質問「パーソナリティになったら、ラジオ番組のテーマ曲に何を選ぶ?」
趣味の一環として、2015年からスタートさせた『リスナーインタビュー』。一般リスナーさんにラジオ遍歴やラジオ観を聞く企画で、書籍分を合わせると、トータルで100人以上取材してきました。
その中で、2021年から加えた質問が「自分がパーソナリティになったら、番組のテーマ曲は何を使う?」です。どんなキッカケがあって始めたのかは覚えていませんが、トータルで28人(2024年9月現在)に自分なりの回答をいただいてきました。
これってラジオ好きならば一度は考えたことのある問いですよね。そこで今回は改めて過去の方々の回答を年齢別にご紹介しつつ、私なりのテーマ曲候補も考えてみたいと思います。同時にYouTube、Spotifyなどで公式な音源がある曲は、そちらへのリンクも掲載していますので、まったく興味のない未知の曲だとしても試しに聴いてみていただけたら。
※テーマ曲が思い浮かばない場合、代わりに「もしラジオ番組にゲストで呼ばれて、「自分の好きな曲」を1曲かけられるならどうする?」の質問をしています。そちらに返答された方はこちらで紹介しておりません。
※【】内の数字は取材順です。年齢は取材時のままで変えていません。【】部分はインタビュー記事にリンクさせてあります。
<高校生、大学生、大学院生の場合>
【77】男性/10代後半/高校生
『ビタースイートサンバ』とZARDの『I'm in love』をかけたい
憧れがあるのはオールナイトニッポンの『ビタースイートサンバ』。ラジオリスナーならだいたいは憧れを持っていて、かけられるなら、茶化してでもかけたいというのはありますね。
自分がラジオのゲストに呼ばれて、好きな曲をかけられるなら、ZARDの『I'm in love』。阪神淡路大震災が起きた時に作られた曲で「時代はいつも変わってゆくけどヒーローはいるわ」という歌詞が印象的で。ずっと聴いていても、いい歌詞だなあと惚れ惚れとするんです。だから、ラジオ番組に呼ばれたらかけるでしょうね。
【80】男性/10代後半/高校生
長渕剛の曲を使いたいけど……
よくある意見ですが、『ビタースイートサンバ』がいいとは思うんですけど、『JUNK』の新しいオープニング曲もメチャクチャカッコよくて、あれもいいなと。『ビタースイートサンバ』をオープニングにするとして、エンディングは……。音楽だと長渕剛さんが好きなんです。エンディングには合わなそうですけど(笑)。なので、(乃木坂46の)推しメンのセンター曲あたりを選ぶと思いますね。
【62】男性/10代後半/大学生
オープニングは『ヘビーローテーション』(AKB48)、エンディングは『夜を使いはたして feat. PUNPEE』(STUTS)
難しい質問ですね。昔、考えたことがあるんですけど、何にしようと思ったんだっけ……。ANNのオープニングでパッと思い浮かぶのは、アルコ&ピースが使っていたELLEGARDENの『Stereoman』。ああいうスピード感がある曲が一番なのかなって思います。
自分はSpotifyでプレイリストを作っていて、夜明け前に合う曲を集めたことがあるんですけど、STUTSの『夜を使いはたして feat. PUNPEE』は『オールナイトニッポン0』のエンディングに使ったらいいんだろうなって思いました。この後、家に帰ったらもっと考えちゃうかもしれないです。
オープニングで流すなら、AKB48の『ヘビーローテーション』。あの曲って「1、2、3、4!」から始まるじゃないですか。それはいいなって今ふと思いました。名曲ですし、売れている曲ですから、ありかもしれないなと。
【63】女性/20代前半/大学生
オープニング曲はtoconomaの『relive』
迷いますねぇ。話がズレちゃうんですけど、『梶裕貴のひとりごと』は最初別のテーマ曲だったんですけど、ゲストで来た作曲家の光田康典さんが作ったオリジナル曲に途中で変わったんです。それが凄い印象的で。ラジオのテーマ曲にオリジナルソングがつくことってあまりないので、その時に「曲って大事なんだな」って思った記憶があります。
私がやるなら30分番組ですかね? 実際に流れているのを聴いたことがあるんですけど、インスト曲を流したいなと。SAKEROCKだと私の趣味が出すぎていてルーツがまる分かりになってしまうので、同じインストバンドであるtoconomaから選びたいです。インスト曲ってわりとBGMに使われやすくて、FM802の『802 Palette』で使われているのを聴いちゃったんですけど、toconomaの『relive』という曲をオープニングにしたいです。いやあ、自分の番組のオープニング曲を考えるなんて楽しいですね(笑)。
【68】男性/20代前半/大学生
オープニングはバズマザーズの『ロックンロールイズレッド』、エンディングはAlexandrosの『PARTY IS OVER』
