接客と古着屋について
どうも俺です
仕事が始まり、接客というものを久しぶりにした
声かけって難しいなぁって改めて思った
「よかったら何でも着てみてくださいね」
「それいいですよね」
「なにかお探しですか?」
ケースバイケースにこの3つを何となく使ってるけど、試着できない服屋は少ないし、いいから手に取ってるわけだし、服を探しに服屋に来てるわけだから、よくよく考えるとキモイ日本語だ
あと会計の時に、「それでは大きい方から」って言ってお札を渡す人がめちゃくちゃ嫌い
大きい方って言い方キモくないですか?
小銭も「細かいのが〜」って言ってるし
大きい方で返してるなら、小さい方って言わないと法則性がないじゃん
普通に「7525円のお返しです。お先に7000円のお返しです。こちら525円のお返しです。」でいいと思うのに、なぜ大きい方とかいうキモイ日本語が出来たんだろうか
あと「こちらレシートのお返しです」って言う人もキモイ
いつお前にレシート預けたんだよ
接客の話に戻る
新品の服屋にいた頃はマニュアルというか、しっかり礼儀正しく接客しないといけなかったが、古着屋に移ってからかなりアバウトな接客になった
なんか喧嘩売ってんな〜イキってんな〜って客には声掛けないし、接客したくない
店と客は対等であるべきだし、店の買った商品を客が買うってシステムなんだから、敬語とか必要ないんじゃないのか
タメ口で話しかけられたら、タメ口で接客しても問題ないはず
客がいないとお店が潰れるが、店は客にビビりすぎな気がする
もっと肩の力抜いていいと思う
でも俺は常識人というかチキンなので、絶対客にタメ口は使えないんだけど
客の常識をぶっ壊す接客がしたい
具体的には、客のファッションに対する固定観念をぶち壊す提案がしたい
難しいけれど、たまにそれが出来るとエンドルフィンがドパドパ出る
古着について話そうか
古着屋といっても、ヴィンテージショップ、古着屋、リサイクルショップの大まかに3つに分けられる
ヴィンテージショップというのは、ほぼヴィンテージしか置かないお店
ヴィンテージ好きの固定客で回ってる
新規の客やヴィンテージの価値を分かってない人はあんまり相手にしない、昔ながらのやり方を取ってる
値段ももちろん張る
古着屋はヴィンテージも置くけど、レギュラー(ヴィンテージとは呼べない新しい年代の服)も置く
近年の古着屋はほぼコレ
若年層にも取っ付きやすく、店側はトレンドも追わないといけない
値段はピンキリ、店によって同じアイテムでも値段がかなり変わってくる
Tシャツ1つでも、3900円〜20000円と店によってつける値段が違う
お店が価値をつける
リサイクルショップはセカンドストリートなど、海外に仕入れにいかず、不要な服を買取り、売る
掘り出し物が意外と多い
仕入れに行かなくていいため、値段が古着屋に比べ安い
古着ブームは10年周期くらいでやってくる
今は第三次くらい
アメリカに買付けに行っても、日本人が買付けしすぎて、日本の方がアメリカヴィンテージが多くなってしまっている
アメリカのヴィンテージコレクターが日本に買いに来るという逆転現象も起きてる
古着屋は常に「次はどのアイテムが流行するのか」を探っている
インターネットの普及によって、トレンドの入れ替わりが昔に比べかなり早くなっている
InstagramやYouTubeなどで、購買層を煽っているからだ
個人的には好きな服を着るのが1番オシャレだと思うが、トレンドを少しも追わないと接客に影響が出るので、常に勉強しないといけない
古着の良さは、一期一会と疑問だと思う
同じ服、同じサイジングの服とは二度と出会えない
「なんでこの服こんなに高いんだろう」
「どうして同じブランドなのにタグが変わるんだろう」
古着のこういう疑問が知識欲を煽られる
インターネットで検索すればすぐに出てくるので、便利な時代になったと実感する
1億総古着屋店員時代になった
店員より客のほうが詳しいなんてこともザラにある
そんな客に負けないように、これからもトレンドと古着について勉強し、接客を磨き、カリスマ店員的な立ち位置になれたらいいな〜ってぼんやり妄想をする
無理かな?