視点提供録 vol.782:地産地消は農作物だけの専売特許だろうか

地産地消 - この言葉をご存知の方も多くいらっしゃると思います。

「地元で生産されたものを地元で消費する」という意味ですね。


さて、この考え方、基本的に、農作物の話になりますが、もしかしたら応用できるかもしれないと思いました。

たとえば、労働力。

現在の人口の移動を大雑把に考えてみると、朝、東京近郊から東京都心部に移動し、夕方、東京都心部から東京近郊に移動する、という現象が起きていると思います。

そして、このために通勤の混雑などが発生しています。

また、この移動時間がただの移動だけになっていると、時間の単純消費という形にもなってしまいます。


これを、地産地消の考え方に当てはめてみます。

簡単に言えば、地元で仕事をするということ。

そうすると、都心部への移動も必要なときだけに抑えられます。

また、移動時間も他のことに充てることができます。

また、お金が地域で落ちやすくなり、地域の維持や発展にもつながるかもしれません。


こう考えてみると、地産地消は農作物の概念だけに取っておくことは勿体ないように思います。

他にもいろいろなことに応用することで、通勤混雑の解消、地域の活性化など、好循環が生まれるかもしれませんね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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