お子さんを急に預けたいとき
仕事に忙しいシンママは、時には急にお子さんを預けないといけないときもあると思います。また、シンママが病気になってしまって、誰かを頼らないといけないときもあるでしょう。そんなときに、力になってくれそうなところをご紹介します。
緊急保育
シンママが突然の事故や病気で入院等が必要になった場合や、冠婚葬祭などで一時的に保育が必要な時に利用可能です。自治体や保育施設によって対応が様々ですので、詳細は自治体や保育施設にお問い合わせいただいたほうがいいと思います。時間があるときにお住まいの自治体のホームページをご覧いただくことをオススメします。
私が住んでいる、岐阜県瑞穂市の例ですと、1ヶ月あたり14日までが利用期間で、土曜日も対応してくれる保育園があります。費用はお子さんの年齢と利用時間によりますが、1日5000円はかからない程度です(詳細はこちら)。
保育ママ
保育ママとは、家庭福祉員または家庭的保育者とも呼ばれているもので、自治体の認定を受けた方が自宅でお子さんを預かる制度です。2010年の児童福祉法改定によって「家庭的保育事業」として始まったものです。
「家庭福祉員 探す」というキーワードでGoogle検索を行うと、自治体によっては保育ママの情報を掲載しています(例:東京都北区)。契約はシンママと家庭福祉員との間で行われますので、直接家庭福祉員の方と交渉することになります。
ベビーホテル
ホテルと名前がついているので、宿泊施設のようなイメージですが、実際には認可外保育園です。具体的には、以下の3つの条件のいずれかを満たす施設のことです。必ずしも深夜の時間帯の保育や宿泊機能を備えているわけではありませんから、注意が必要です。
①午後8時以降の保育
②宿泊を伴う保育
③一時預かりの子どもが利用児童の半数以上を占めている保育施設
厚生労働省の調査によると、ベビーホテルのうち24時間の保育を行っている施設は全体の22パーセント。午前2時から7時まで開園し、宿泊の機能を備えているホテルが7パーセント。午後10時から翌日午前2時までの深夜帯の保育を行っている施設が6パーセント。午後8時から午後10時までの夜間保育を行っている園が29パーセント。残りの3割強は夜間や深夜、宿泊での預かりを行わず、一時預かりが半数以上を占める認可外の保育施設に過ぎません。
料金的には、1万円を超えるところがあったり、入会金が必要なところもあるようです。使用する際には、任せて大丈夫なところか確認した方がよさそうです。
ショートステイ・トワイライトステイ
シンママが出産や病気、災害や事故、冠婚葬祭や出張で一時的に養育が出来ない時に利用可能です。自治体が委託している児童養護施設や福祉センター、または乳児院で預けることが可能です。
対象は2歳から12歳までが多く、金額はだいたい2000円から6000円程度になります。自治体によって対応する内容が違いますので、詳細はお住まいの自治体のホームページ等でご確認ください。
ファミリーサポート
シンママのようなサポートを受けたい家族が、お住いの自治体で登録することで、サポートを行いたい人からサポート受けることが可能になる制度です。イメージは以下のようなもので、自治体が間に入ることで双方のイザコザがないようにするものです。
(出典:ぎふファミリー・サポート・センター)
費用面ではかなり安く抑えることが出来るので、まずはお住いの自治体で登録することをオススメします。
ベビーシッター
自宅に来ていただいて、シンママの代わりにお子さんの世話をしてもらうものです。民間会社、NPO等様々な形態があります。民間会社ですと、深夜や休日の対応も可能なところがある反面、費用的に高くなる傾向(1時間1000円以上)があります。
一方で、NPOは費用面では民間会社よりも割安で済みますが、対応可能時間等に制約があります。NPOによってマチマチですので、ここから各NPOにコンタクトされることをオススメします。
また、民間会社でもユニークなところがあります。「アズママ」というところです。この会社は民間ですが「地域・共助」をミッションとし、助け合っていくことを主眼に置いています。1時間500円と格安でお子さんを預けることが可能ですので、一見の価値ありです。ただ、まだ地域が限定されますので、今後拡大していくといいなと思います。
以上、さまざまな形をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。備えあれば憂いなしですので、まずはどれを選択するにしても日頃から情報収集していただいて、イザという時に活用できるようにする準備が必要ですね。