であり、良いこと、感動的なことがあり、神様も働いている世界ですが、同時に、罪があり、酷いこともあり、悪魔も働いている世界でもあるのです。そのどちらに繋がって生きるかは、私たちの決心一つにかかっているのです。
そうです。どちらに繋がって生きるかの、その選択の自由と責任はすべてわたしたちにあります。選択するまでは自由ですが、選択した結果からは逃れることはできません。選択の結果は自分の責任として刈り取ることになります。
過去において、拒絶やいじめなど、非常につらく苦しい体験があったかも知れません。でもそれをどう受け止め、どう生きていくかは、あなたの自由であったはずだし、その自由の結果を今あなたは受け取っています。そうです。私たちはいかなる状況においても、“自分の態度は自分が決め、自分の生き方は自分で選ぶ”という自由があり、その自由を行使する責任があるのです。もしその責任を行使しないなら、誰かがあなたを振り回すことになるでしょう。
過去をどうのこうの言っても仕方がありません。大事なのは未来であり、未来を方向づける現在です。過去は変えることができませんから、受け入れるしかありません。そして、どのような未来を創造するかは、現在をどのように生きるかにかかっているのです。過去はあなたの手の中にありませんが、未来に繋がる現在があなたの手の中にあります。どのような未来を創造したいですか?そのために現在あなたは何を選んで行動を起こしていますか?
過去の後悔や恨みつらみは捨てましょう。そんなものはあなたの明るい未来に何の役にも立ちません。あなたには、これからどう生きていくのかを選び取る自由と責任があります。
こういう自由と責任が誰にでもあることを教え、保証し、励ましていける社会が平和な社会だと言えるでしょう。
■祈り■
神よ、あなたは私達ひとり一人に未来を用意して下さっています。神が用意して下さっている未来に向かって、神と共に今日を大事にしていきます。イエス様の御名によって、アーメン。