
夜間光データAI分析で中国GDP水増しはバレバレ!
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予想以外にクリスマス商戦は不調だった米国
欧州市場は総じて上昇する中、米国の経済指標12月の小売売上高は前月比+0.4%と予想を下回り、10年債利回りは4.66%台まで上昇。為替市場では1ドル156円付近まで、米市場閉場後には155円台に突入し、円高ドル安が進行、WTI原油先物価格は79ドル台後半まで下落した。
取引開始後、TSMCの好決算を受けて半導体関連株が上昇する一方、ユナイテッドヘルスが売られた。ウォラーFRB理事が2025年前半の追加利下げの可能性を示唆し、景気敏感株が買われる場面もあったもののが、アップルの中国での販売減少報道を受け、IT主力株は軟調な展開となりました。某テレビではアップルの悪材料という表現にとどまっていたが、「中国での販売減」とは言わないのはなぜなのか。国家資本主義でアメリカ経済を食い物にしようとしていたが、経済低迷でアップル離れが進んだとは言えない日本の旧メディアばかりだ。
IT主力株の軟調な推移が響き、上値の重い展開が続き、対中半導体規制強化への報復措置発表を受けてテキサス・インスツルメンツが下落するなど、全体的に売り優勢の展開となった模様。
イギリス経済
2024年11月の英国GDPは前月比0.1%増と、予想の0.2%増を下回る弱い成長となった。サービス部門は宿泊・飲食業(2%増)やIT関連(1%増)が牽引し0.1%増となった一方、製造業は0.3%減少。建設部門は0.4%増加したが、生産部門全体では0.4%減少した。9-11月期の3ヶ月間では、前期比で成長が停滞する結果となった。FTSE: 8,391.90、GBP/JPY: 189.9745円
欧州株式市場
ドイツ経済が停滞している中、欧州株式市場は大幅高で取引を終えた。STOXX50は1.4%上昇して5,102ポイントと2000年以来の高値に迫り、STOXX600も0.9%上昇して520ポイントと過去最高値に接近した。リシュモンの好調な業績見通しを受けて高級ブランド株が急伸し、ASMLもTSMCの好決算を受けて4.6%上昇。ECBの利下げ期待も相まって、幅広いセクターで買いが入る展開となった。SXSE: 5,106.93、EUR/JPY: 159.9680円
夜間光データのAI分析で中国GDP水増しはバレバレ!
中国のGDP統計には水増しの疑惑があることは国際的にも、長年、言われてきたが、中国国内で活動する中国人エコノミストが「中国のGDPは5%の成長を見込んでいるが良くても2%程度だ」と記者会見を行ったら、そのエコノミストの中国国内のSNSアカウントが閉鎖されたと報道された。
これまで相変わらず、日本の旧メディアは全く異論を唱えることもなく、喜んで受け入れ、中国関連銘柄が買われ、新聞社の作った日経平均株価も上昇することが多い。日本はこうしたことを受け入れ、経済的に専制主義国家に組みしているのか?と思う側面が見え隠れしている。
中国のGDPは地方政府の統計の積み上げであり、地方政府は成長率を高く見せるために統計を改ざんしている可能性が指摘されている。例えば、ある省では2011年から2014年にかけて毎年財政収入を20%以上水増ししていたことが判明しているのに日本ではあまり報道されない。
中国のGDP成長率は、実際の経済活動を反映していない可能性大であり、衛星から写した夜間光データを用いた推計値と比較すると3割以上、下手したら5割近く過大評価されているという客観的なデータによる研究もある。地方政府の幹部が中央政府の目標を達成するために統計を水増しを行い、出世を狙う動きがあるとされており、中国政府は統計不正の取り締まりを強化し、改ざんを指示した責任者も処罰の対象としていると表明しているが、取り締まりを受けるべきはどっちだという感じがしないでもない。

夜間光データのAI分析とは
シカゴ大学ハリススクール(公共政策学)の経済学者ルイス・マルティネス氏は、世界銀行が集計している世界184カ国のGDPデータと、アメリカ海洋大気庁が運用している防衛気象衛星計画が観測した各国の夜間光データ(the night-time-light elasticity of GDP)から推測される実際の経済発展を比較する研究を行った。
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