視点提供録 vol.780:ふくはらと掛けて議員の心と説く。その心は・・・

「時事ドットコムニュース」によると、現在、建て替え工事中の参議院清水谷議員宿舎の家賃が月額10~15万円台に設定されるとのこと。

そして、この家賃に批判があるようです。

ただ、この家賃自体は高いのか安いのかは何とも言えません。

なぜなら、いろいろな諸条件を加味する必要があるためです。

では、この諸条件は何か。

・住所は東京都千代田区紀尾井町

・56㎡で月額家賃約11万円(坪単価約6,500円)

・81㎡で月額家賃約16万円(坪単価約6,500円)

という条件のようです。


この条件を鑑みて、皆さまはどう感じるでしょうか。

個人的には「安過ぎる」と思います。

というのは、立地を考えると、この坪単価はあり得ないぐらい安いです。

(本来は、築年数も考慮に入れますが、立地が強力過ぎるため影響がほとんどないと考えられます)

民間水準では50万円ぐらいとありますが、この3分の1。

所得水準が高いうえ、支払う家賃も異常に安い金額です。

議員の皆さまが民間水準を大きく下回っていい理由は、個人的にはないと思います。


では、なぜこのような現象が起きてしまうのでしょうか。

それは、これが欠如しているからではないでしょうか。

それは、

「庶民感覚」

です。

調べたところによると、この家賃は法律で定められているようです。

ということは、国会の場で法律が制定されているということ。

そして、この法律を制定するのは議員の皆さまであることを踏まえると、議員の皆さまの庶民感覚の欠如がこのような異常な家賃に繋がっていると思います。


さて、私個人も庶民感覚がないと言われることがあります。

それは、

「提供している価値を下回る金額を提示している」

ということ。

簡単にいえば、安売りしているということです。

まだまだ調べ切れていないところもありますが、庶民感覚といたしましては、議員さんの感覚とと私の感覚を足して2で割ると、ちょうどいいのかもしれませんね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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