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大事にしたのは「誰よりも早く、誰よりも動く」。何も語れなかった学生の私が新規事業の立ち上げを成功させ、マーケターのキャリアを選ぶまで。

こんにちは!Timers広報担当です。
Timersは子供がいる女性向けのキャリア・金融教育サービスや、家族アルバムアプリを展開するライフデザインブランド「Famm」を展開しております。

Timersの長期インターンインタビュー、今回は大学3年時にTimersへジョインし、休学期間経て2年強、2023年4月からは大手消費財メーカーへ入社予定のメンバーの登場です。学生時代の経験から今に至るまでを赤裸々に語ってくれています。学生生活に漠然とした不安を感じていた木村さんがTimersでどのように成長したのか。是非ご覧ください!

木村優衣
早稲田大学在学中の2020年8月にTimersへ入社。Timersのプロダクトマネージャーインターンとして「Fammママ専用スクール」の運営業務やマーケティングコンテンツ企画などを推進。また、ワーキングマザーや未婚の女性を対象とする「Fammスクール WOMAN」の新規立ち上げを担当。2023年4月から大手消費財メーカーでマーケティング職として勤務予定。

気づけば自分、何も語れることがない!

ーー 学生の頃は何をしていたんですか?

好奇心旺盛な性格なのもあって、色んなことに手を出していました。

スポーツ系サークルに、学生団体、アルバイト、ヨーロッパへの留学など、かなりアクティブな学生生活だったと思います。
忙しくしている生活が、なんというか好きで、毎日外に出歩いていました(笑)

ーー 本当にアクティブな学生生活ですね(笑)

はい、私も改めてそう思います。

そんなわけで「自分は色々とやってきたから大丈夫だろう」という根拠のない自信があったのですが、コロナウィルスが原因で、留学が途中で強制帰国となり、学生時代で初めての小さな挫折を味わいました。
「まだ自分やり残したことがあったのに、どうすることもできない」みたいな。

また、留学から帰ってくるとそのまま就活期に突入。実際に早期選考に向けてエントリーシートを書いたり、面接を受けてみると、
「色々やってきたはずなのに、自信を持って語れることが何もない!」
という事実に気がつきました。

それまでの学生時代を駆け抜けてきた自分にとって、初めて動きを止めて自分を振り返る期間でしたね。そこで、「まだ就活に臨む前にやるべきことがあるんじゃないか」と考えるようになったんです。

ここなら絶対成長できると確信した、代表の一言

ーー その「やるべきこと」というのは具体的に?

第一に、本気でビジネスと向き合うことをしてきていない、と気づきました。
事業やサービスづくりの経験もほとんどしたことがないのに、就活で出会う企業のビジネスを適切に捉えてファーストキャリアを選択していくことが難しいかもしれないと。

また、個人的に女性支援に幼い頃から関心があったのですが、「その領域には何も関わったことがないな」という学生生活でのやり残した感を感じ、"ビジネス×女性支援"という領域で挑戦してみようと決めました。

ーー なるほど。では、その中でもなぜTimersを選ばれたんですか?

女性支援という領域で調べていたときに、Timersのママ・家族向けサービスを知り、魅力的だと感じたからです。女性支援の中でも、子育てへのサポートや女性のキャリアにおけるエンパワーメントに興味があったので。

また、わざわざ就活を先送りにするんだから、この経験を通して絶対に成長しなくてはいけないというプレッシャーがありました。そのためには、辛そうでも大変そうでもいいから、必ず成長できるという確信を持てる環境を選びたかったんです。

そんな中、Timersの説明会に参加すると、
「フルコミットすれば、必ず成長させます」と代表が一言。

"インターンだから"で役割を区切るのではなく、信頼を獲得する人であれば社員の方以上のチャレンジやトライができたり、メンターが1on1を通じてフィードバックがもらえる環境という話を聞いた瞬間に、「ここだ!」と思いました。

学生だろうと関係ない、メンバーとして成果を求められる環境

ーー 実際に入社してみてどうでしたか?

