朝倉未来という男へ
今回は、完全に趣味、自己満日記です。主に朝倉未来についてのことを話してます。興味がない方は、すぐ戻るのボタンを押してください(笑)
朝倉未来はなぜヤーマンの試合を受けたのだろうか?
昨日から、私はずっとこの質問が頭の中に出てきていた。
なぜ、朝倉未来はこの試合を受けたのか?
正直、メリットは何もない。他人の土俵でリングに立つ。怪我のリスクもあるし、自身の戦績にも影響がある。
以前、平本と、キックルールでやったら勝てるか?なんて意味のわからん質問をした頭お花畑症候群の未来キッズがいたが、その時ですら「いや、キックは勝てないでしょ」なんて言っていたのに。
ヤーマンとやって勝てるなんて思っていたのかって話だ。
いろんな動画を見てると
など、なんとなく腑に落ちない意見が飛び交っている。
金が良かったなんて、死ぬほど稼いでる未来くんが、今更金に飛びつくかな〜。
格闘技を盛り上げるため。確かにそれはあると思うけど、MMAの選手だから、MMAの試合で盛り上げることもできるでしょう。
MMAが弱いからって言うのも、逆に国内選手には安定の勝ち方ができるファイターの一人で、どう考えても弱いと揶揄されるほどの選手ではない。
じゃあ、なんでヤーマンの試合。キックボクシングで出ようとおもったのだろうか?
これが不思議でたまらなかったのだ。
ケラモフとの一戦が彼を変えてしまった
ケラモフ戦以降の朝倉は、明らかに格闘意欲が減っていたように見える。
負け方も酷かったが、ネット民からの誹謗中傷も酷くなった。
おそらくそういった言葉に、嫌気がさしていたんじゃないだろうか?
ここまで格闘技を広げたのに、この言われよう。
自分は何ものなんだろうか?
だから、本人からも「期待しないでほしい」「引退したと思ってほしい」
そんな言葉が出たのだろう。
彼は、死場所を探していたんだと思う。元々、30歳には辞めると言っていた。だが、やめれない。なぜならやめ方にも彼なりの美学があったのだろう。朝倉未来というストーリーを完成させるシナリオが。
だが、彼は負けた。クレベルに。
多くの朝倉ファンは、落胆した。彼の持ってるスキルなら勝ちの未来も確かにあった。だが、彼は負けた。
負けっぱなしのシナリオは、彼のストーリーにはない。勝ってリングを去りたい。彼なりのイメージがあったんだろう。
そして、トレーニングをして彼は帰ってきた。
そして勝利。確かに彼は強くなっていた。持ち前のカウンターにさらに重い腰。時にはテイクダウンをとりにく。
多くの選択肢を作り、一度負けた斉藤選手に完勝。
彼の頭の中に、クレベル→引退。もしかしたら、最後に平本。という流れがあったかもしれない。
だが、ここでメイウェザー選手との、試合が。
これは単純に自分のキャリアの中で、レジェンドと戦いたい。レジェンドと戦ったという、経験が欲しかったのだろう。
実際、面白かった。彼は、MMAでありながら、見せ場も作った。
だが、トラブルも起きた。
人生初のノックアウト。完全に目が飛んでいる倒れ方。以前の打たれづよい朝倉からは、珍しい倒れ方だった。
ここで大きな狂いが出る。打たれづよい朝倉未来は、少しづつ打たれ弱くなっていくのだ。
おそらく本人も少し違和感はあったのだろう。だが、試合になれば関係ない。気合いで押し切れる。そう思ったんじゃないか。
違和感はあった
その後、MMA復帰戦は元RIZINチャンピオン牛久絢太郎
朝倉は危なげなく、牛久に完勝。謎の牛久の引き込みなどと、牛久が馬鹿にされるくらいの差があった。
だが、ここでの違和感。
この動画を見てほしい。あの打たれ強い朝倉が浅めに入った膝がヒット。足に力が入らないシーン。
たった数秒だが、以前ではあまりないシーンな気がした。私は「ん?なんか打たれ弱くなってないか?」そう思った瞬間だ。
ケラモフ戦でも違和感はあった
