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golchiki
視点提供録 vol.820:「忙しい」と「充実」の間に存在するものとは
「忙しい」という言葉をよく使われる方はいらっしゃると思います。メールのクッション言葉として「お忙しいところ・・・」「お忙しい中・・・」を使うことも少なくないと思います。
忙しい状態を俯瞰して見てみると、「予定が入っている時間が多い」と言えるでしょう。この状態を表す似たような言葉に「充実」があります。「似て非なる」という言葉がありますが、この2つはどのように違うのでしょうか。
個人的な結論としては、「向けられている焦点がどこか」によると思います。目標・目的に焦点が当てられているときは「充実」、手段に焦点が当てられているときは「忙しい」と言えるのではないでしょうか。
たとえば、甲子園の出場を目標にしている高校球児がいるとします。毎日トレーニングがびっちり入っています。予定がない時間はあまりありません。この生徒は果たして「忙しい」のでしょうか。
一方、日々矢継ぎ早に飛んでくる業務をこなしている会社員がいるとします。電話やメールの返信や、相談が次々に舞い込んでいます。果たして、この方は「充実」しているのでしょうか。おそらく、高校球児は「充実」していて、会社員は「忙しい」という表現の方が相応しいように思います。
自分自身の行動に当てはめて考えてみてもいいかもしれません。「忙しい」のか「充実」しているのか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。