期待通り、めちゃめちゃ大変でした(笑)

私は、Fammブランドで展開しているママ専用スクールの事業部に入ったのですが、プロジェクトを丸っと任せてもらうようになるには、とにかく覚えることが多くて、1対1で行うスクールの説明会のような業務も、メール対応も、どれも自分にとっては初めての経験だったので、かなり苦労しました。

入社した当初から「学生かどうかは関係ない、うちでは社員と変わらない期待値で接するから」という風に言われていたので、気を引き締めてとにかく周りの社員の皆さんに追いつこうと必死でしたね。

そんな中、「誰よりも早く、誰よりも動く、それだけで他の人にはない価値が発揮できる」とCOOからアドバイスをいただき、それを徹底していました。

それを徹底しているうちに、できることが一気に増え、目の前の課題が何か、そこにどういう打ち手を打つべきかという思考をスムーズにできるようになったと思いますし、一緒に働く社員の立場の人たちからも信頼を得られるようになったと感じます。「誰よりも早く、誰よりも動く」と言うと、かなりパワープレイのように聞こえますが、今でも大切にしている考え方で、自分の基礎のようなものになっています。

また、任せてもらった仕事を一つ一つやり切ると、次はよりやりがいのある仕事を任せてもらえるということがわかってきて、自分の中での大きなモチベーションになっていました。

あとは、講座を受講する子育て中の女性からのお声が直接届く現場なので、自分の仕事がどう貢献しているか実感できることも、モチベーションに繋がりました。

ゼロからの事業仮説の検証、KPI改善と向き合う新規事業の責任者へ

ーー インターンをする中で一番のチャレンジは何でしたか?

入社して1年強経った頃、これまでとターゲットを少し変えたスクール事業の検証プロジェクトの責任者を任せてもらえることになり、「ただのインターンから、新規事業のプロジェクト責任者になる」というチャレンジができることになりました。

それまではある程度示された方向性に従って成果を残せば十分だったのですが、自分が責任者、それが全くゼロからの新規事業における仮説検証プロジェクトともなるとそうもいきません。

自ら事業課題について考え、事業の仮説が正しいか、事業のKPIを改善するためにどうすれば良いか、立ち上がった後にはスケールさせるためにどうすれば良いか、常に次の打ち手の意思決定をすることが求められます。インターンを始めた頃と比べると、比にならないほどチャレンジングでした。

また、立ち上がった事業を更に大きな規模で展開していくためには、他のメンバーの協力が不可欠で、より一層、「インターンでもある私が責任を背負うプロジェクト・事業で、社員の人たちから信頼してもらうにはどうしたら良いのか」と考えていました。

社員を巻き込むための、併走形リーダーシップ

悩む中で見出した答えは、インターンを始めて初期に学んだ「とにかく考えて行動することを繰り返す」の徹底でした。

提供している体験がお客様にフィットしているのかを検証するべく、過去のデータや、実際に利用されるユーザーからの声に徹底的に目を通し、立ち止まらず分析とアクションを繰り返すことを心がけました。その内、事業グロースの課題がどこにあるのか、課題は何なのかといった点が解像度高く捉えられるようになり、仮説検証施策を行った後の改善策の立案もスムーズにできるようになったと感じます。

また、他の社員の皆さんと仕事をする上で心掛けていたのは、常に「伴走型のリーダー」として事業を引っ張っていくということでした。

いくら新規事業の責任者にアサインされているとはいえ、自分よりもキャリアがある社員の皆さんに対して、自分が手放しで色々なことをお願いするだけでは、チーム全体として120%で事業開発やオペレーション構築が進まないのではと思っていて、私も常に一プレイヤーとして成果を横で示しながら率先して行動することを心がけていました。

そんな姿を見てか、社員の皆さんから運営面で沢山助けてもらったり、悩んでいる中でアイデアの提案をいただけたりと、円滑に事業グロースに協力していただけたのかなと思っています。

結果的には、当初目標にしていた自ら手掛けた新規事業を通じて1億円規模の売り上げを作ることができ、「自分の子どもの成長」を見届けたかのような喜び・感動を味わうことができました。

行動した先に、なりたい姿が見えてくる

ーー 入社して、自分のキャリアの考え方に変化などはありましたか?

