付き合いたての距離感
2週間くらい前、新しいフライパンを買いました。
というのも、私がフライパンを焦がしてしまったから…。
次男と将棋をしていたら、火をつけてるのをすっかり忘れてしまい、「なんか焦げ臭い…?」ときづいたときには、既に手遅れ。
ひじきの煮物が真っ黒に。
ゴッシゴシこすってみたり、重曹を入れて沸騰させて放置したり、調べていろいろしてみたものの、なかなかコゲが落ちず、泣く泣く処分。もう何年も使ってきた愛着の鉄製フライパンだったのでかなり落ち込みました。
「ごめんね、こんなお母さんで…」なんてウジウジして、子供達に「仕方ないよ」と励まされる始末。
処分したフライパンは使い勝手が良かったので、同じものを買おうと思ってホームページを見ると、なんと2年半待ち!!しょえ~!
2年半もフライパンなし生活できへんでーー
これまた仕方なく、ショッピングモールにあるキッチン用品専門店に売っている鉄製フライパンの中から良さそうなものを買いました。
そんな紆余曲折(でもないけど)を経て、わがやにやってきた新しいフライパン。
新しいフライパン…!
なんかドキドキ。
鉄製のフライパンって、油のしみこみ具合や熱の通り方が商品によって違っていて、なかなかそのフライパンの調子?機嫌?に慣れるまで、時間がかかったりします。
慣れるまでは、火加減や油の量を間違って、ぎょうざの皮が全部はがれたなんて大惨事になってしまったり、けっこう大変。
「火加減これくらい?」
「油もうちょいいるかな?」
「あー、また焦げた」
なーんて。
フライパンと私の微妙な関係。お互い腹の探り合いといった感じです。西部劇の決闘のようなピリピリした関係というよりは、同棲をはじめたばかりの初々しいカップルといった感じ?お互いうまく勝手がつかめず、ちょうどいいバランスを押して引いて試してるというとこでしょうか。
同棲しはじめのときって、生活の小さなポイントがすれ違ったりして、なかなか新しい2人のスタイルができあがるまで時間かかったりしますよね。
そんな感じで、私と新しいフライパンも、いまだ新しい関係を構築中。私が料理下手ということもあり、なかなか新しいフライパンの調子をうまく探ってあげることができない感じ。慣れるまでもうしばらくかかるかなぁ。
うちにやってきてからもう2週間たちますが、いまだに使う時はちょっとドキドキしています(あんまり料理しないから使う機会がないせいでもあり)。しかもさっそくちょっと焦がしてしまったし。
料理上手な人がうらやましい。こんな私のもとに来てしまったフライパン、もう少し辛抱してね。上手に使ってあげられるように頑張ります。