そしてあの伝説のケラモフ戦。彼は1ラウンド速攻で負けた。負け方も一度も攻撃を出さず。
のちに最初ケラモフのオーバー気味のフックを警戒していたと語っている。
おそらく、タックルは切れる。寝かされても、立てる。
だから、打撃を気を付ける。その作戦だったんだろう。
なんとなく彼はわかっていたんじゃないだろうか。以前ほど打たれ強くない。だから「ケラモフのおオーバーフックをもらったら、不利になる」そう思っていたんじゃないだろうか。
実際は、タックルを切れずチョークを決められる
ここでも、実は違和感がある。寝かされたらなにもできない、とか。
チョークの対応が素人とか、多くの批判をもらっていたが、私の一番の違和感は、打たれ弱さだ。
この動画の5:00から見てほしい。
彼は片足を持たれてる状態で、腕だけのフックで効かされたと言っている。
確かに動画を見ると、そのフックで少し動きはふわついている節はある。
つまり明らかにダメージが残っているんだよね。
そして、彼はヤーマン戦へ
こうやって見返してみると、明らかに朝倉未来は打たれ弱くなっていた。得意のカウンターパンチやミドルから展開する多彩な蹴りも、打たれ強さに裏付けされた実力。多少の被弾があっても負けない自信が、彼の強さだった気がする。
それを少し彼なりに自覚していたのではないだろうか。
だから、格闘技への熱も冷めてきていたんじゃないだろうか。
年齢、ダメージからくる打たれ弱さは、ガチャの要素が強い。ものすごい頑丈なファイターがコロっと負けるようになったり、あんなにボコボコにもらってるのに、最後まで打たれ強い奴もいる。
打たれ強さは、完全にガチャだ。だが、朝倉未来の強さの中には、打たれ強さはかなりウェイトを占めていたんじゃないかな。
だからあのケンカ気味のフック。オーバーフックを振り回せれたんだと思う。
そして、ヤーマン戦。あの壮絶な失神。
じゃあ、なぜヤーマン戦受けたのか?
おそらく彼は、常に自分を客観的に見てるんだと思う。
ケラモフに負けて、彼のMMAファイターとしての視聴者の興味が少なくなった。それは肌で感じていたのだろう。
だが、決して弱いわけじゃない。国内トップクラス、中堅クラスと試合をしてそんな引けを取らない。
だが・・・。打たれ弱さのリスクはあったんじゃないだろうか?
中堅どころのブンブン振り回すストライカー。ワンチャン当たると、負けるかも。
逆にゴリゴリレスラータイプだと、塩試合。勝っても判定。負けても判定。
そうなると、自身のブランディング的にもう一度朝倉未来の打撃は一級だ。そう世間に知らしめる必要があった。
そこで出てきた「ヤーマン戦」ある種渡りに船状態。
ヤーマンに勝てれば、キックにも通じる打撃力と評価され今後の引退までのストーリーを優位に進められる。
もし、負けても判定くらいには食い込めるだろう。判定で負ければ、まあキックボクシングで相手の土俵でやるわけだから、自身の戦績には傷がつかない。
ヤーマンの大ぶりは、怖いけどKOされることはないだろう。
おそらく過信はあったのだと思う。
唯一の想定外は・・・
今回の想定外は、朝倉の打たれ弱さだったとおもう。
実際、中盤のインローも顔には出さなかったけど、痛そうだった。もう気持ちと体がリンクしなくなってきているのだと思う。
今後は・・・
体のダメージは、正直なんとも言えない。
たくさん休めば回復することもあるが、実は一生打たれ弱くなることもある。
引退する、しないはやはり朝倉選手が決めることだ。まわりが押し付けることではない。
もし、引退しないのであれば・・・。
もう打たれ弱いんだと、認めてほしい。その上でリングに上がる。
打たれてもいい覚悟ではなく、打たせない、もらわない、そんな戦い方を選択してほしい。
勝っても、負けても、朝倉ファンとしては、今後の人生の方が興味がある。
だから、私は今後も彼に夢中になるだろう。
では。