離婚裁判の終結にはどんな形があるのか
こんにちは。ゆりです。
離婚裁判がどんな形で終わるかということをあなたは知っていますか?
あなたの希望である離婚回避ができればいいのですが、裁判となるとそうならない可能性が高いです。
今回は平成16年からスタートした新しい離婚裁判の終わり方がどのようなものかということをあなたにお伝えしようと思っています。
この記事を読めば次のことがわかります。
・和解離婚とはどのようなものなのか
・認諾離婚とはどのようなものなのか
離婚裁判の新しい終わり方ともいえるこの形について、あなたも考えてみてくださいね。
和解離婚は歩み寄る
「和解」という言葉からあなたが連想することはなんでしょう。
おそらく、離婚を回避できると考えるのかもしれません。
しかし、現実はそうではありません。
和解離婚とは
離婚訴訟中に当事者同士が歩み寄る
↓
和解によって離婚裁判を終える方法
つまり、和解裁判というのはお互いに離婚をすることに合意をして離婚を成立させるのだということを忘れないようにしてほしいのです。
この形は平成16年にスタートした新しい離婚裁判の解決方法になります。
離婚裁判といえば、どうしても夫婦がお互いに傷つけあってしまいます。
そのようなことにならず、離婚裁判を早期に解決するために有効な方法です。
でも、あなたが離婚を回避したいと考えている場合には「和解」という言葉に安心しないようにしてくださいね。
認諾離婚は要求を受け入れる
和解離婚と同じ平成16年にスタートした離婚裁判の新しい解決方法です。
和解離婚がお互いに歩み寄って和解するというスタンスだったのに対して、認諾離婚の目的は一つだけです。
パートナーがあなたとの離婚だけを目的としている。
この場合にのみ、認諾離婚という方法をとることができます。
認諾離婚とは
離婚訴訟の期間中に被告(あなた)が原告(パートナー)の言い分を全面的に受け入れる
↓
認諾証書が作成され、離婚が成立する
このように、認諾離婚は親権や財産分与のことなどで争っていれば、成立することはありません。
パートナーが何を手に入れられなくてもあなたとの離婚を求めている。
その場合に考えられる離婚裁判の結末といえるかもしれません。
もしくは、裁判の中で報復や意地の張り合いなどで疲れきらないように考えられた方法であるということがいえるでしょう。
こちらの方法では離婚回避ということはありえません。
むしろ、円満な離婚へと舵を切るのだと考えた方がいいでしょうね
和解離婚と認諾離婚について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
離婚裁判で浮気夫ができる選択とは?和解離婚と認諾離婚について
離婚がパートナーの救いになるとしたら?
ここまで、離婚裁判の新しい終わり方の形をお伝えしてきました。
和解離婚:お互いが歩み寄って離婚に合意する
認諾離婚:ひたすら離婚することだけを求める
このようにまったく性質が違うものですが、共通点が一つあります。
裁判期間が短くなる。
裁判期間が短くても1年、場合によると3年を超える可能性があるということは今までにもお伝えしてきました。
この期間が長くなるほど精神的にも経済的にも負担が大きくなるのは間違いありません。
あなたの希望が離婚を回避することだというのはわかっています。
でも、よく考えてみてください。
パートナーと骨肉の争いともいえる裁判を終えた後でも、裁判前と同じように接することができますか?
私はあなたは本気で変わろうと思っているのなら、離婚を回避するための応援をします、とお伝えしてきました。
でも、手紙の添削をしている中で感じたことがあります。
パートナーを自由にしてあげれば、お互いが幸せになれるのではないか。
そう思ってしまう場合が何度もありました。
今回お伝えした離婚裁判の新しい終わり方は、離婚を回避するには向いていないでしょう。
でも、新しいスタートを考える時には有効な方法なのではないでしょうか。
・離婚を回避するためにどこまでもあがくのか。
・パートナーの意思を尊重して、離婚に応じるのか。
これを決めるのはあなただけの問題ではありません。
パートナーの意思も大切になってきます。
今回、あなたが離婚の危機に立たされているのも、パートナーの気持ちを理解していなかったことから始まっています。
それを少しでも解消するために有効な方法。
それは何度もお伝えしていますが、手紙を書くということです。
「今さら手紙を書いてどうなる」
あなたはそう思うかもしれません。
でも、離婚の危機にあった人でも心からの謝罪とパートナーとの明るい未来の手紙をおくることで、関係が改善している例があります。
本気で離婚を回避したいと思っているのなら、悩まずにこちらの記事を読んでみてくださいね。
離婚回避したい!必ず気持ちが伝わる別居中の妻への手紙の書き方
最後まで読んでくださってありがとうございました。