クーヨン(2021年5月)モンテッソーリで育児力アップ

0歳の発達に良い環境づくり

【生後6~10ヶ月頃】
~話しことばのリズムを獲得

聞こえる音を真似したり、喃語を交えながら
リズムで発声したりする。
この時期は脳がたくさんのことばや音の処理に集中しているので、
不要なBGMは処理内容が増え、脳が疲れる。
肉声での話しかけや、歌をうたうのもおすすめ。

~眠るときは静かな暗い場所で
睡眠中はその日の事を脳に定着させているので、
しっかり休める環境を。

~両手を使った作業を
箱の中のものを取り出したり、何度も同じことを繰り返したりする時期
その中で力加減や距離感を調整できるように。
(モンテ園では1歳過ぎから最初は毛糸針で、2歳半頃から普通針で
針に糸を通したり、縫い刺しをする取り組みも)

~日常の体験をたっぷりと
テレビやスマホは刺激過多。とくに3歳頃までは極力避ける。
ファンタジーやフィクションよりも現実に根づいた活動体験を。

【生後10~12ヶ月頃】
~言葉を話しはじめる

自分から話しだそうとする時期。大人から一方的に話しかけるのでは
なく、何を話そうとしているか、耳を傾け、反応を返す。

~つかまり立ちがはじまる
安定したスツールやちゃぶ台でたくさん伝い歩きを。

1~3歳の発達は家事で育つ

最初は慣れない作業に失敗もあるが、根気よく何度もやり方を見せる。
自信と自尊心が育まれ、人生を切り開いていく素地ができる。

【1~3歳で大きく発達すること】

「知性」
材料を順番に入れるなどの作業を通して、
倫理や先を見通す力ついてくる。
「意志」
自分でやりたい、という意志があらわれる時期。
ひとりでできる経験の積み重ねが自信につながり、感謝される
ことで自尊心が育つ。
「言語」
大人と一緒に作業をする中で、言葉を交わすことが言語の
発達につながる。
「運動」
運ぶ、つぶす、拭くなどの家事の運動がバランス感覚や運動機能の
発達につながる。

【お手伝いのポイント】
①使う道具は定位置を決める。
引き出しなどに入れるより、
いつでもパッと見て分かるような収納がよい。
②子供に任せる。
~まずは配膳にチャレンジ
お皿を置く(正しい配膳の位置を親も学んで、最初は置く位置を
刺繍したランチョンマット等を用意)
~食材の準備、調理
3歳頃まではバターナイフやリンゴカッター、エッグカッターなどを
利用するとよい。最初は計量を大人がして、入れるだけ・混ぜるだけ
から始めてみる。
~お片付け
洗い物は汚れの少ないものや、油よごれなどは軽くふいてから
チャレンジさせる。洗剤は刺激の少ないもの、スポンジは子供の
手の大きさに切る。


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