この質問の答えに一番悩んでしまいました。いろいろ考えた時に、オープニングはバズマザーズというバンドの『ロックンロールイズレッド』がいいなと。特徴的なギターから始まる曲で。もともと僕がこのバンドのリスナーだったこともあるんですけど、その曲がかかった瞬間、全身の血液がグーッと流れ出す感覚があって。そういう疾走感が好きなんです。このギターのイントロから番組が始まって、タイトルコールをするのがパッと想像つきました。
エンディングはAlexandrosの『PARTY IS OVER』。ちょっとしっとりした曲なんですが、歌詞の中に「君がいないとはじまらないよ Party is over? 物足りないよ」という歌詞があるんです。ラジオだとメール呼び込みをエンディングでするし、メッセージ性は強めになるけど、そこにも合うかなと思って。この2曲が流れたら、僕の気持ちもちょっと上がるかなって思って選びました。
【73】男性/20代前半/大学生
オープニングはCreepy Nutsの『よふかしのうた』、エンディングはきのこ帝国の『金木犀の夜』
Creepy Nutsはみんな知ってますし、その曲は入れたいなと。どの曲がいいだろうと考えて、オープニングは『よふかしのうた』だなと思いました。今から番組が始まるぞという感じがするし、自分がラジオをやるなら深夜がいいので、深い時間にスタートするにはピッタリの曲じゃないかと。結構みんなこの曲を挙げるんじゃないかと思います。
エンディングにしたいのは、きのこ帝国の『金木犀の夜』。深夜3時や深夜5時の終わりがけは、切ない感じや哀愁が漂う曲がいいなって。最後はリスナーもそれを聴いて寝るので、ハイテンションの曲よりも落ち着いたものがいいなと思って選びました。
【74】女性/20代前半/大学生
オープニングは奥井亜紀の『晴れてハレルヤ』、エンディングは関ジャニ∞の『LIFE ~目の前の向こうへ~』
関ジャニ∞に『LIFE ~目の前の向こうへ~』というバンド曲があって。私は関ジャニ∞から1回離れて、最近また好きになったんですけど、この曲の歌詞に「まだまだ終わらないから」という一節があるんです。星野源さんの『Friend Ship』にも通じる部分ですが、来週に続く感じもあるし、もし番組が終わるとしても記憶に残る曲になるかなって。それでエンディングで使ってみたいと思いました。
オープニングは奥井亜紀さんの『晴れてハレルヤ』。『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』で一時期だけ使っていて、それで知ったんですけど、あの曲が凄い好きなんです。マヂラブさんが許してくれるなら使いたいですね。
【76】男性/20代前半/大学生
PK Shampooの『夜間通用口』
最近、友達に勧められたんですが、PK Shampooの『夜間通用口』という曲をかけたいですね。ボーカルのヤマトパンクスさん曰く、この曲は「月のことを歌っている」そうなんです。
作詞した時にその月が「自分たちをどこか遥か遠くに連れ出してくれる出入り口=夜間通用口」に見えたから書き上げたとnoteで明かしていて。そういう意味では、ラジオもリスナーを“どこか遥か遠くに連れ出してくれる出入り口”っぽいなと。現実逃避っぽいところはラジオにも当てはまるじゃないですか。それで選びました。
【79】男性/20代前半/大学院生
Creepy Nuts×菅田将暉の『サントラ』
菅田将暉さんとCreepy Nutsの『サントラ』です。僕の人生観に合っていて、この曲を聴くと自分を奮い立たせることができるんです。就活の時期に救われて、面接の前にも聴いていました。あの曲を聴いて、みんなも救われたら嬉しい……という気持ちでテーマ曲にしたいなと。ちょうど僕の出せる音域の限界がこの曲の菅田将暉さんのところで、カラオケだと本気でなんとか歌える感じなんですよ。大サビのずっと高いところで喉が死ぬんですけど(笑)。
テーマ曲ってバカスカかけるものではなく、ちゃんとした時にサラッとかかる感じじゃないですか。そこに『サントラ』をぶち込めば、リクエスト曲とはまた違うから、こっちから曲の魅力は語らないわけで。でも、暗にリスナーに伝わってくれたらいいなっていう伏線としてテーマ曲にしたいですね。
<20代(社会人)の場合>
【67】女性/20代後半/事務員
アンジュルムの『46億年LOVE』
オープニングにアンジュルムの『46億年LOVE』を使いたいなあって思います。結構アゲアゲな曲なんですよ。今は卒業しちゃったんですが、船木結ちゃんというメンバーがいて、その子が歌っていたパートが好きなんです。「夢に見てた自分じゃなくても 真っ当に暮らしていく 今どき」という歌詞が素晴らしくて。曲全体も“楽しく生きていこう”という感じなんですが、その歌詞がとても自分に刺さったので、選んでみました。
【69】男性/20代後半/会社員
オープニングはBase Ball Bearの『yoakemae』、エンディングは堀江由衣の『Angel 恋をした』
僕が選ぶなら『Hi-Hiのオールナイトニッポン0』のオープニングテーマだったBase Ball Bearの『yoakemae』ですね。今でも定期的に聴く曲です。やっぱりあの番組には思い入れがあります。
