【映画レビュー】驚きの全編ほぼワンカット!!衝撃撮影方法で話題を呼んだ『1917 命をかけた伝令』をレビュー!
今回レビューしていくのは、
一年ほど前にワンカット撮影ということで話題になった『1914 命をかけた伝令』!
また、アカデミー賞で3部門受賞したということでも話題になりました。
CMやらニュースやら見る度に(ほんとにワンカットかぁ〜?)と疑いの目を向けていた僕でしたが、実際に観てみるとこれが驚き。
本当にワンカットなのです!(当たり前だけど。)
それだけならず、作品のストーリー自体の面白さまでもが無視できないほどに素晴らしかったのです。
ここでは、
ワンカット撮影による効果、スタッフ陣の変態的な思考の凝らし方、作品についてなどなど、『1917 命をかけた伝令』について細かく触れていきます!
ぜひ!
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1、あらすじ、設定、登場人物、、、『1917』ってどんな映画??
この映画の舞台は、1917年の第一次世界大戦。
物語のストーリーはすごくシンプル。
二人の兵士が、「明日の朝の攻撃を中止するよ」という指令を各指揮官に伝えるために走り回る、
だけ。
(というのは言い過ぎですが、おおまかにいえばそんなもんです。)
このシンプルかつ大胆なストーリー設定を進めていく主人公が、二人います。
一人目の主人公、スコフィールド。
輝かしい功績を残した兵士のみが貰えるメダルをどこぞのフランス兵の持っていたワインと交換したという変な人。(理由は喉が乾いていたから。余計謎です。)
内面的で、古風なイメージを持つ彼は、ネズミに殺されかけたことがあります。
二人目の主人公、トム。
伝令を伝えに行く先に兄がいると聞いて、張り切ってる人。少しぽっちゃりめ。
ある経験からネズミに強い恨みを持っています。あと、異常に花に詳しい。仲間の耳が喰いちぎられたという話で場を盛り上げようとする恐い人でもあります。
普通に見えるけどちょっとばかしヤバいヤツ、そんな二人によって進んでいく物語です。
ちなみに、この二人を演じた俳優はどちらも無名俳優。名前を見てもまったく誰かわかりません。
作品のスケールはかなり大きいですが、俳優の名前のスケールは小さめ。日本にはまず無いですね。
これには監督の
「無名俳優を使うことによって、より作品に没入させる」
という狙いがありました。
実際、作品に没入できます。また、登場人物に感情移入しやすいというのもありました。
これで主役が、たとえばレオナルド・ディカプリオとトム・クルーズとかだったら、また感じ方は別になるんだろうなぁ…という感じ。
無名だからこそいい!という感覚を初めて思い知らされた映画です…。
「出ている俳優によって観る映画を決める」というのは今後やめよう。エンドロールを観ているときにそう誓いました。
しかしなんといっても、この映画の一番の特徴は、ワンカット撮影だということ。
2、驚異の体験!!ワンカット撮影法!!
CMやニュースでも、この映画について一番前面に出てくるのはやはり「ワンカット」という単語。
それほどに驚きの撮影方法です。
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