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2030年に生き残る方法

昨年末、私が独自のアンケートをシンママに行いました。「より豊かな生活を手に入れるために必要なものは何でしょうか?」という質問に対して、「子供の将来のために、いろんなことを経験させたい」という回答を得ました。

私自身も、子供の頃からいろんな経験をしてきて、それが今に生きていることがたくさんあります。子供の頃は、近所の友だちと毎日遊んでいたので、コミュニケーションの大切さを理解しています。また、外国人の人達とよく仕事をしていますので、多様性の重要性を肌身で知っています。「経験に勝るものはない」と、まさにそう思っています。

未知の体験が人を育てる

なぜ未知の体験が必要なのでしょうか。その答えが、文部科学省の書類に載っていました。

新しい学習指導要領の考え方」という書類で、次のような文章があります(資料の10・11頁)。この文章見つけて「お役所も捨てたもんじゃないのね!」と思いました(上から目線的なコメントですいません・・・)。

無題

「予測できない変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して、自らの可能性を発揮」する。まさに、ここがポイントと私は考えます。「新しいことに遭遇したとき、それをどう捉えて対処するか」が、今後の社会で最も求められるものだと思います。

どうやって未知の体験をする?

では、どうやって未知の体験をすればいいのでしょうか。ある日、UFOが飛んできて、宇宙人があなたを連れて行った・・・はい、たしかに未知の体験です。でも、これじゃ、困っちゃいますね・・・。

未知の体験をする目的は「新しいことに遭遇したときの対処法を学ぶ」だと私は思っています。ですので、その目的に合ったものをご紹介したいと思います。

キャンプや林間学校に行く

尾木ママで有名な尾木直樹氏は「尾木ママが語る、家族キャンプの“すごい力”」という記事の中で、キャンプによる体験がお子さんの力を伸ばすとおっしゃっています。キャンプをすると、いろんなことに遭遇できます。自然のすごさを知る、いい機会だと思います。グランピングもいいですが、それよりも、より自然に触れられる従来のキャンプがオススメです。

GEMS(ジェムズ)

ジャパンGEMSセンターにて、GEMSが体験できます。GEMSとは「Great Explorations in Math and Science」の略称で、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校の付属機関LHS(Lawrence Hall of Science;ローレンスホール科学教育研究所)で開発されている幼稚園から高校生年代を対象とした科学・数学領域の参加体験型プログラムです。

体験学習の理論に基づいてプログラムが構成されているので、ただ実験や観察をするだけでなく子どもたちの自由な想像力を引き出しながら科学の基本概念や方法を学ぶことができます。GEMSのプログラムではプロセスを重視するので、子どもたちが自分たちで実験を企画し、話し合って結論を導き出します。

2030年の社会を生き抜くために必要な力

OECD (Organization for Economic Co-operation and Development, 経済協力開発機構) 加盟国の要望を受けて「Education2030」というプロジェクトが2015年に立ち上がりました。ここでは、2030年にどんなことが求められるのかが議論されていて、以下のような図で説明されています。

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(出典:http://souken.shingakunet.com/college_m/2016_RCM198_06.pdf

お役所らしく、難解な文章で記載されてますが、簡単に言ってしまうと「知識・知恵を基に新しい局面に対応できる力」が必要とされると、私は理解しました。

学校教育等で受ける学習は、新しい局面に対応できる力を育むとは考えにくいです。ですので、全く違う学習を同時に進めていかないと、最悪の場合、社会に取り残されてしまうかもしれないのです。そして、全く違う学習とは未知の体験をして、考えて答えを導き出すことです。

ですので、これからは未知の体験をどんどんして、それに対応できる力をつけていくことが重要です!


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