2011年の『THE MANZAI』を見て「面白い!」となって、その直後に始まっているんで。イントロのギターがとにかく好きです。もともとテーマ曲は決まってなくて、「好きな曲を送ってください」と募集して最初に届いたFAXがこれだったんです。だから、Hi-Hiのお二人やスタッフにはこの曲に何の思い入れもなく、リスナーが送ってきた一発目がこれだっただけなんですよね。
エンディングを選ぶなら、堀江由衣さんの『Angel 恋をした』。エンディング曲のイメージがあんまり思いつかなくて、パッと思い浮かんだのがこの曲。『天たま(堀江由衣の天使のたまご)』(文化放送)はずっと聴いてましたしね。オープニングとエンディングの色がだいぶ違いますが(笑)。
【71】女性/20代後半/会社員
藤井隆の『ナンダカンダ』
すごく迷ったんですけど、いろいろ考えた結果、藤井隆さんの『ナンダカンダ』をかけたいなと思いました。オープニングに使うなら、曲に入る前のイントロ部分を使いたいです。歌詞が始まるあたりで、番組をスタートさせたいんですよね。エンディングで使うなら、サビの部分で一番盛り上がるところを使って、楽しい気分で終わらせたいです。
私にとってラジオはワクワクしたもので、終わったあとは楽しい気持ちで満たされたいんです。そう考えた時、一番明るく楽しい曲じゃないかなって。メロディーが頭に残るので、パブロフの犬じゃないですけど、この曲を聴いた瞬間、「あっ、ラジオが始まる!」という興奮感が持てるんじゃないかと。イントロで言ったら、チェッカーズの『ギザギザハードの子守唄』もテンションが上がっていいなと思いました。
【85】男性/20代後半/メディア関係
SEKAI NO OWARIの『アースチャイルド』をオープニングで使いたい
「オールナイトニッポン!」とタイトルコールする時を想定すると……SEKAI NO OWARIの『アースチャイルド』ですね。
曲が流れてないところからFukaseさんが歌い出して、「この夜空に眠れない君を連れて 夢を見よう 朝が来るまで」って歌詞が入るんですよ。これでパーンと行けたらいいなって思うんです。ふと聴いた時に「これ、オープニングにメッチャよくない?」と感じたんですよ。エンディングはやっぱり『BITTERSWEET SAMBA』ですかね。
<30代の場合>
【70】男性/30代前半/WEB関連職
オープニングは豊崎愛生カバーの『雨上がりの夜空に』、エンディングは土岐麻子の『RADIO』
ラジオのキッカケは豊崎さんなんですけど、『おかえりらじお』の印象が強い曲を私がラジオをやった時に流してもしょうがないなと思いまして。豊崎さんの『ただいま、おかえり』は『おかえりらじお』色が強いのもあるから、それを使うのはどうかなと。
でも、自分がラジオをやると想像した時、若林さんとDJ松永さんじゃないですけど、薄く感じさせるというか、豊崎さんの影響下にあること、豊崎チルドレンであることを匂わせたいんですよね(笑)。番組内で語るんじゃなく、そっと何気なくオープニングで使うのがいいのかなって。それを考えた時に、豊崎さんはカバーアルバムを出しているんですが、その中でも元気がある曲がいいなと思いまして、RCサクセションの『雨あがりの夜空に』を選びました。
エンディングは土岐麻子さんの『RADIO』。豊崎さん繋がりで聴くようになったんですが、『PASSION BLUE』というアルバムに入っている曲で、これが自分のラジオ観に近く、エンディングらしいシットリした雰囲気なんです。直接の曲じゃないんですけど匂わせつつ、センスを感じさせられるのではないかなと思います。『アルコ&ピース D.C.GARAGE』のファルコン回での土岐麻子さんはヒーローみたいに思えたんで、そっちの匂わせでもありますね(笑)。
【84】男性/30代前半/経営者
オープニングはポルノグラフィティの『ハネウマライダー』、エンディングはOasisの『Whatever』
オープニングはポルノグラフィティの『ハネウマライダー』にしたいです。ラジオネームからの「ライダー」でもあるし、好きな「ライダー」が付く曲を探した時に思いつきました。僕もポルノさんが好きですし、歌詞の中に「ブレーキがきしむなら止まるのを諦めて」というフレーズがあるんですけど、そんな疾走感ある歌詞とギターソロが好きなんです。
エンディングは凄く迷ったんですけど、Oasisの『Whatever』。僕は高校時代に放送部に入っていて、1年間の写真をスライドショーにまとめて、最後の終業式の日に流していたんです。春の遠足、球技大会、文化祭、体育祭……そういう行事を中心にスライドにして、音楽と一緒に流すんですけど、そのエンディングで必ず使っていたのが『Whatever』でした。思い出もあるから、自分の中ではいいエンディングになるんじゃないかと。
【90】男性/30代前半/無職
ラジオに最も合う銀杏BOYZの『夢で逢えたら』
