Step by Step 9月13日 ■□小さな違いなら□■
人をさばくな。自分がさばかれないためである。あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられるであろう。マタイ7章1-2節
私たちは相手の小さいことに引っかかってカチンとくることがあります。
例えば…
巨人ファン:阪神ファン
関東の発音: 関西の発音
挨拶の仕方
虫がスク・虫がスカン
表現の仕方
リアクションの仕方
などです。
人は概して自分の慣れ親しんだ感覚や考え方が一番正しいと思っています。ですから自分の正しさを相手に押しつけようとします。悪気があるわけではありません。自分の正しさが相手のためになると思い込んでいるのです。
ところが自分の慣れ親しんだ感覚や考え方が正しいと思い込んでいるように、相手も自分の感覚や考え方が正しいと思い込んでいるのです。ですからそこには正しさと正しさのぶつかり合いが起こります。話し合って、より良いものが生み出されるのならいいのですが、勝ち負けのぶつかり合いに発展します。
そこで大事なことは、小さな相違であれば、いちいち相手を矯正しようと自分の正しさを押しつけないことです。そのような小さな違いは棚上げして、相手の良いところに注目したり、相手のこれまでの歩みに対して理解を深めようと努力することです。
人に歴史ありです。その歴史があって今がある。そんなことを思い巡らしながら、人への洞察を深め、人への愛を深めることが重要です。表面だけの反応でその人を評価してしまわないことです。深みを探ってみることで人への理解は断然違ってきます。
■祈り■
神よ、私の人間理解を深めて下さい。表面だけで判断してしまわないように助けて下さい。あなたが人を見て心で見ることができますように。イエスの御名によって、アーメン。