舞台 文豪とアルケミスト 綴リ人の輪唱について2「位置」
※個人の感じたことです。
※※こちらの内容についてはまだ公演期間、なおかつ配信もあるので詳しくは触れないでおこうと思います。
それはまた無事終了しましたら。
こんばんは、ときぞのです。
またひとつ、「文豪とアルケミスト」と「舞台 文豪とアルケミスト」(文劇)について少し。
興味を持っていただけて、劇場に足を運ぶ、または配信を見るなどしていただけたらいちファンとして嬉しいです。
※※※内容には触れませんが演出などについて触れておりますので気になる方は閲覧を控えていただけると幸いです。
さて、「位置」。
なんぞ、という感じですが、位置どり等々大事だなぁと思った話について。
前回お話したとおり、「舞台 文豪とアルケミスト 異端者ノ円舞」(2作目)にてどぼんとハマった私ですが、そこで感動したもののひとつに「位置」があります。
ざっくりいうと役者の立ち位置です。
どこを切ってもべらぼうに役者が見やすい。正面じゃない席でも見やすい。
立ち位置がかなり計算されていて、美しいフォーメーションを描いているよう。
以前同劇場で非常に見づらい舞台をみたので感動もひとしおです。
ステラボールでこんなにしっかり見れるものなのか!とびっくりしました。
このあたり、過去からこだわられているところなのでしょうか。
一作目で確か階段の何段目にいるかも、一段動くかどうかもかなりしっかり演出家の吉谷さんが確認されていたので……。
毎回動きのある舞台セットを作られていた文劇ですが、今作はがっちり目につくられているものを固定。
どこも動かせそうにありませんし(一箇所可動のものがありますが小さいところです)、前回のシンプルなものに比べ装飾も多い。
さすがに今回は見づらい場所もあるのでは……と思いましたが予想外に見やすい!
そんな……と思いましたが「あっ! ここで○○みたいのに見れない!」と思った箇所がない……本当に……???
振り返っても、また、今日初めて一階でみてもそうだったので改めてびっくりしました。
おそらくうまくいってるのは
1.セットの高低の利用
2.人物の移動
でしょうか。
見ていると高さが結構ある。
また、階段についても割合幅が広く中央寄りと端とでは印象が違います。
人物の移動に関しては、面白いぐらいに動く動く。
特に2はシンプルなセットなところもあり、舞台上にかかったはしごもインパクトがあり、はしごを上りながら?台詞をいってたのも面白かったです。
2では武者小路実篤がよくうごき、また、衣装がひらひらとテールがあるので印象的でした。
2ほどわかりやすくはありませんでしたが、3も重要な台詞を言っているときでも喋りながら移動することが多く、頻繁に位置が変わり、台詞そのときそのときで関係の印象を変えながら、見やすいところに定まっていて面白いのです。
あれだけ広さがあるので、全員出ていても被るほうが難しいのかもしれませんが……。
きれいに一枚の絵画のようにどの場面も切り取れる感じは、劇場で見て感じるのが一番面白いかと思います。
とりあえず今日はこのへんで。
次は何を語るか少し悩むのもまた、この舞台と向き合っている感じでとても楽しい時間です。