放送部時代に先輩のあとを継いで、自分もラジオ番組をやりました。文化祭の演し物みたいな形でやったんですけど、ベタなんですが、その時は『ビター・スウィート・サンバ』を使いましたね。今、自分で番組をやるなら……『ビター・スウィート・サンバ』はもう使ったので、今度は『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』で使っている銀杏BOYZの『夢で逢えたら』がいいです。
これって一番いいラジオのエンディング曲だと思うんです。番組終わりに一番合うなって。これよりもいいラジオに合う曲は出てこないですよ。今、昔の音源を聴いても「やっぱりメッチャいいなあ」って感じます。
【91】男性/30代前半/会社員
5 Seconds of Summerの『Don't Stop』
ジャンルとしてはロック系の曲がいいですね。それこそ福山雅治さんは『魂のラジオ』(ニッポン放送)や『地底人ラジオ』(渋谷のラジオ)でラモーンズの『Do You Remember Rock'N'Roll Radio?』をかけてますけど、あの曲を聴いたら、どんなに気分が沈んでいても上がっちゃうんですよね。だから、ああいう気分が上がる洋楽のロックナンバーがいいです。
なかなか具体的な曲は決められないんですけど……今、思い浮かんだのは5 Seconds of Summerの『Don't Stop』。爽やかさもあるんだけど、疾走感もあるんですよ。この曲はオープニングにしたいですね。
エンディングはロック感を残しつつ、しっとりした感じもあったほうがいいので、クイーンの『Radio Ga Ga』とか、ビートルズの『Magical Mystery Tour』とかですかね。
【92】男性/30代前半/テレビディレクター
オープニングは『Bad City』、エンディングはももクロの『L.O.V.E』
これは悩みました。プロレスも好きなんで、最初はウィル・オスプレイの入場テーマとか、あとは映画『新根室プロレス物語』のエンディングテーマ『プロレスが大好きだ』(J-REXXX)とかもいいなと思ったんですけど。
いろいろ考えた結果、オープニングはドラマ『探偵物語』のオープニング曲『Bad City』(SHŌGUN)がいいなと。冒頭のピアノのところは無視して、いきなり始まる感じがいいです。
エンディングはももいろクローバーZの『L.O.V.E』にしようかなと。去年、仕事が辛すぎて、朝に電車に乗っていて、会社のある駅に着いた瞬間、この曲が流れてきて、気づいたら、ボロボロボロボロって泣いてしまったことがあって……。自律神経が乱れるとすぐ泣いちゃうんですよね。多幸感に溢れた曲なんです。毎年恒例のクリスマスライブの時にテーマソングとして発表された曲で、そのライブにも行っていたから、いろいろ思い出してしまって。それをエンディングにしたいですね。
本当は銀杏BOYZとフジファブリックが好きなんですけど、『オールナイトニッポン』は電波の問題で聴けなかったから、『夢で逢えたら』にくりぃむしちゅーのイメージはないんです。話を聞いて、むしろそうなんだって驚きました。フジファブリックの『若者のすべて』も流したいけど、ちょっと違うかなって。
【72】女性/30代後半/事務職
THE HIGH-LOWSの『日曜日よりの使者』とJUDY AND MARYの『RADIO』
私の中ではすぐに決まりました。オープニングはTHE HIGH-LOWSの『日曜日よりの使者』です。日曜日の放送じゃなくても使いたいですね。好きなラジオ番組って、まさしく『日曜日よりの使者』みたいな存在だと思うんですよ。芸人さんのラジオって「世界中が どしゃぶりの雨だろうと ゲラゲラ笑える」し、「適当な嘘をついて その場を切り抜けて 誰一人傷つけない」のもそうだなって。この歌って『ダウンタウンのごっつええ感じ』が元になっているという話もあるんですけど、ラジオもそうだと思います。
エンディング曲に使いたいのはJUDY AND MARYの『RADIO』。エンディングは来週まで生き抜くために明るくしたいんです。歌詞にあるみたいに、ラジオをつけたらそこには誰かがいるし、ボリュームを上げたら気持ちも上がるじゃないですか。アラフォー世代ドンピシャの選曲ですけど、2曲とも素晴らしい名曲なので、若いリスナーにも響くと思います。
【89】男性/30代後半/プロデューサー&放送作家
オープニングゆずの『友達の唄』 ゲストで出るならAndymoriの『夢見るバンドワゴン』をかけたい
面白い質問ですね。センスを問われるなあ。アプリを使って配信する番組だと、今ってフリー音源を使わなきゃいけないんです。僕が関わっているのはそういう番組が多いので、この発想はなかったですね。
「みんなが知っている曲が好き」という感覚があんまりないんですよね。オープニング曲にするなら……ゆずの『友達の唄』ですかね。やっぱりラジオに誘ってくれた人たちなんで、ゆずは使ってみたいなと。
もしラジオにゲスト出演して、1曲好きな曲をかけるなら、Andymoriの『夢見るバンドワゴン』をかけたいです。以前かけてもらったこともありますよ。
<40代の場合>
【66】男性/40代前半/会社員
『BYE BYE POPSICLE』(L⇔R)と『Open Tuning』(.lady.)
