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1-10. ワーホリ期間とシェンゲン協定の期間

オーストリアのように、ヨーロッパの国にワーホリに行く場合、「せっかくなのでワーホリ期間中にヨーロッパの国々を巡りたい」と考える方がほとんどではないでしょうか?

そこで気になるのが、
ワーキングホリデーの滞在期間と、シェンゲン協定の滞在期間にカウントされるのか?
ではないでしょうか?

結論から言うと、カウントされないようです(オーストリア大使館の方にご回答いただきました)。ワーホリでオーストリアに滞在している期間は、「ワーホリビザでの滞在(ビザ有り滞在)」という扱いになり、「シェンゲン協定による滞在(ビザ無し滞在)」には当たらないようです。したがって、オーストリア滞在期間をカウントせずに、シェンゲン協定を使ったヨーロッパ周遊が可能です。

シェンゲン協定では、過去180日間で90日以内であればビザ無し滞在が認められます。したがって、極論ですが、毎月15日間ずつオーストリア以外の加盟国に滞在したとしても、「過去180日間で90日」をギリギリ超えないのであれば大丈夫、ということになります。


ちなみに、
もしワーホリ期間がシェンゲン協定の期間にカウントされるのなら、
オーストリアに入国した時点で、シェンゲン協定のビザ免除期間のカウントが始まってしまうことになります。すると、オーストリアに入国した日から数えて90日以降では、シェンゲン協定の「過去180日間の内90日間まで」を超えていることになるので、ワーホリビザの効力によってオーストリアに滞在し続けることは出来るものの、その他のシェンゲン協定加盟国には、オーバーステイとなってしまうため、入国できないことになります。

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