視点提供録 vol.760:ポジショニングの功罪
皆さまは、マーケティングの言葉で
「ポジショニング」
という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
『デジタル大辞泉』によると、
「競合関係にある商品・銘柄を特定の指標に従って座標空間上に位置づけること。指標としては消費者の知覚イメージ・価格・製品属性や使用者属性などが用いられる。」
とのこと。
堅い言葉で難しく感じられるかもしれませんが、一言で言えば
「棲み分け」
です。
たとえば、
「高価格帯の商品を売る」
のか
「低価格帯の商品を売る」
のか。
「B to Bの商品を売る」
のか
「B to Cの商品を売る」
のか。
「日本で売る」
のか
「世界で売る」
のか。
これらを1つずつ考えていくことで棲み分けができます。
そして、このポジショニングを上手に使っていくことを
「ポジショニング戦略」
と表現したりします。
さて、私自身、この
「ポジショニング戦略」
無意識に使っていたようです。
昔から
「人と同じは競争相手多いからなぁ・・・」
と考えていましたが、正しくポジショニングの考え方ですね。
キャリア構築もこの考え方で進めていました。
一方で、副作用もあったと思います。
それが、
「正面突破力があまり育っていない」
ということ。
ラグビーでたとえると、トライをするためにスクラムを組んで進んでいくのではなく、華麗なステップで相手をかわしてトライすることを練習していたため、スクラムで進んで行かれない、という感じでしょうか。
正面突破がないため、労力はあまり使わず効果が大きいかもしれません。
ただ、正面突破力も磨く必要があるのかな、と感じている次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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