L⇔Rというバンドが昔いて、そのバンドのデビュー曲が『BYE BYE POPSICLE』なんです。1992年に発表された曲なんですけど、リリースされた当時にニッポン放送の番組で凄く聴いた思い出があって。CMなのか、ヘビーローテーションだったのか。中学生の頃に聴いていたニッポン放送でよく流れていて、初めに自分がラジオを好きになった頃の記憶と繋がっているんです。だから、この曲がいいなと。
もう1曲挙げていいならば、『(A&G NEXT GENERATION)Lady Go!!』(超!A&G+)の最初のオープニングテーマだった.lady.の『Open Tuning』。凄く好きなんですよね。『BYE BYE POPSICLE』は最初にラジオを聴いた時の曲で、『Open Tuning』はラジオを聴くことを再開した時に流れていた曲で、どちらも“ラジオが楽しいな”って気持ちに繋がっています。
【75】女性/40代後半/主婦
坂本龍一の『Broadway Boogie Woogie』をオープニングにかけたい
初めて買ったアルバムが坂本龍一さんの『未来派野郎』なんですけど、その1曲目の『Broadway Boogie Woogie』が真っ先に思いつきました。単純に大好きな曲なんですけど、あまり知られてないから、紹介したいという気持ちも込めて。勢いのある曲なので、オープニングにいいかなと。
ラジオのテーマ曲って、メジャーすぎても、インディーズすぎてもってなりますけど、「そんな曲もあるんだね」と程よい感じなんで。知られてはないけど、カッコいいし、素敵でオシャレな曲を……と思って選びました。
【78】女性/40代後半/主婦・事務職
深夜の雰囲気を感じる星野源の『化物』
難しい質問ですねえ。その時の気分によるんでしょうけど、もし私がかけるとしたら、星野源さんの『化物』を選びます。なんとなく深夜の雰囲気を感じるんですよね。昔はひとりで家に帰ってきて夜にラジオを聴くこともあったんですけど、それとイメージが結びつく感じがしました。星野さんの曲はラジオに合うと思います。
<50代の場合>
【81】女性/50代前半/書店員
昔、ラジオで聴いたピカソの『PARADISE LOST』
アニメ『めぞん一刻』の主題歌『シ・ネ・マ』を歌っていたピカソというバンドをご存知ですか? ピカソのボーカル(辻畑鉄也)がパーソナリティを担当する『ALESCO MY HEARTFUL SELECTION』(TOKYO FM)という番組があって、『PARADISE LOST』という曲がオープニングにかかっていたんです。この曲がいいかなって。
「まったく知らない曲がかかっている。でも、歌っているのはたぶんピカソだ」と感じたのを覚えています。それであとからCDで聴いたんですよ。その時の印象が強く残っています。この番組も楽しかったですね。ゲストが来て、その人の曲をかけながら話を聞いていく感じでした。
【82】男性/50代後半/会社員
全国のアニラジにプッシュしたFRAMの『Step for Joy』
思いついたのはFRAMさんの『Step for Joy』。アニメ『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2』のエンディングテーマです。曲自体が明るくて、爽やかで、疾走感があるビタミンソングなんで、オープニングでもエンディングでもピッタリなんです。
FRAMさんのことはTwitterで知りました。ある時、MAGES.の宣伝担当の方が「どんなアニラジを聴いているんですか?」とつぶやいているのを見かけたので、自分が聴いている番組をお伝えしたことがあったんですね。
その方が何をしたかったかと言うと、宣伝のためにアーティストのコメントをどこで流すのがいいのかを見定めていたんだと思うんです。そのレーベルのアーティストのFRAMさんが気になって追いかけ始めました。曲を聴いても良かったですし、『THE CATCH』(超!A&G+)のパーソナリティも担当されるようになったので、メールも送るようになりました。
私には変な習慣があって、昔の緒方さんの時のように、毎年自分が推している曲はほとんどの聴いている番組にオススメメールを送っているんです。それで全国の番組で9回読まれて、FRAMさんにも喜んでもらえました。草の根ですけど、こういうこともできるんだという気持ちはあります。大きな宣伝にはなりませんけど、数人には聴いてもらえるし、Twitterのフォロワーさんに「FRAMさんはこういう人なんだ」と知ってもらえるだけでもいいので。
ラジオ沖縄に『アニメ魂のラジオ アニ魂』という番組があるんですけど、音声データをリスナーから集めたカラオケ大会があったんです。そこでは私が『Step for Joy』を歌った音声を流してもらいました(笑)。そういう経緯もあって、自分がラジオ番組をやるなら、この曲を選びたいです。
