コスパ重視で、恋愛もめんどくさい?
恋愛にメリットがない。
そんなことを言う若者がいる。彼は、恋愛をしたくないらしい。彼は今25歳。
なぜ恋愛をしたくないというのかというと、恋愛で時間を取られる。他人に自分を支配される。自分のしたいことをして、自由に生きていきたい。理由は、そういうことらしい。
その話を聞いた時、私は「確かにな〜」なんて感心した。なぜかって?
よくよく考えたら、自分だけで生きると決めた時、恋愛はコスパが悪いからだ。
例えば、相手を思いやって行動しても、時に喧嘩になり、仕事や自分のメンタルをかき乱される。
そもそも恋愛でうまくいくには、食事に誘ったり、興味がありそうな会話をしたりすることが大事だ。だがそれだけやったとしても、恋愛が成就しないことも多い。
やっぱり恋愛って確かにコスパ悪いかも・・・。
自分だけを考えたら、コスパ悪い。でもね・・・
人間としてのことを考えると、そんなこと言ってられない。そもそも人が人を好きになる理屈って、本能だと思う。
種の保存から考えて、オスとメスが生殖をして新しい生命が生まれる。これを自然にできるようにするため、人類は好きと言う感情が、プログラムされている。(もちろんジェンダーの悩みがあるが、ここではその話は割愛する)
だから、冒頭で話した彼のような存在は、人類という生物の進化系なんだろう。性欲という本能的な話より、自分の社会生活の方が優先される。
単純にすごいよね。
ただ、その彼にあえてしてみたいと思ったことがある。
それは・・・。
裸の女性を目の前に立たせて、やりたい放題にしていいよって言ったらどう感じるのか?
もし貪るように飛びつくなら、彼は恋愛がコスパが悪いんじゃなくて、怖がって逃げているだけ。相手に合わせるのが、ただ嫌なだけである。
恋愛をするのが、コスパ悪いんじゃなくて、ただ怖いだけなんじゃないかな。
冒頭の若者が本当に恋愛がめんどくさいと思っているのか?それともただ逃げているだけなのかは、私はわからない。
だが、人を好きになり、愛し合う習慣。
この本能だけは、変わらず続いていってほしいものだ。
では。