小選挙区投票で迷う場合
はじめに
これは私を始めとする無党派層有権者が同有権者に向けて書く。
加えて、政治家やマスメディアで強く政治主張する者は、同有権者に相応の責任があるとの認識で記すため了解いただける場合に以下読まれたい。
政策で選ぶ前に
立候補者が選挙運動で高らかに訴える「消費税減税!」等の魅惑的な政策でつい選びがちだが、その前にその政策を果たせる裏付けがあるかを見極める必要があると思う。
比例区で政党に投票する場合、規約等に党首選が規定される民主的な政党を選ぶのが無難だと思うことは前の記事で説明した。
今回、小選挙区の場合の私の考え方を書く。
勿論、比例区同様、立候補者の所属政党でそれが民主的な政党であるところを優先して選ぶのに変わりはない。
無所属であっても民主的な政党から公認や推薦を受けていればほぼ大丈夫だと考えている。
政党に責任が及び立候補者の態度豹変等に対してある程度牽制が効くと期待できるからだ。
規約に党首選がある民主的政党
自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会、社民党、れいわ新選組
政策と人柄
問題は、民主的な政党と独裁的な政党の両方から推薦を受けていたり、何の推薦もない場合である。
私は、政策と人柄で選ぶしかないと思っている。
政策に共感できるか、簡単に態度豹変しその政策を放り出すような人物でないか、といったところに着目すべきだろう。
具体的には、政策については、選挙公報に掲載した立候補者の政策に共感できるか否かだ。
この点は比例区の政党を選択する場合とほぼ同じだ。
難しいのは人柄だ。
多くは過去の実績、街宣や集会における立候補者の姿勢立ち居振舞いや応援演説等を見て判断するだろうが、当然、立候補者も自分の信頼性を訴えるので誰もが好人物に見えてしょうがない。
悪く言えば全員営業スマイルばかりなのだ。
常に「御社の…」と切り出される金太郎飴のような就職面接みたいなものだ。
本心が見えない。
実績のない新人立候補者をどう見極めるか。
世襲や有名人は冷静に観る
世襲であるとか、大手メディアやネットを通じて周知される有名人立候補者なら人物評価をしやすい。
有名人はハロー効果といってネームバリューだけで「良い人柄」と錯覚しやすいので要注意だが、逆に有名だからこそ情報も多くほころびも見つけやすい。
先入観を捨て冷静に観察すれば、他の地味な候補者より選別しやすい。
小選挙区ではないが、参考までに、最近、私が豹変、矛盾、嘘といった印象を受けた例を紹介する。
あさ8等ネット番組で有名な日本保守党の百田尚樹と有本香だ。
豹変
非民主制否定から非民主制肯定へ
昨年6月頃、LGBT 法案を強行提出した自民党を非民主的であると非難し、これを契機に日本保守党を設立したが、同党の規約は、代表選すらない非民主的な内容となった。
矛盾
「都知事立憲当選阻止」主張と15区出馬が矛盾
7月の都知事選で、選挙期間中、何がなんでも蓮舫の立憲民主党だけは都知事に当選させてはならぬと説いていたようだが、4月の衆院補選東京15区に出馬し保守の票を食い、結果的に立憲民主党を当選させてしまったので矛盾した説明となった。
嘘
有本香が番組への出演要請の際に
有本から要請を受けた暇空茜からの出演条件としては暇空が提示した文書を事前に読み理解しておくことだったが、読んだという有本の嘘を暇空が有本との事前交渉?中に見抜いた。
この交渉はライブ配信されて、第三者である一部の文書既読視聴者等まで有本の態度が知れ渡ったようだった。
ことの発端は、3月、国賠で都に勝訴し前代未聞の快挙を成した暇空を有本が1年ぶりに番組へ出演させ、それを語らせたいと企んだからのようだ。
文書は判決文を始めとする勝訴理由が分かるものだ。
私はそれを「都のオウンゴール」との印象を持ったが、有本にはそれが分からなかったことから嘘を暇空に看破されたようだ。
無名の新人は自分の目
最後に残るのが、無名な新人無所属立候補者だ。
ただ、彼らを避けると将来の金の卵を潰すことにもなりかねない。
自分の眼力を信じるしかあるまい。
それも民主選挙にとって大切なことかも知れない。
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