【86】男性/50代後半/アニメーション監督
オープニングもエンディングもポール・モーリアの『愛は夢の中に』
ポール・モーリアの『愛は夢の中に』(原題:I Won't Last a Day Without You)ですね。ディレクターをやっていた当時、「この曲で俺の好きなパーソナリティに喋らせたい」と思っていた曲です。オープニングもエンディングもこの曲がいいですね。どっちにも使える曲をと思って頑張って探した記憶があります。
実際にパイロット版の番組はこの曲を使って作ったことがあったんですけど、企画自体は通らなかったですね。いつかやりたいと思ったままだったので、この質問を見た時に「これしかない!」と思いました。
【87】女性/50代後半/主婦
オープニングは踊ってばかりの国の『僕はラジオ』、エンディングはマヒトゥ・ザ・ピーポーの『失敗の歴史』
オープニングだったら、踊ってばかりの国というバンドの『僕はラジオ』がいいです。「僕の名前はラジオ」という歌詞から始まるんですけど、ちょっとスローなテンポで凄くいいんですよ。これをオープニングにしたいですね。
エンディングにするなら、GEZANというバンドのボーカル、マヒトゥ・ザ・ピーポーさんの『失敗の歴史』。ちょっと暗い曲なんですけど、エンディングっぽい感じがあって、この曲を選択しました。どちらも仲がいいというのもあって、組み合わせ的にもいいなと。
【88】女性/50代後半/福祉関係
オープニングはMONGOL800の『矛盾の上に咲く花』、エンディングはAdoの『向日葵』
いろいろ考えましたが、選ぶならMONGOL800の『矛盾の上に咲く花』。イントロが凄くよくて。平和について考えている歌詞も凄くいいなと思ってチョイスしました。オープニングのイメージですね。
エンディングはAdoちゃんの『向日葵』。メロディが好きで、エンディングにいいなあと思っています。
リスナーの皆さんの意見はいかがだったでしょうか? ここからはあくまでもオマケ企画として、私(村上)の自問自答形式自作自演インタビューで“テーマ曲”について語ってみたいと思います。
極私的ラジオのテーマ曲に対する思い出と思い入れ
テーマ曲選びは“センス派”と“思い入れ派”に分かれる
――リスナーインタビューで「ラジオのテーマ曲」について質問してきて、村上さんはどんなことを感じましたか?
村上 何となくですけど、音楽知識のある方が名曲を掘り起こしてくる“センスタイプ”と、とにかく自分の気持ちだけで選んでくる“思い入れタイプ”がいるように感じました。どちらもラジオらしい感じがします。あと、ラジオ観も透けて見える部分があって、そこが面白いなと。今後もこの質問は続けていこうと考えています。
――村上さんはどっち派なんですか?
村上 僕は完全に“思い入れ派”なんです。学生時代は深夜ラジオをきっかけに好きになったアーティストばかり聴いて、あとはカラオケ用としてチェックする感じでしたし、その後も幅広く音楽に触れてきたわけじゃないから、音楽に関する知識が浅いんです。そこはラジオ好きとしてはちょっとコンプレックスでもあって。あんまり音楽に関して語る言葉を持っていないんですよ。
――そういうリスナーさんは他にもいるかもしれませんね。実際、取材した時のリスナーさんたちの反応はどうでしたか?
村上 「難しい質問」という意見が多いですね。「放送する時間帯やスタイルによっても違うから、決められない」と言われる方もいたので、「そこも含めて決めてください」という話はしています。
――タイトルコールのタイミングとか、前奏を流す・流さないとか、考え出したらキリがなさそうです。
村上 ちょっと大喜利っぽい感じもあるじゃないですか。“それなりに売れているけど、みんなが知っているほどではないアーティストのアルバム曲”とか、“いい具合に昔の曲だけど、懐メロにならず、今聴いても古さを感じさせない曲”とか、“直球の洋楽”とか、いくつかパターンもありますし。実際に仕事として選曲する立場なら、音楽の知識って必要なんだなって改めて感じましたよ。
個人的に思い出深いテーマ曲は……
――村上さん個人としては、思い出深いテーマ曲ってなんですか?
村上 他のリスナーさんが挙げていましたけど、『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』のエンディングテーマだった『夢で逢えたら』(銀杏BOYZ)がまず思い浮かびますね。この番組って“う○こち○こ番組”と言われるほどバカ話ばかりで、真面目な要素が一切なかったですけど、この曲に引っ張られて、なぜか切ない印象が強く残るんですよね。最後に全て浄化されるというか。
――村上さんがラジオリスナーと一緒にカラオケに行く時は、いつも最後に選曲しているという噂を耳にしましたよ?