インターンに挑戦する前とは、180度変わったと言えるくらい変わりましたね。

Timersで仕事をする前までは、「海外で仕事ができたらかっこいいな」とか、「どうせならお金いっぱい稼ぎたいな」とか、それくらいぼんやりとしていました(笑)

インターンを経て、今では「マーケティング」の世界に興味を持ち、具体的に将来の挑戦していきてたいキャリアのイメージができるようになりました。

以前までは、「マーケティングは単なる広告宣伝の仕事でしょ?」と思っていました。ですが、スクール事業の事業開発やWebマーケティングの業務を経験させていただいて、そのイメージが変わりました。

受講されるユーザーから「この講座に出会えてよかった」「この機会にライフスタイルが大きく変わった」と嬉しいお声をいただく度、マーケティングとは、サービスとユーザーを繋いで、ユーザーの人生を変えていくようなきっかけ作りができるものだと、お仕事の魅力を実感していったんです。

また同時に、新規事業の立ち上げを経験して、消費者の困り事や願いに向き合いながら、その人たちの課題解決に繋がる新しい体験や価値を生み出し、それ自体をデザインしていくことの面白さを痛感しました。

インターン前に就活で苦しんでいた時は、頭でばかり考えては、やりたいことがわからないと悩んでいましたが、Timersのインターンを通してやりたいことが明確化された自分を振り返って、「なりたい姿は、行動した先でやっと見えてくるんだ」と学びましたね。

本気で向き合うインターンが、ファーストキャリアになる

ーー 春からは大手消費財メーカーで働くということですが

Timersで学んだ、マーケティングの面白さ、そして消費者の声に向き合って何か新しいものを生み出すことの大切さ、この両者を体感できる環境だと思っています。いつかは、自分の手で、日本中、あるいは海外の方にも愛される商品やブランドを生み出したいです。

就活に関していうと、インターンと並行しながら行った2回目の就活では、有難いことに第一志望の企業から内定をいただくことができました。

その中で感じたのは、インターン期間が既にファーストキャリアのようで、その延長線でキャリアを選択したような感覚があったことです。過去の職歴を中心にお話しする転職活動みたいな(笑)

改めて考えると、本当に恵まれているなと感じていて、Timersでは、学生だから、インターンだからといった立場に関係なく、社会人になってキャリアと向き合い始めた人たち同様の経験を得るチャンスが平等にあったからだと思います。

熱量や成果を示せば、学生では得られないような貴重な経験をさせてもらえる。そういった機会でこそ、高い壁に直面することで、自分が大きく成長できたと思います。

入社前に代表が言っていた「フルコミットすれば、必ず成長させます」という言葉は本当だったので、あの時、信じて入社した自分を褒めたいです(笑)


ーー 最後に、長期インターンを検討している見ている学生に対して何か一言あれば

最近だと、学生のうちからインターンに挑戦する人ってかなり増えてると思うんです。
社会人と忖度なく同じ目線で仕事をしてみる、ビジネスの現場で自分の120%を出して試してみる、そんなインターンの機会にトライすることは、人生が変わるような良い経験になると思います。

ですが、どっぷりとインターンの活動に打ち込んでいる人は、そこまでの多くないのではないかと、周りの友人を見ていて感じていました。

私は、どうせやるなら、中途半端に関わるのではなく、本気で、とことんインターンに向き合ってみるということを皆さんにオススメしたいです。自分が費やした時間はもちろん、その時間の濃さ・熱量に応じて、インターンから得られる経験の価値や成長の振り幅は大きく変わると、2年半のインターン経験を経て確信しています。

私の体験が、皆さんの挑戦の後押しになることを願っています!

ーー 長期インターンを通じての経験のお話、ありがとうございました。


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