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勇気を出してパリへ。学校初日にドキドキした話

AM8:00。6区Raspail。4月の朝はまだ寒くて息が白い。あまりの寒さにパリのH&Mで急きょ調達したセーターを着て、語学学校 Alliance Francaiseへ。リュクサンブール公園にほど近い場所に、築100年のアパートが立ち並ぶパリらしい町並みの一角に立つ。近くにはa.p.cや おしゃれで美味しいデリとパンのお店・ブレッド&ローズがあり、パリ好きの心をわしづかみにする界隈だ。

入学初日。

ドキドキしながら鉄格子の門の入口で警備員に学生証を見せ、階段を登り教室に入る。「いったいどんな人がいるのだろう」と緊張しながらあたりを見渡す。すでにアラブ系、ヒスパニック系、アジア系とさまざまな国籍の人が10人くらい座っていた。教室に入ると何人か小さな声で「ボンジュー」と挨拶はしたものの、初日なのでだれも話さずしーんとしている。お互いなんとなくどんな人なのかなー?とようすをうかがいつつも積極的に声をかける雰囲気でもない。

「ボンジュール!サヴァ〜?!」

突然、カラッと元気な声で入ってきた先生は25、26歳くらい、ショートカットのハキハキした女性だった。
まずは「お互いを知りましょう」とはじから一人ずつ自己紹介させ、必ずとなりの人が質問するように仕向けた。私も歳と国籍と趣味を話したら、となりの人に「あなたは中学生かと思った!」と言われた。「そんなわけないだろ笑 日本人は顔が幼いから若くみられがちなんだよ」と返した。

生徒はトルコ、ロシア、ドバイ、アメリカ、中国、韓国、とさまざま。
教科書はHACHETTE社の「FORUM2」。噂通り、授業は会話が中心で文法は自分で勉強するしかない。CDである会話を聞かせ、だれが何を話していたかグループでまとめて発表する。初対面の外国人同士がだれ一人として母国語を使わず、フランス語のみで会話するというフシギな光景が繰り広げられ、先生がたまに会話に入り、間違った表現を正してくれた。

とびこんだその先に

日本でこんな一気に外国人と話したことはない。留学でもしなければきっと話す機会もない国籍の人ばかり。それぞれの文化が垣間見えて、うん、かなり楽しい!勇気をもって単身パリにきたかいがあった。教室に入る前はかなり緊張したけれど扉をひらいたら新しい世界が待っていた。

↓Alliance Francaise
http://www.alliancefr.org/

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