村上 (無視して)ずっと聴いている『伊集院光 深夜の馬鹿力』(オリジナル曲)や『爆笑問題カーボーイ』(The Grid『Texas Cowboys』)のテーマ曲はムチャクチャ耳に馴染むなあといつも思います。あとは『松任谷由実のオールナイトニッポン』のエンディングに使っていた『STAY WITH ME』(ISLAND)や『朝井リョウ&加藤千恵のオールナイトニッポン0』の『赤黄色の金木犀』(フジファブリック)、『鈴村健一のユニゾン!』(文化放送)の『INTENTION』(鈴村健一)は記憶に残っています。たぶん最終回の最後に流れていたから、記憶に強く残っているんだと思うんですけど。
――確かにエンディング曲=最終回の最後に流れる曲になるから、終わった瞬間の衝撃や寂しさと合わさって、心に刻み込まれるのかもしれません。
村上 不思議なもんで、番組への思い入れとテーマ曲への思い入れが比例する場合もあれば、まったく関係ない場合もあるじゃないですか。僕は学生時代、TBSラジオの『岸谷五朗の東京RADIO CLUB』を熱心に聴いていたんですけど、テーマ曲と言われてもまったくピンと来ないんです。でも、ライバル的な存在で、そこまで回数は聴いていないはずの『伊集院光のOh!デカナイト』(ニッポン放送)が使っていたスピッツの『スパイダー』は物凄く記憶に残っているんですよね。
――ある程度、番組への思いは加味されるんでしょうけど、結局は「その曲が好きかどうか」「自分に合うかどうか」が重要なんでしょうね。
村上 ほかにもラジオにはジングルやコーナー曲、フィラーの存在もあるから、「テーマ曲は印象にないけど、コーナーの曲は覚えてる」みたいなパターンもあるじゃないですか。「パーソナリティがたまたま選曲した曲」や「リスナーがリクエストした曲」あたりまで含めると、本当にラジオの中に音楽との出会いって無数にあるんだなと。あまり意識しないけど、個人的に妙にひっかかっている曲もあるんじゃないかと思いますね。
村上が独断と偏見で選ぶラジオのテーマ曲
OP曲候補【1】 『夜間飛行』(篠原美也子)
――村上さんの滑舌でパーソナリティが務まるかは怪しいですけど、それはひとまず置いといて、自分でテーマ曲を選ぶとしたら、何にしますか?
村上 “思い入れ派”として、オープニングに選ぶなら、篠原美也子さんの『夜間飛行』ですね。篠原さんは90年代に『オールナイトニッポン』2部を担当されていまして、思春期の僕がハマった番組なんです。曲も好きで、ライブに行った経験も何度もありますし、あとはライターを志したきっかけもこの番組なので、篠原さんを選びたいなと。実際、地上波のラジオにゲスト出演した時、「好きな曲をかけられますよ」と言われたので、篠原さんの曲をセレクトしましたし。
※↑こちらの中で番組との関わりについて書いております。
――『夜間飛行』というタイトルだけに、夜がテーマの曲なんですか?
村上 まさにそうですね。深夜ラジオ好きとしては、どうしても「夜」の曲を選んでしまいます。2002年発表のバラードで、ピアノの弾き語りなんですけど、YouTubeにもサブスクにもないので、CD以外で聴いてもらうことができないんですよね。歌詞はHPで公開されているんですが、歌い出しが……
……という感じで、後ろ向きというか、シビアな現実を歌っているんですよ。その上で、今夜はそういう思いを「夜に羽ばたく鳥」のように解き放とう、と続いていくんです。なんか深夜ラジオのあり方に近いなと思って。普段の苦労やきつい体験をパーソナリティとリスナーが語り合って昇華するみたいなところってあるじゃないですか。ラジオのそういう雰囲気が好きなので。
OP曲候補【2】『君の顔が好きだ』(斉藤和義)
村上 ただ、ラジオ好きとしては、ディレクターに「明るい候補曲も出してくれ」と言われる可能性も考慮してまして、それで選ぶとしたら、斉藤和義さんの『君の顔が好きだ』がいいなと。
――この曲を選んだ理由は?
村上 この曲は『夜間飛行』に比べると、圧倒的に軽い雰囲気ですが、やっぱり歌詞がいいなと思って。冒頭から“いくら言葉を尽くしても君に対しては無意味だ”ってことを歌っているんですけど、ラジオもそういうニュアンスがあるじゃないですか。たくさんの言葉が語られても、世の中的には大した意味はないし、でもそこが面白くて、素晴らしくもあって。“顔さえよければ、あとは妄想でどうにでもなる”なんて感じの歌詞もあるんですけど、そこもラジオっぽいなと。自分がラジオをやるなら、そのぐらい軽いスタンスがいいなと思って選びました。
――結構古い曲なんですね?
