【ネタ365days day151 静寂】
しゃべらないでいるのは苦じゃない。だけど、思った以上に自分の内はうるさい。あるいは賑やか。
ごちゃごちゃと自分に指示を出してくる自分が強くいたときは、常に耳元で感じの悪い人がしゃべっているみたいだった。
いまはかなり減ったので、(うるさく言ってきても怒鳴り返せるし、心の中で)代わりに言葉を持たぬ存在たちが、やんややんやと歌ったり踊ったりしていることの方が多い。
賑やかなのもいいけど、内なる静寂の時間は必要。からだは動いていても、こころは静かでいる。そのとき、自分がすべてになったように感じる。静寂には何もない。けれど、すべてある。
この真っ暗でありすべてが眺められるどこまでも続く空間に、プカプカと浮いて自分を洗濯する。ほんの1分でも本当に満足できる時間。
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