視点提供録 vol.806:不要不急なのは外出だけではない
緊急事態宣言の対象地域が全国に拡がり、不要不急な外出の要請が全国に出されています。特別定額給付金の支給が決まったり、持続化給付金の申請が始まったりしています。決して少なくない金額をいただけることは有難いことだと思います。
さて、5月1日より持続化給付金のオンライン申請が始まりました。予想できなくはないことではありますが、非常に混雑していてアクセスが難しかった人もいるようです。サーバーの負荷がかかり過ぎたのか、申請数が多過ぎたのか、はたまた他に原因があったのかわかりませんが、スムーズに申請できない人もいたようです。
ここで、少し考えてみたいことがあります。それは「自分はすぐに給付金は必要とするのだろうか」ということ。コロナウイルスの影響で収入が減っている方が多いとは思います。ただ、誰しもが収入が減って生活が苦しくなっているかと言えば、そうではないと思います。潤沢な手元資金があり、まだまだ生活に余裕がある方もいらっしゃることでしょう。だとするならば、たとえ申請できる条件を満たしていても、本当に必要な方が先に受給できるよう、申請を遅らせることも考えてみてもいいかもしれません。
我が我がという我利我利亡者になるのではなく、お先にどうぞ、という余裕のある精神を持ちたいものです。余裕がない方は先に申請して問題ないと思いますが、余裕がある方は「不要不急な申請」として遅く申請することも検討されてみてはいかがでしょうか。