村上 94年発売の3rdシングルですからね。斉藤和義さんを知ったのはラジオがキッカケなんですよ。デビュー曲の『僕の見たビートルズはTVの中』がラジオでかなりプッシュされていて、たまたま耳にして興味を持って。初期はCDも毎回買ってました。あと、定期的にカラオケに一緒に行ってた女の子が斉藤和義ファンだったので、それに合わせて曲を覚えていた時期もあります。カラオケ世代というのもありますけど、『君の顔が好きだ』は一時期毎回歌う十八番でした。
ED曲候補【1】『pure soul』(GLAY)
――エンディング曲は候補が3曲あるらしいですね。リスナーインタビューではそんなにたくさん候補を挙げさせてないのに……。
村上 役得ということで勘弁してください。1つ目の『pure soul』は98年発売のアルバムに入っている曲で、アルバムのタイトルも『pure soul』です。たぶんカラオケ用にいい曲がないかとCDレンタルで借りて、その時に出会ったんじゃないかと思います。この曲もまさに「夜」の歌なんですよね。静かな始まり方だけど、疾走感もあるし、ちょっと切ない雰囲気もあって、くだらない話をしたあとに流すエンディング曲にピッタリだなと。歌詞に出てくる「賽を振る時」という表現も好きです。
――村上さんはGLAYファンだったんですか?
村上 世代としてはドンピシャだと思いますけど、ファンだったわけじゃないです。だから、ファンの中でこの曲がどういう位置づけなのかはまったく知らないんですよ。またカラオケの話になるんですけど、GLAYは10曲ぐらい歌える気がするので、それなりに聴き込んでいたんじゃないかと。特にその中でこの『pure soul』は琴線に触れたんでしょうね。
――まさかこの曲も「一緒にカラオケに行っていた子が」なんて話にならないでしょうね?
ED曲候補【2】『さよならまたね』(ケツメイシ)
村上 それは2曲目のほうでして……。2007年発売のアルバム『ケツノポリス5』の最後に入っている曲です。昔からの友達とまったり飲んだあとに、寂しい気持ちになりつつも「また会おう」と約束する……なんて感じの歌なんですけど、やっぱり「夜」の歌ですし、エンディングにいいなって。パーソナリティもリスナーも「来週また会おう」と約束して、それぞれの生活に戻っていく感覚もあるじゃないですか。ケツメイシがまさにさっきとは別の「一緒にカラオケによく行っていた子」が好きで、それで聴き漁ったアーティストなんですよね。
――さっき「音楽の知識がない」なんて言ってましたけど、結局女性に合わせて聴いていただけで、知識が身についていなかったというオチだったとは(失笑)。
村上 褒められたくて、必死にラップを覚えていました(苦笑)。だから、正直、ケツメイシのメンバーの名前や顔はまったくわからないんですが、それでも好きな曲かつ名曲なのは確かですよ。いまだにふと口ずさんでいる時がありますから。
ED曲候補【3】『(please) forgive』(BUMP OF CHICKEN)
――3曲目でようやく新しめの曲が出てきましたね。といっても、2010年代ですけど。
村上 これは2014年発売のアルバム『RAY』に入っている曲です。これもカラ……。
――まさかまた「一緒にカラオケによく行っていた子」に合わせたとか言うんじゃないでしょうね? カラオケ話はどうでもいいので、曲の説明をしてください。
村上 わかりました。1曲目も2曲目もそうですけど、エンディング曲って僕の中ではちょっと寂しくて、切ない雰囲気が欲しいんです。それで考えた時に思い浮かんだ曲ですね。例によってBUMP OF CHICKEN自体の知識はほとんどないんですけど、一通り曲は聴いているアーティストです。歌詞に「飛行機」が出てくるんですよね。『夜間飛行』と連動させて選んだら面白いかなと思いました。
――航空会社をスポンサーに持って来やすいかもしれませんね(笑)。
村上 実際オープニングもエンディングも候補曲が実は倍ぐらいあったんですよ。僕みたいな人間でもこれだけ案が出てくるわけですから、音楽好きのリスナーさんなら、この妄想だけでしばらく酒の肴に困らないかもしれません。
――村上さんのセレクトはともかく、確かにいろんな人の意見が聞きたくなりました。
村上 それこそ紹介するイベントにしたり、ラジオのリクエストテーマにしたりしても面白いかもしれないです。個人的には「自分がプロレスラー(格闘家)になったら、使いたい入場テーマ曲」も話したいんですけどいいですか? 入場ゲートをゆっくり上がってきて、長い花道を歩くのにピッタリの曲があるんですよ。それが……。
――(強引に遮って)その話は別の機会にして、さっさと終わりにしましょう。
村上 今後ともリスナーインタビューでは同様の質問をしていくつもりです。中高生や60代以上の方の意見も聞きたいですね。いつか取材する可能性もありますから、ぜひこれを読んだ皆さんも頭の中で自分なりのテーマ曲を考えてみてください!